皆さん、こんばんは!
アニメ『タコピーの原罪』第5話、ご覧になりましたか?。
いやもう、今回も心がグチャグチャにされるような、とんでもない展開でしたね。
「タコピーは一体どこまで私たちを揺さぶるんだ…」と、思わず呻いてしまいましたよ。
タコピーの原罪(アニメ)ネタバレ|5話あらすじ
夏休みがやってきた!父親に引き取られたというチャッピーに会うため、東京に向かうタコピーとしずか。しかし、タコピーたちを待ち受けていたのは予想外の出来事だった。この日の出来事をきっかけに、タコピーとしずかの関係は大きく変わり始める。
引用:https://www.tbs.co.jp/anime/takopi_project/
タコピーの原罪(アニメ)ネタバレ|5話ストーリー
今回の第5話「2022年のきみへ」は、これまで私たちが「知っていた」物語の前提を根底から覆す、まさに衝撃の回でした。
冒頭は、しずかちゃんがチャッピーに会うために、タコピーと一緒に東京へ旅立つところから始まりますね。
青空の下、一見明るい雰囲気なんですが、もうこの時点で「これは絶対何か起こる…」と身構えてしまいます。
そして案の定、東京で再会したしずかちゃんの父親は、彼女を認識しているにもかかわらず、新しい家族と共に知らん顔をするという、あまりにも辛い現実を突きつけます。
チャッピーもそこにいないと知ったしずかちゃんは、絶望のあまり「チャッピー、食べちゃったのかな?」と口にし、ついにはタコピーに「あの子たちを殺して」とまで言い放ち、石で殴りかかろうとします。
このシーン、しずかちゃんの心が完全に壊れていく様子が、本当に痛々しくて見ていられませんでした。
彼女が抱え続けてきた最後の希望まで打ち砕かれた時、人間はここまで歪んでしまうのかと、深く考えさせられますよね。
そして、ここからが今までの「タコピーの原罪」の物語をひっくり返す最大の転換点でした。
タコピーがしずかちゃんに殴られた瞬間、これまで封じられていたはずの「記憶」が蘇るんです。
なんと、タコピーが最初に地球で出会ったのは、小学生のしずかちゃんではなく、未来(2022年)の高校生になったまりなちゃんだったことが明かされます。
この時のまりなちゃんは、東くんと付き合っていたものの、家庭環境はさらに荒れ、母親からは日常的に暴力を受けていたんです。
頬に残る痛ましい傷跡は、母親に割れたコップでつけられたものだったという事実には、胸が締め付けられました。
そんなまりなちゃんが、東くんを転校生のしずかちゃんに奪われ、母親との揉み合いの末に、誤って母親を殺してしまうという悲劇が描かれます。
そして錯乱したまりなちゃんが「あの時、しずかを殺しておけばよかった」と呟くのを聞き、タコピーは彼女を「ハッピーにする」ために、小学生のしずかちゃんを殺すべく過去へタイムリープしたというわけです。
しかし、ハッピー星の掟を破り、一人で星に帰った代償として、タコピーの記憶は消され、彼は目的を忘れたまま、第1話の小学生しずかちゃんとの出会いに繋がっていたんですね。
まさか、タコピーの善意の行動が、こんなにも皮肉な形で始まったなんて、本当に驚愕しました。
タコピーの原罪(アニメ)|5話の感想は面白い?つまらない?
