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映画ソードフィッシュ解説ネタバレ|あらすじ・最後の結末の考察、最終パスワードは?

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Google検索で『ソードフィッシュ』の情報を探しているあなた、この映画に興味を持っていたんですね。

2001年に公開されたこのクライムアクションは、まさに2000年代初頭のサイバーアクションの集大成といった感じで、今見てもそのスタイリッシュな勢いに圧倒されます。

この記事では、天才ハッカーと謎のカリスマによる予測不能な騙し合い、その驚愕の結末まで、ネタバレ全開で深く掘り下げて解説していきます。

最後まで読み終える頃には、きっともう一度本編を見返したくなっているはずですよ。

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ソードフィッシュ(映画)解説ネタバレ|あらすじ

■あらすじ:天才ハッカーの誘惑

物語の中心にいるのは、ヒュー・ジャックマン演じるスタンリー・ジョブソンです。

彼はかつて世界的な凄腕ハッカーでしたが、政府のシステムに侵入した罪で服役し、仮釈放中の今はコンピューターに触ることを禁じられています。

彼にとっての唯一の希望は、酒に溺れる元妻のもとにいる愛する娘ホリーの親権を取り戻すこと。

そんなスタンリーの前に、ハル・ベリー演じる謎の美女ジンジャーが現れます。

ジンジャーは、ジョン・トラボルタ演じるガブリエル・シアーというカリスマ的な人物に会うだけで、いきなり10万ドルもの報酬を提示するのです。

ガブリエルがスタンリーに依頼した仕事、それは、DEA(麻薬取締局)の極秘作戦「ソードフィッシュ計画」によって生じた95億ドルもの闇資金を、ハッキングによって奪い取るという、常軌を逸した計画でした。

愛娘を取り戻すための金が必要なスタンリーは、その危険な誘惑に抗えず、ガブリエルの計画に深く引き込まれていきます。

ソードフィッシュ(映画)解説ネタバレ|ストーリー解説

■予測不能な展開

ガブリエルは、スタンリーのハッキングの腕を試すため、銃を突きつけられた状態で60秒以内に国防総省のシステムをハッキングしろという命がけのテストを課します。

この無理難題を見事にクリアしたスタンリーは、いよいよ95億ドルを奪うための複雑なワームプログラムの構築に取り掛かります。

しかし、計画が進むにつれて、スタンリーは周囲の不穏な空気に気づき始めます。

ジンジャーは実はDEAの潜入捜査官だと打ち明けてきますが、スタンリーはガブリエルの屋敷のワインセラーで、ガブリエルそっくりの死体を発見してしまうのです。

この死体こそが、後に明らかになる最大のトリックの伏線です。

やがて、ガブリエル一味はロサンゼルスの銀行を襲撃し、人質全員に爆弾を巻きつけるという極悪非道な方法で立てこもります。

スタンリーは、娘ホリーを人質に取られ、ハッキングを強要されます。

ガブリエルは支援者であるリーズマン上院議員の暗殺者から激しいカーチェイスと銃撃戦の末に逃れ、その後リーズマンたちを報復で始末するなど、その冷酷さを露わにします。

スタンリーは95億ドルの送金を完了させますが、その資金が分散されるような解読不可能な罠を仕掛けて抵抗します。

これを見抜いたガブリエルは、スタンリーを脅すため、なんとジンジャーの首をロープで吊るします

スタンリーはジンジャーの命を守るために渋々罠を解除して送金を完了させますが、ロープから解放された直後、ガブリエルの部下によってジンジャーはスタンリーの目の前で射殺されてしまうのです。

この一連のシーンは、僕も観ていて「なんて残酷なことを!」と絶望を感じた、本作でも最もショッキングな場面でした。

ソードフィッシュ(映画)解説ネタバレ|最後の結末の考察

■誰も予想しなかった最後の結末

銀行襲撃の末、ガブリエルは人質を乗せたバスを、ヘリコプターのワイヤーで吊り上げ、市街地を空中輸送するという、超ド派手な逃走劇を繰り広げます。

最終的にガブリエルが乗り込んだヘリコプターを、スタンリーはバスの中にあったロケットランチャーで撃墜し、ガブリエルの死亡が確認されます

遺体は激しく損壊していましたが、歯型の照合により、それがガブリエル本人だと公式に認定されました。

スタンリーは娘との再会を果たし、事件は一件落着したかに見えますが、ここでFBI捜査官ロバーツから驚くべき情報がもたらされます。

DEAにはジンジャーという捜査官は存在しなかった

スタンリーは、ガブリエルが以前言っていた言葉を思い出します。「人は見たものや聞いたことに騙されやすい。錯覚だ」と。

そう、あのワインセラーで見た「ガブリエルそっくりの死体」こそが、ヘリコプターの爆発で発見された遺体であり、ジョン・トラボルタが演じていたガブリエルは、最初から「本物」に成りすましていた偽者だったのです。

