Unseen/名もなき存在(netflixドラマ)シーズン2|あらすじ・キャストは?面白い?

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こんにちは、はるをです!

この記事ではnetflixで5月7日に配信開始されたばかりのドラマ「Unseen/名もなき存在」シーズン2について解説しています。

「Unseen/名もなき存在」シーズン2では刑務所からの脱出、新たな敵との対峙、そして衝撃の真実…ゼンジの壮絶な戦いが再び幕を開ける!

姿を消した夫の謎を追うゼンジの戦いは、想像を絶する危険な領域へと突入し…

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復讐心に燃えるゼンジが、巨大な悪に立ち向かう!手に汗握るクライムアクション作品です。

Unseen/名もなき存在 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
清掃係として働く女性は、こつ然と姿を消した夫を必死に捜し回る。やがて彼女は恐ろしい犯罪組織に悲劇の過去を掘り起こされ、泥沼のような暴力の連鎖へと引きずり込まれてゆく。

Unseen/名もなき存在(netflixドラマ)|シーズン1の振り返り

「Unseen/名もなき存在」の物語は、ゼンジという一見どこにでもいる控えめな清掃員の女性を中心に描かれています。

物語の冒頭で、彼女が何人もの男性を手にかけた容疑で逮捕される衝撃的なシーンから始まるんですよね。

そして、そこから時間が巻き戻されて、なぜ彼女がそんな状況に追い込まれたのか、その5日間の出来事が明かされていきます。

始まりは、刑務所から釈放されるはずだった夫マックス を迎えに行ったゼンジが、彼がすでに出所していたことを知るところからです。

マックスは2年前にヤジッドという男性殺害の罪で服役していたんですが、実は彼が刑務所にいる間、信じられないことに、ゼンジとマックスの間に生まれた幼い息子エスルがギャングによって命を奪われてしまうという悲劇が起こっていたんです。

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もう、この時点で胸が張り裂けそうになりますよね…。

夫の行方が分からず、息子を亡くした悲しみと、そして自身が住むアパートの大家エンリコのように、次々とゼンジに冷たく、あるいはひどく接してくる人々に直面する中で、彼女は自らの手で夫を探し出すことを決意します。

その過程で、マックスの知人でギャングのレイモンド に接触するのですが、そこで彼女は彼の銃を手にすることになり、予期せぬ形で最初の殺人を犯してしまいます

それが、マックスのことで脅してきたジャクソンという男だったんですね。

一度殺人を犯してしまったゼンジは、そこから犯罪の世界にどんどん引きずり込まれていきます。

レイモンドの手下になることを持ちかけてきたアーニー、そしてレイモンドに命令されて彼のボスであるブレッシング までも手にかけます。

もう、普通の清掃員だった女性が、どんどん追いつめられていく姿を見るのは、本当に息苦しくなります。

でも、同時に、生き延びるため、そして夫を見つけるために必死にもがくゼンジの強さも感じられて、目が離せなくなります。

彼女の行動は警察の知るところとなり、モーケル刑事ライナーズ刑事 が彼女を追いますが、同時にブレッシングの弁護士であるルーベン・セロン もブレッシングの死に疑問を持ち、彼女を追います。

レイモンドはゼンジに自分を裏切られるのを恐れて、手下のジョセフに彼女を始末させようとしますが、ゼンジはジョセフを返り討ちにします。

ジョセフの最期の言葉から、マックスがカレドンという場所に母親と隠れていることを知ったゼンジ。

なぜマックスが隠れていたのかというと、彼はブレッシングのマネーロンダリングに関わっていたのですが、ブレッシングがヤジッドを殺害した際に、マックスがその罪を被るよう強要されていたからだったんです。

マックスはブレッシングに妻子の安全を約束されていましたが、それが守られなかったため、ジャーナリストのファルーク と協力してブレッシングを告発しようとしていたんですね。

