TikTokでふと目に飛び込んできた「NIKEの新春セール」という華やかな広告に、心を躍らせてしまった方も多いのではないでしょうか。
2026年という新しい年が始まり、自分へのご褒美に新しいスニーカーを新調したいと願う僕たちの心理を、詐欺師たちは非常に巧妙に突きにきています。
僕自身、30代という働き盛りの世代として、自分のお金や個人情報がいかに大切か、そしてお気に入りの一足を手に入れた時の喜びがいかに大きいかを痛いほど理解しています。
しかし、結論から申し上げますと、TikTokで現在拡散されているその激安広告のほとんどは、非常に悪質な偽物である可能性が極めて高いです。
もしあなたが「これって本当に信じていいのかな?」と少しでも不安を感じてこのページに辿り着いたのであれば、その直感は正しいと言わざるを得ません。
これから、2026年1月30日現在の最新状況を踏まえ、皆さんが被害に遭わないための真実を詳しく解き明かしていきます。
TikTok偽広告|NIKEの新春セールに注意【jp-nikfactorystore.shop】
■その広告は本物か偽物か
現在TikTok上で流れている「最大90%OFF」や「一足数千円」といった破格の条件を提示するNikeの広告は、ほぼ間違いなく詐欺だと断定していいでしょう。
そもそもNikeの日本公式サイトにおいては、一般的に「新春セール」という名称で大々的なキャンペーンを行うことは少なく、多くの場合「クリアランスセール」として展開されます。
特に「新春」という言葉は、中国語の旧正月(Lunar New Year)を意識した表現であることが多く、海外の詐欺グループがそのまま翻訳して悪用しているケースが目立ちます。
Nikeのような世界的な人気ブランドが、最新モデルを定価の1割程度で投げ売りすることは、ブランド価値を守るという観点からも現実的にはあり得ない話です。
また、広告をクリックした先のサイトURLが「nike.com/jp」という公式ドメインではなく、「.shop」や「.store」といった聞き馴染みのないドメインである場合は、100%偽サイトであると判断してください。
本物のNikeセール情報(2026年1月30日時点)
公式のNikeオンラインストアでは、現在ジョーダンブランドを含む一部のシューズやアパレルを対象としたクリアランスセールが実施されていますが、割引率は最大でも50%前後にとどまります。
2026年は十二支で言う「午年(うまどし)」にあたるため、Nikeは「Year of the Horse」という特別なコレクションをリリースしており、伝統的な刺繍を施した華やかな限定モデルが注目を集めています。
これらの限定モデルは、馬のモチーフや赤と金、白を基調とした縁起の良いデザインが特徴ですが、これらは人気が高いためセールになるどころか、抽選販売になることも珍しくありません。
詐欺広告はこの「馬年」の公式画像を巧みに盗用して、あたかもその限定品が激安で手に入るかのように装っていますが、本物は公式のSNKRSアプリや正規取扱店でしか販売されません。
年末年始にかけての最大のセール期間はすでに1月初旬で終了しており、現在は通常の在庫整理を中心としたセールが行われているのが実態です。
お買い物を楽しむ際は、必ず公式ドメインが「https://www.nike.com/jp/」であることを確認し、聞き慣れない外部サイトへの誘導には絶対に乗らないようにしましょう。
TikTok偽広告(NIKEの新春セール)の手口
■巧妙化する詐欺の手口
最近の詐欺はAI技術をフル活用しており、生成AIによって作られた「いかにも実在しそうな店員」や「もっともらしいレビュー動画」を使用して、僕たちの警戒心を解こうとしてきます。
かつてのような不自然な日本語ではなく、AIによって洗練された表現が使われているため、パッと見ではプロが作った正規の広告と見分けがつかないほどに進化しています。
詐欺師たちが最も狙っているのは、皆さんのクレジットカード情報や住所といった極めて重要な個人情報です。
「本日限定」「残り3名」といった言葉で緊急性を演出し、僕たちが冷静に考える時間を奪い、衝動的に決済ボタンを押させようとする心理トリックが仕掛けられています。
もし購入手続きを進めてしまうと、商品はいつまで経っても届かないか、あるいは画像とは似ても似つかない粗悪な偽物が送りつけられることになります。
最悪の場合、入力したカード情報がダークウェブなどで転売され、後日身に覚えのない高額な請求が届くという二次被害にまで発展する恐れがあります。
TikTok偽広告(NIKEの新春セール)対処法
■偽広告に騙されてしまった時の対処法
もし万が一、偽の広告から商品を購入してしまったとしても、どうかパニックにならないでください。
最初に行うべき最も重要なアクションは、すぐにクレジットカード会社へ連絡して、カードの利用を停止することです。
カード会社には「詐欺サイトで決済してしまった可能性がある」と正直に伝え、不正利用としての調査や「チャージバック」と呼ばれる支払い取り消しを申請してください。
また、入力してしまったパスワードが他のサービスと共通のものであるなら、悪用を防ぐために今すぐ全てのサービスのパスワードを変更する必要があります。
一人で抱え込まずに、消費者ホットライン「188」や警察の相談窓口「#9110」へ連絡し、専門のアドバイザーに状況を説明することも解決への大きな一歩になります。
偽サイトのURLや届いたメールのスクリーンショットは、被害を証明するための重要な証拠となりますので、削除せずに大切に保存しておいてください。
まとめ
2026年の今、僕たちがSNSを楽しむ上で避けては通れないのが、AIによってますますリアルになった「誘導型詐欺広告」という存在です。
Nikeのような憧れのブランドが信じられないほどの低価格で提案されているのを見ると、つい「ラッキーかも」と思ってしまいますが、インターネットの世界では「うますぎる話」は存在しないと肝に銘じておくべきです。
大切なのは、自分自身のセキュリティ意識を常に最新の状態に保ち、公式の情報源を常に確認する習慣を持つことです。
僕も一人のブロガーとして、そして皆さんの仲間として、こういった悪質な手口が少しでも減り、誰もが安心して買い物を楽しめる世の中になることを切に願っています。
この記事が、あなたの素敵な一足を見つけるための、そして大切な財産を守るための助けになれば、これほど嬉しいことはありません。
