こんにちは、はるをです。
善と悪、友情と裏切り、二人の魔女の運命が交錯する、涙なしには見られない感動のミュージカル映画「ウィキッド ふたりの魔女(原題:wicked)」について解説!
アリアナ・グランデとシンシア・エリヴォが圧倒的な歌唱力で魅せる、魔法と音楽に満ちた感動の物語です。

ウィキッド ふたりの魔女|あらすじ
大注目の映画「ウィキッド ふたりの魔女(原題:Wicked)」は「オズの魔法使い」の前日譚というだけでもワクワクしますよね!
私も公開を心待ちにしていた一人なんです。それでは、早速その世界へと足を踏み入れていきましょう!
映画「ウィキッド ふたりの魔女」徹底解説:あらすじ
この物語は、私たちがよく知る「オズの魔法使い」で“西の悪い魔女”と呼ばれるエルファバと、“善い魔女”グリンダという二人の、まだ誰も知らない眩しいほどの友情と、切ない運命の始まりを描いた壮大なファンタジーミュージカル映画です。
魔法と幻想に満ちた国オズにある名門校、シズ大学。そこで、全く異なる背景を持つ二人の少女が出会うことから物語は大きく動き始めます。
一人は、生まれつき緑色の肌を持つエルファバ・スロップ。誰よりも優しく聡明でありながら、その特異な容姿ゆえに家族や周囲から疎まれ、孤独を抱えて生きてきました。
もう一人は、誰からも愛され、常に注目を集める人気者のガリンダ・アップランド。美しく、野心家で、特別であることを強く望んでいます。
そんな二人が、ひょんなことから大学の寮でルームメイトになるのですから、さあ大変!
見た目も性格も、そして何より魔法の才能までまるで正反対のエルファバとガリンダは、最初こそ激しく反発し合います。
お互いの言動や価値観の違いに戸惑い、衝突を繰り返す日々。でも、不思議なもので、そんなぶつかり合いの中で、二人は次第に相手の内に秘めた本当の姿に気づき始めるのです。
エルファバの優しさや正義感、ガリンダの明るさや隠された繊細さ。お互いの理解を深めていくにつれて、二人の間にはかけがえのない友情が芽生えていきます。
私自身も、最初は反発し合っていた友人との間に、ある日突然強い絆が生まれた経験があるので、この二人の関係性の変化にはとても共感しました。
そんなある日、エルファバは、誰もが憧れる偉大なオズの魔法使いに、その秘めたる特別な力を見出されます。
「あなたの力は世界を変えることができるかもしれない」?そんな言葉に胸を躍らせ、エルファバはガリンダと共に、魔法使いが統治する壮麗なエメラルドシティへと旅立ちます。
「ついに、私の才能が認められる時が来たんだ!」エルファバの期待は最高潮に達します。
しかし、エメラルドシティで二人が目の当たりにしたのは、オズに隠され続けてきた驚愕の“ある秘密”でした。
それは、単に二人の運命だけでなく、オズの国のあり方そのものを永遠に変えてしまうような、深く暗い秘密。
エルファバは、オズの魔法使いが動物たちの言葉や権利を奪い、自らの権力を維持するために恐ろしい策略を巡らせていることを知ってしまうのです。
さらに、彼女自身の魔法の力が、意図せずその策略に利用されていたという衝撃の事実に気づき、深く傷つき、大きな怒りを覚えます。
一方、ガリンダは、オズの魔法使いに取り入ることで、自身の望む“特別”な存在になろうとしています。
エルファバの正義感や動物たちへの共感とは裏腹に、彼女は自身の名声や地位を高めることに心を奪われていくのです。
二人の間に生まれた友情は、この決定的な瞬間に、それぞれの選択によって大きく揺らぎ始めます?
エルファバは、オズの不正を暴き、動物たちを守るために立ち上がることを決意します。
しかし、その行動はオズの魔法使いやマダム・モリブルによって、「邪悪な魔女」というレッテルを貼られ、国中から追われる身となるのです。
かつては心を通わせたガリンダも、オズの体制の中で生きることを選び、エルファバとの道は完全に分かれてしまいます。
二人は、それぞれの信じる道を歩み始めるのですが、その先に待つのは、誰も予想しなかった悲劇的な運命でした。
映画のラストシーンでは、エルファバが魔法のほうきに乗り、エメラルドシティを後にする姿が描かれます。
夕焼け空を舞い上がりながら、彼女は自らの信念を力強く歌い上げます。その姿は、まさに「重力を打ち破る(Defying Gravity)」強さと決意に満ち溢れていました。
そして、物語は「To be continued…」という言葉と共に幕を閉じ、観る者に次なる展開への大きな期待感を抱かせます。
私自身、このあらすじを追っていく中で、エルファバの孤独や葛藤、そして彼女の持つ強さに心を強く惹かれました。
同時に、ガリンダの心の揺れ動きや、友情と野心の間で葛藤する姿も人間らしくて共感できました。
二人の少女の出会いから、それぞれの選択、そして未来へと続く物語は、私たちに友情や正義、そして自分らしく生きることの意味を深く考えさせてくれるのではないでしょうか。
ウィキッド ふたりの魔女|キャスト・吹き替え声優は?