マックスとゼンジは再会しようとしますが、マックスは待ち合わせ場所に向かう途中で警察により命を落とすことになります。

そして、ファルークがマネーロンダリングの証拠を収めたUSBをマックスに渡していたのですが、それがレイモンドの手に渡ってしまいます。

夫を目前で失い、証拠も失ったゼンジは、モーケル刑事に拘束されます。

拘束されたゼンジは、エスルがレイモンドの銃で撃たれていたこと、そしてマネーロンダリングの黒幕がアンドリュー・ハーティングという非常に権力のある人物だったことを知ります。

ハーティングはゼンジを消そうとし、警察官に命じて彼女を脱獄に見せかけて命を奪おうとしますが、ゼンジはまたしても死地をくぐり抜けます。

そして、ついにエスルを亡き者としたレイモンドと対峙するゼンジ。

レイモンドは事故だったと弁解しますが、ゼンジは彼を燃え盛る建物の中に残し、復讐を果たします。

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物語の結末は、本当に胸が締め付けられるものでした。

息子と夫、そして全ての希望を失ったゼンジは、ビルの屋上の縁に立ち、自らの命を亡きものにしようとします。

妹のナレディ が必死に呼びかけ、一緒に戦おうと説得しますが、ゼンジが一歩踏み出すところでシーズン1は終わるんです。

ゼンジが生き延びたのか、それとも…その答えは曖昧なまま、視聴者は次のシーズンを待つことになりました。

本当に、ゼンジの人生があまりにも過酷で、彼女が背負うものが重すぎて、見終わった後もしばらく放心状態になってしまいました。

まさか、こんなにも心をえぐられるドラマだったなんて…。

Unseen/名もなき存在(netflixドラマ)シーズン2|あらすじ

シーズン1のあの衝撃的な終わり方、ゼンジがビルの縁で一歩踏み出したその後がどうなったのか、本当に気になって夜も眠れませんでした(というのは少し大げさかな?笑)。

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でも、シーズン2が配信されてすぐに飛びついてしまいました!

まず最初に明らかになるのは、ゼンジはあの時、死を選ばなかったということ。

そして、彼女はシーズン1の終盤で逮捕された後、刑務所に収容されているところからシーズン2は始まります。

刑務所での生活は想像以上に厳しく、ゼンジは他の受刑者からの暴力や脅威にさらされます。

シーズン1であんなにも強く戦ってきたゼンジが、ここでは少し怯えているように見える瞬間もあり、また新たな苦境に立ち向かわなければならないのか…と同情してしまいました。

そんな中で、ゼンジは自身がマックスとの子供を妊娠していることを知るんです。

一度は全てを失い生きる希望を失いかけたゼンジでしたが、この新しい命の存在が、彼女に再び生きる力と、そして「この子だけは何としてでも守らなければならない」という強い決意を与えます。

そして、刑務所での出来事がきっかけとなり、ゼンジは脱獄を決行するんです。

脱獄後、彼女の目的は、自らの命と生まれてくる子供を守りながら、自分をこの状況に追い込んだ犯罪組織、特にその黒幕であるアンドリュー・ハーティング と、彼に加担した者たちを暴き出し、マックスの無実を証明し、そして復讐を果たすことへと変わっていきます。

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ゼンジの孤独な戦いかと思いきや、ここでも協力者が現れます。

シーズン1からゼンジを追っていたモーケル刑事 は、ゼンジが単なる殺人犯ではなく、巨大な陰謀に巻き込まれた被害者だと感じており、彼女との間に奇妙ながらも強い絆のようなものが生まれます。

彼は腐敗した組織に立ち向かうゼンジを、独自に、あるいは非公式に助けるようになります。

また、ジャーナリストのルフノ や、ゼンジの妹であるナレディ も、姉を心配し、支えようとします。

シーズン1でゼンジを追っていたライナーズ刑事 も、銀行の犯罪組織の調査を続けます。

しかし、敵であるハーティングやルーベン・セロン といった組織の人間は、ゼンジを黙らせるためなら手段を選びません。

ゼンジや彼女の協力者たちの命が危険にさらされる、さらに緊迫した展開が続きます。

残念ながら、このシーズンではライナーズ刑事やルフノといった、ゼンジにとって重要な人物たちが、組織の手にかけられてしまいます。

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特に、ルフノがルーベンによって命を奪われてしまうシーンは衝撃でした。