視聴者の皆さんの感想も、やはり「予想外すぎる展開で頭が追いつかない」という声が多かったですね。
「このアニメ史上、一番予想外の回だった」というコメントには、私も激しく同意です。
まるで「シュタインズ・ゲート」のようなどんでん返しに、「ぶっ壊れてる脚本だけど最高!」と興奮している方もいました。
一方で、しずかちゃんの絶望や、まりなちゃんの壮絶な過去が描かれたことで、心を抉られたという声も多数ありました。
「マリナの展開より、タコピーがしずかを殺そうとしてたことのほうが衝撃だった」という意見も印象的です。
「これぞ“原罪”って感じだな…神に逆らうってやつ」と、作品のタイトルに込められた意味を改めて感じた人も多いようです。
特に、「まともな大人が一人もいない」「先生たちもいじめに無関心」といった、作品に描かれる現代社会の闇に対する共感の声が目立ちましたね。
「親たちの方が悪者なんじゃ…」というコメントは、多くの視聴者が登場人物たちの行動の根源に大人の問題があると感じている証拠でしょう。
私も、「誰も悪くないのに、誰も救えない空気が辛すぎる」という感想には、深く頷いてしまいました。
アニメーションのクオリティや声優さんの演技にも絶賛の声が相次いでいて、特にしずかちゃんを演じる上田麗奈さんの鬼気迫る演技や、まりなちゃんを演じる小原好美さんの迫真の演技は、観る者の心に深く響いたようです。
音響や演出も素晴らしく、緊迫感と悲壮感をこれでもかと高めていましたね。
「美しくて同時に最悪に胸が抉られる初回…」「最高のサプライズだわ」と、作品の圧倒的な引き込まれ方を語る声も多数見受けられました。
タコピーの原罪(アニメ)|5話の登場人物
登場人物たちの心理も、今回でさらに深く掘り下げられました。
タコピーの「原罪」とは、まさに彼の「善意そのもの」が、人間の複雑な感情や社会の歪みを理解できないまま介入し、結果的に悲劇を生んだことにあると、はっきりと示された回でしたね。
彼は時間を遡って何度もやり直そうとしますが、結局は「道具」による表層的な解決に頼ってしまい、「おはなし」という本質的な対話を怠ってしまいます。
しずかちゃんは、愛犬チャッピーと父親という最後の希望を失い、精神的に限界を迎えてしまいます。
「チャッピーが食べられた」という妄想や、タコピーに殺人を命じる姿は、彼女の心が深く壊れてしまったことを痛感させます。
そして、まりなちゃん。
これまでいじめの加害者として描かれてきた彼女が、実は母親からの虐待や家庭の崩壊という、壮絶な苦しみを抱える「被害者」でもあったことが明確になりました。
「あの時しずかを殺しておけばよかった」という彼女の言葉は、その絶望の深さを物語っています。
東くんは、2022年の時間軸ではまりなちゃんの彼氏でしたが、しずかちゃんに心を奪われて彼女を振ってしまうという、また新たな葛藤を抱えることになります。
彼は善意から行動したつもりでも、結果的に事態を悪化させてしまうという「無自覚な加害者」としての側面が浮き彫りになっていましたね。
タコピーの原罪(アニメ)ネタバレ|6話(最終回)どうなる?5話から考察
さて、残すところ次回の最終回、第6話です。
第5話でハッピーカメラが壊れてしまい、タコピーはもう時間を巻き戻すことができません。
「もう後戻りできない現実」が突きつけられた今、物語はどこへ向かうのでしょうか。
多くの視聴者が「救いのない展開が続くのでは」と不安を抱いていますが、それでも「しずかとまりな、そして東くんが救われてほしい」という切なる願いも同時に感じられます。
原作の結末を知っている私としては、「まさかのハッピーエンドだった」という感想も目にしました。
もちろん、それは全ての根本問題が解決されるような「ご都合主義的なハッピーエンド」ではないでしょう。
むしろ、タコピーが消滅することで、しずかとまりなの間に「対話」のきっかけが生まれ、二人が自らの力で未来を切り開いていくような、ビターだが希望のある結末が待っているのではないでしょうか。
この作品のテーマである「おはなしがハッピーをうむんだっピ」という言葉が、最終話でどのように回収されるのか、そこに注目したいですね。
登場人物たちが、純粋な善悪では割り切れない、人間らしい感情と向き合い、少しずつ「対話」を通じて関係性を再構築していく姿が描かれることを期待しています。
まとめ
最終回で、この重くも示唆に富んだ物語がどのような答えを私たちに投げかけてくるのか、本当に楽しみでなりません。
皆さん、次回の最終回も、どうか目を背けずに見届けましょう。