「ウィキッド ふたりの魔女」を彩るキャストたちは、その実力と存在感で物語に深みと輝きを与えています。
主要なキャラクターとその役を演じる俳優、そして日本語吹き替え声優の方々を詳しく見ていきましょう。
まず、主人公の一人であるエルファバ・スロップを演じるのは、圧倒的な歌唱力と演技力を持つシンシア・エリヴォ。
緑色の肌を持ち、周囲から誤解されがちなエルファバの、内面の複雑な感情を見事に表現しています。
彼女の歌声は、エルファバの抱える孤独や怒り、そして強い信念を力強く、そして繊細に私たちに届けてくれます。
日本語吹き替え版では、ミュージカル『ウィキッド』でエルファバ役を長年演じてきた岡村美南さんが担当されます。

舞台で培われたその表現力は、映画でもきっとエルファバの魂を吹き込んでくれることでしょう。
もう一人の主人公、グリンダ・アップランドを演じるのは、世界的なポップスターであるアリアナ・グランデ。
美しく人気者でありながら、内には特別でありたいという強い願望を抱えるグリンダを、チャーミングかつ多層的に演じています。
彼女の透明感のある歌声は、グリンダの持つ明るさや可愛らしさ、そして時折見せる脆さを表現するのにぴったりです。
日本語吹き替え版では、こちらもミュージカル『ウィキッド』でグリンダ役を演じてきた谷原志音さんが担当されます。
舞台で数々の観客を魅了してきた彼女の歌声と演技が、映画版グリンダに新たな魅力を与えてくれるのが楽しみです。
エルファバとグリンダが出会うシズ大学に通う、ハンサムでどこか軽薄なウィンキーの王子、フィエロ・ティゲラーを演じるのは、ドラマ「ブリジャートン」シリーズで知られるジョナサン・ベイリー。
物語の中で、エルファバとグリンダの間で心が揺れ動くフィエロを、魅力的に演じています。
彼の持つ憂いを帯びた表情や、時折見せる優しさが、フィエロというキャラクターに深みを与えています。
日本語吹き替え版では、ミュージカル俳優として活躍する海宝直人さんがフィエロの声を担当されます。
その力強く伸びやかな歌声は、フィエロの感情の動きを鮮やかに表現してくれるでしょう。
オズの国を支配する偉大なるオズの魔法使いを演じるのは、個性的な存在感を放つ名優ジェフ・ゴールドブラム。
物語が進むにつれて、その裏の顔が明らかになっていくオズの魔法使いを、ミステリアスかつコミカルに演じています。
彼の独特の語り口や、どこか掴みどころのない雰囲気が、オズの魔法使いというキャラクターにぴったりです。
日本語吹き替え版では、数々の洋画で印象的な声を演じてきた大塚芳忠さんがオズの魔法使いの声を担当されます。
その深みのある声は、魔法使いの威厳と同時に、隠された裏の顔を感じさせてくれるはずです。
シズ大学の魔法学部長であり、エルファバの才能を見出すマダム・モリブルを演じるのは、アカデミー賞受賞歴を持つミシェル・ヨー。
表向きは親切でありながら、裏では恐ろしい動物実験に関わっているという二面性を持つマダム・モリブルを、貫禄たっぷりに演じています。
彼女の持つ威圧感と、時折見せる冷酷な表情が、マダム・モリブルの複雑なキャラクターを際立たせています。
日本語吹き替え版では、数々の海外ドラマや映画で活躍する塩田朋子さんがマダム・モリブルの声を担当されます。
その落ち着いた声色は、モリブルの知性と裏に潜む野心を表現するのに最適でしょう。
シズ大学の歴史教授であり、話すヤギであるディラモンド教授の声を務めるのは、演技派俳優ピーター・ディンクレイジ。
エルファバに親切に接する一方で、後に追放されてしまうという悲しい運命を背負ったディラモンド教授の声を通して、物語に重要なメッセージを伝えてくれます。
日本語吹き替え版では、幅広い役柄を演じ分ける名声優山寺宏一さんがディラモンド教授の声を担当されます。
その豊かな表現力は、言葉を話すヤギというユニークなキャラクターに命を吹き込んでくれるでしょう。
その他にも、グリンダに恋心を抱くマンチキンのボック・ウッドスマンをイーサン・スレイターが演じ、日本語吹き替え版では入野自由さんが担当。
エルファバの妹で、足が不自由なネッサローズ・スロップをマリッサ・ボーディが演じ、日本語吹き替え版では田村芽実さんが担当。
グリンダの大学時代の友人であるファニーをボーウェン・ヤンが演じ、日本語吹き替え版ではkemioさんが担当。
同じくグリンダの友人シェンシェンをブロンウィン・ジェームスが演じ、日本語吹き替え版ではゆりやんレトリィバァさんが担当するなど、個性豊かなキャストたちが物語を盛り上げます。
私自身、これだけの豪華なキャストが集結した「ウィキッド ふたりの魔女」は、その演技力だけでも見応えがあるだろうと確信しています。
特に、シンシア・エリヴォさんとアリアナ・グランデさんの二人が織りなす化学反応が今から本当に楽しみです。
日本語吹き替え版も、舞台でエルファバとグリンダを演じてきたお二人が参加されるということで、舞台ファンにとってもたまらないサプライズですよね!