ルーベンは、ゼンジたちが隠し持っていた自身の秘密録音の存在を知り、それを奪うため、そして口封じのために容赦ない行動に出るんです。

ゼンジは逃亡生活を送る中で、ナレディと共に故郷ベツレヘムの家に立ち寄るのですが、そこで父親から、幼い頃に母親の最期を手助けしていたという辛い過去を暴露されてしまいます。

このトラウマが、ゼンジの今の生き方に大きく影響していることが示唆され、彼女の人物像がより深く描かれます。

物語は佳境に入り、ゼンジとモーケルはハーティングを追い詰めるための決定的な証拠(ルーベンが残した秘密録音) を手に入れようとします。

しかし、検察官のドーン・モレワ の裏切りに遭い、証拠は再び敵の手に渡ってしまいます。

ゼンジはもはや法に頼ることはできないと悟り、アンドリュー・ハーティングが重要な契約の調印式を行う邸宅へと乗り込むことを決意します。

その前に、証拠を隠蔽し、多くの罪に関わってきたルーベン・セロンと対峙し、ついに彼を手にかけます。

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そして、最終決戦。

ゼンジはハーティング邸に潜入し、ついに黒幕であるアンドリュー・ハーティングと対峙します。

ハーティングはゼンジを懐柔しようと、彼女を南アフリカ国外へ逃がす手配をすると持ちかけますが。ゼンジはその提案を断り、彼の命を奪います

長きにわたるゼンジの、そして彼女が関わった多くの人々の苦しみの根源であったハーティングが倒されるシーンは、ある種の解放感と同時に、ゼンジが背負った業の深さも感じさせました。

ハーティングの執事カイロはゼンジの行動を目撃しますが、驚くべきことに彼女の逃亡を手助けします。

物語は、ゼンジがハラレへ向かう飛行機に乗る可能性があること、モーケル刑事はライナーズやルフノのためにも真実を追い続けるだろうこと、そしてドーン・モレワのような協力者が今後ゼンジの脅威になる可能性 を示唆して終わります。

シーズン2は、シーズン1で積み上げられたゼンジの苦しみと怒りが、ついに巨大な敵に向かって爆発する、まさに復讐の旅路でしたね。

ゼンジが一人で、あるいは少数の仲間と共に、いかにして巨大な組織に立ち向かったのか、その過程は息をのむ展開ばかりでした。

Unseen/名もなき存在(netflixドラマ)シーズン2|キャスト

「Unseen/名もなき存在」のシーズン2を語る上で、欠かせないのが魅力的なキャストと登場人物たちです。

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それぞれがゼンジの壮絶な物語に深く関わり、ドラマに奥行きを与えています。

まずは何と言っても主人公のゼンジ(Zenzile Mwale)を演じるゲイル・マバラネ(Gail Mabalane)さん!

シーズン1から引き続き、彼女の魂を揺さぶるような演技が光っています。

静かな清掃員だった女性が、次々と命を奪わざるを得ない状況に追い込まれ、そして愛する者を奪われた悲しみと怒りを原動力に巨大な敵に立ち向かう姿 を、ゲイルさんは本当に繊細かつ力強く演じきっています。

特に、シーズン2では妊娠しながらの戦いとなり、母として子を守るという新たな動機が加わることで、ゼンジの葛藤や決意がさらに深く描かれているんですが、ゲイルさんの表情一つ一つからその感情がひしひしと伝わってきて、もう、応援せずにはいられなくなります。

ゲイルさん自身が語っているように、シーズン2のゼンジはさらに過酷で、でもだからこそ内面の強さや脆さが際立っているんです。

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彼女の演技は本当に賞賛に値します。

ゲイルさんは女優としてだけでなく、歌手や実業家としても活躍されている方なんですよ。

次に、ゼンジを追う立場でありながら、彼女の置かれた状況を理解し、やがて協力者となるモーケル刑事(Detective Morkel)を演じるヴァルデマール・シュルツ(Waldemar Schultz)さん

シーズン1では彼女の異常な行動に不信感を抱きつつも、真実を追求しようとする誠実な刑事として描かれていましたが、シーズン2ではゼンジとの間に人間的な繋がりが生まれ、組織の腐敗に立ち向かう姿が印象的です。

ヴァルデマールさんの、正義感と同時にゼンジへの複雑な感情を抱く演技が、ドラマに深みを与えています。

ゼンジの妹であるナレディ(Naledi)を演じるのは、ディネオ・ランガ(Dineo Langa)さんです。

シーズン1の終盤で、ゼンジの命を救おうと必死に説得するシーンは涙なしには見られませんでした。

シーズン2でも、彼女は常にゼンジを心配し、危険を顧みずに姉を支えようとします。

幼い頃からゼンジに守られてきたナレディが、今度は姉を支えようとする姿は、姉妹の深い絆を感じさせます。

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ディネオさんはシーズン2でかなりの出番があり、その存在感が際立っています。

そして、物語の大きな鍵を握る悪役、犯罪組織の黒幕であるアンドリュー・ハーティング(Andrew Harting)を演じるフランク・ローテンバッハ(Frank Rautenbach)さん。

彼は南アフリカ社会に大きな影響力を持つ人物として描かれています。

フランクさんは、この傲慢で冷徹な権力者を、視聴者が思わず憎悪を感じるほど嫌らしく演じていて、まさにシーズン2の最大の敵として強烈な印象を残します。

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彼の演技は、このドラマが持つ社会的なメッセージを強調する上でも非常に重要だと感じました。

ルーベンの手先でありながら、シーズン2でゼンジと複雑な関係になる受刑者TKを演じるダニカ・デ・ラ・レイ・ジョーンズ(Danica De La Rey Jones)さん。

最初はゼンジを助けるように見えますが、実はシーズン1でゼンジが手にかけたレイモンドの恋人であり、ゼンジへの復讐を企んでいます。

彼女のキャラクターは予測不可能で、ダニカさんの演技によって、その危険さと悲しみが同居する人物像が見事に表現されていて、シーズン2の「Sleeper Star(隠れた主役)」と評されているのも納得です。

その他にも、シーズン1で亡くなったキャラクターたち、例えば

ゼンジの夫マックス(Max)を演じたヴヨ・ダブラ(Vuyo Dabula)さん

レイモンドの手下だったジョセフ(Joseph)を演じたハイン・デ・ヴリーズ(Hein De Vries)さん

ブレッシングの弁護士でシーズン2でゼンジに殺されるルーベン・セロン(Reuben Theron)を演じたコリン・モス(Colin Moss)さん、

シーズン1でライナーズ刑事のパートナーだったライナーズ刑事(Detective Lyners)を演じたイルゼ・クリンク(Ilse Klink)さん 、

ゼンジの協力者となるジャーナリストのルフノ(Lufuno)を演じたモツシ・マガノ(Mothusi Magano)さん

といったキャストたちが、シーズン1からの出来事や、シーズン2での回想シーンなどを通じて、物語に深みを与えています。

特に、コリン・モスさんのルーベンは、シーズン2でその悪辣さがさらに増していて、彼を見ていると

「ああ、本当に嫌なやつだな!」

と強く感情を揺さぶられます。

モツシ・マガノさんのルフノも、希望の光を失わない彼の存在が、重い物語の中で一服の清涼剤のように感じられました。

脇を固める俳優さんたちも皆素晴らしい演技を見せてくれていて、それぞれのキャラクターが生き生きと描かれているおかげで、この複雑で衝撃的な物語に感情移入しながら見続けることができたと思います。