ウィキッド ふたりの魔女|感想は?
映画「ウィキッド ふたりの魔女」徹底解説:見た人の感想
アメリカでの公開からしばらく経ち、「ウィキッド ふたりの魔女」を鑑賞した多くの人々から様々な感想が寄せられています。
私もSNSやレビューサイトをチェックしてみたのですが、その反響は非常に大きく、熱い想いがたくさん語られていました。
ここでは、そんな「見た人の感想」を徹底的にご紹介したいと思います。
まず、目立ったのは、主演のシンシア・エリヴォさんとアリアナ・グランデさんの演技と歌唱力に対する絶賛の声です。
特に、アリアナ・グランデさんがグリンダを見事に演じきり、彼女の新たな一面を見ることができたという意見が多く見られました。
もちろん、シンシア・エリヴォさんの圧倒的な歌唱力と、エルファバの複雑な感情を表現する演技も高く評価されています。
二人のハーモニーは鳥肌ものだったという感想も多数ありました。
また、映画の映像美、プロダクションデザイン、そして衣装の素晴らしさを指摘する声も非常に多かったです。
魔法の世界オズを、息をのむほど美しく、そして細部までこだわり抜いて作り上げていることが、観客を魅了しているようです。
特に、シズ大学やエメラルドシティの壮麗なセット、そしてエルファバとグリンダの華やかな衣装は、見る者を物語の世界へと引き込む大きな要素となっているようです。
ジョン・M・チュウ監督の手腕を称賛する声も多く聞かれました。
ミュージカル映画としての演出はもちろんのこと、物語の感情的な深さや、ユーモアのセンスも評価されているようです。
舞台版の要素を大切にしながらも、映画ならではの表現を追求している点が、多くの観客に支持されているのではないでしょうか。
さらに、映画が2部作として制作されたことについても、概ね好意的な意見が多いようです。
舞台版の壮大な物語を1本の映画に詰め込むのは難しいと考えていた人が多く、2部作になったことで、それぞれのキャラクターの心情や物語の展開をより丁寧に描くことができるようになったと感じているようです。
特に、第1部ではエルファバとグリンダの友情の始まりや、オズの秘密が明かされるまでをじっくりと描いているため、物語への没入感が高かったという意見がありました。
もちろん、一部には否定的な意見も見られました。上映時間の長さを指摘する声や、物語の展開が単調に感じられたという意見も少数ながらありました。
また、映像の色調について、現代的なカラーグレーディングが合わないと感じたという声も、熱心なファンの中にはあったようです。
SNS上では、「Defying Gravity」のシーンがやはり大きな話題となっていました。エルファバが空へと舞い上がり、力強く歌うシーンは、まさに圧巻で、感動したというコメントが多数寄せられています。
また、舞台版での有名な演出へのオマージュも、ファンにとっては嬉しいサプライズだったようです。
その他にも、劇中に登場する空飛ぶ猿(Winged Monkeys)の描写が、子供の頃に「オズの魔法使い」を見てトラウマになった世代には、再び恐怖を呼び起こしたという感想もあり、話題になっていました。
私自身も、これらの感想を読んでいると、早く劇場でこの感動を体験したいという気持ちがますます高まります。
多くの人が、この映画を通して、友情や葛藤、そして自分の信じる道を貫くことの大切さを感じているようです。
舞台版からのファンはもちろんのこと、「オズの魔法使い」を知らない人でも楽しめるという意見も多く、幅広い層に支持されていることが伺えます。
皆さんも、ぜひ劇場で「ウィキッド ふたりの魔女」の世界に浸ってみてください!きっと、忘れられない感動が待っているはずです。そして、パート2の公開も今から待ち遠しいですね!
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