Unseen/名もなき存在(netflixドラマ)シーズン2|面白い?見どころ解説

「Unseen/名もなき存在」のシーズン2は、ただのスリラーやアクションドラマにとどまらない、たくさんの見どころが詰まった作品だと感じました。

まず、一番の見どころはやはり、主人公ゼンジの壮絶なキャラクターアーク(物語上の変化・成長) ですね。

シーズン1で愛する者を奪われ、理不尽な暴力に巻き込まれていったゼンジが、シーズン2では自らの意思で、巨大な悪へと立ち向かう復讐者 へと変貌します。

しかも、彼女は妊娠していて、お腹の子を守るという強い母性が新たな原動力となっている点 が、単なる復讐劇とは一線を画しています。

清掃員という「見えない存在(Unseen)」だった彼女が、自らの手で運命を切り開いていく姿は、痛々しいながらも強烈なカタルシスを与えてくれます。

ゲイル・マバラネさんの

「もっと感情的に深くて、肉体的に激しくて、そして間違いなくもっと傷つきやすいものになる」

という言葉通り、ゼンジの旅路はさらに深掘りされていて、観ているこちらも感情が大きく揺さぶられます。

彼女はもはや「John Wick」のように無敵に見える瞬間もありますが、その根底にあるのは深い悲しみと、愛する者を失った痛みなんですよね。

次に、息もつかせぬアクションとサスペンスの展開 も大きな魅力です。

シーズン2では、ゼンジが刑務所から脱獄し、追ってくる敵から逃れ、そして逆に敵を追い詰めていく過程で、さらに多くの死体が積み重なり激しいアクションシーンが繰り広げられます。

ゼンジは何度も絶体絶命のピンチに陥りますが、その度に驚異的な生命力と戦闘能力を発揮して切り抜けます。

病院で手錠につながれたまま襲撃者を撃退したり、ナイフで腹を刺されても赤ちゃんが無事だったり と、

「さすがにそれは…」

と思うような、アクションドラマならではの「ご都合主義」 もあるにはあります。

ただ、それによって物語のテンポが失われず、観る側を飽きさせない 工夫だと割り切ってしまえば、ジェットコースターのような展開にただただ興奮できます。

次々に起こるツイストやどんでん返し も満載で、本当に最後まで結末が読めません。

そして、この作品の最もユニークで、かつ衝撃的な見どころと言えるのが、南アフリカの現代社会に対する、ある種の「ラブレター」…いや、「ヘイトレター」とも言えるほど強烈な社会・政治的メッセージ です。

物語の黒幕であるアンドリュー・ハーティング が、南アフリカの特定の有名実業家を強くモデルにしていることが示唆されており、作中で彼の腐敗や、富裕層が貧困層から搾取している構図が描かれています。

アパルトヘイト時代から富を築き、現在も国の発展を謳いながら私腹を肥やす人物 が、国のシステム全体を牛耳っている様子 を、ゼンジという「見えない存在」だった一般市民が打ち倒す物語を通じて、社会への批判や風刺を痛烈に描いているんです。

これは、表面的なアクションドラマを超えた、この作品ならではの非常に深いテーマであり、南アフリカ国内からこのようなメッセージが発信されることの意義は大きいと感じました。

また、派手なアクションや社会批判だけでなく、登場人物たちの人間ドラマ、特にゼンジの抱える深い悲しみやトラウマ も丁寧に描かれています。

シーズン2で明かされる、母親の最期に関わった過去 は、彼女の人物像をさらに複雑にし、なぜ彼女がこれほどまでに頑なで、そして時に感情的なのかを理解する手助けとなります。

そして、彼女の苦しみに共感し、涙する視聴者が続出した という点も、この作品が単なるエンターテイメントに終わらない、感情的な深さを持っていることを示していると思います。

もちろん、全ての面で完璧な作品というわけではないかもしれません。

一部にはリアリティに欠ける展開や、脇役の掘り下げが不足していると感じる部分もあるかもしれませんが、それを補って余りあるほどのスリリングな展開、パワフルな演技、そして心に響くテーマ が詰まっています。

Netflixで「amazing」「gooood」「nothing short of amazing」 といった声が上がっているのも納得です。

もし、あなたが心揺さぶられる人間ドラマが好きで、予測不能な展開のスリラーに没入したい、そして社会派の視点も楽しめる…そんな作品をお探しなら、「Unseen/名もなき存在」のシーズン2はきっとあなたを満足させてくれると思いますよ!

ぜひ、ゼンジの壮絶な復讐劇を見届けてみてください。

私も、見終わった後に色々なことを考えさせられる、忘れられないドラマになりました。もし見たら、ぜひ感想を聞かせてくださいね!

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