ヘリ撃墜の直前に、偽ガブリエルは人質解放に乗じてビルの階段を使ってこっそり逃走していたのです。

さらに驚くべきことに、スタンリーの目の前で射殺されたはずのジンジャーも生きていました

エピローグでは、モナコ・モンテカルロの港で、生き延びた偽ガブリエルとジンジャーが95億ドルを引き出し、高級クルーザーで優雅に旅立つ姿が映し出されます。

そして流れるニュースでは、世界的テロリストが乗ったヨットが爆破されたことが報じられます。

これは、彼らが奪った95億ドルが、「テロリストと戦うための影の軍資金」として使われ始めたことを示唆しており、ガブリエルが言う「アメリカの自由を守るための必要悪」という目的が継続していることを示して物語は終わります。

ソードフィッシュ(映画)解説ネタバレ|最終パスワードは?

■最終パスワードの小ネタ

さて、ハッキング映画の重要な要素であるパスワードですが、劇中では最終的な資金移動の際に、ジンジャーが「SWORDFISH」という言葉を入力するシーンが登場します。

実はこの「ソードフィッシュ」という単語が、映画やフィクションにおいて「安易なパスワード」の代名詞として使われるミーム的な言葉であるという小ネタが込められています。

これは、1932年のマルクス兄弟の映画『のんき大将(Horse Feathers)』の有名なギャグが元になっており、ガブリエルが映画オタクであることも相まって、このパスワードが採用されたというわけです。

また、映画のエンドロールの途中で、一瞬だけ「FINAL PASSWORD : BAHAMUT」という文字が表示されるのですが、これは本編のストーリーとは特に関係のないイースターエッグ(遊び心)だと考えるのが自然です。

「ハッカー映画」の雰囲気を最後まで楽しませてくれる、粋な演出ですね。

ソードフィッシュ|見どころ

■スタイリッシュな見どころ

『ソードフィッシュ』の魅力は、何と言っても豪華キャストと、その勢いでゴリ押しする派手なアクション、そして張り巡らされたミスディレクション(誤誘導)にあります。

迫力の映像技術とアクション

まず外せないのは、オープニングの銀行爆破シーンです。

1.5秒間の爆発を30秒に引き延ばして見せる「バレットタイム」をさらに進化させたようなカメラワークは、なんと600台ものカメラを駆使して撮影されたもので、ド肝を抜くほどの壮絶な映像です。

また、クライマックスのバス空中輸送のシーンも圧巻です。

ヘリに吊り下げられたバスが市街地のビル群を縫って移動する光景は、リアリティよりも「映像的な見せ場」を最優先したドミニク・セナ監督の手腕が光っています。

ジョン・トラボルタの存在感

ジョン・トラボルタ演じるガブリエル・シアーのカリスマ性と冷酷さは、この映画の背骨です。

彼の身のこなし、そして冒頭の「ハリウッドの映画は嘘ばかりだ」というメタ的なモノローグは、観客を物語の世界観に引き込みます。

悪役でありながら、テロ対策という「彼なりの大義」を持っているという設定も、彼を単なるヴィランではない、深みのあるキャラクターにしています。

ヒュー・ジャックマンの葛藤とハル・ベリーの謎

当時若手だったヒュー・ジャックマンが、娘への愛と犯罪の狭間で葛藤する天才ハッカーという難しい役どころを、繊細かつ情熱的に演じています。

この「普通の父親」としての人間味が、ガブリエルの超人的な計画に対する、観客の感情的な拠り所となるのです。

そして、ハル・ベリー演じるジンジャーは、その美しさと裏腹に最後まで正体が掴めない「ミスディレクションの象徴」のような存在です。

ちなみに、彼女が胸を露わにする、ストーリー上は全く必要のないサービスシーンは、当時の話題をさらいましたね(僕の記憶にも鮮明に残っています…ギャラを上乗せして撮ったという噂もあるくらいです)。

まとめ

■騙し合いを楽しむ

『ソードフィッシュ』は、公開された2001年という、インターネット文化が盛り上がりを見せ始めた時代の空気を見事に捉えた作品です。

派手なアクションとサスペンスという表面的な魅力はもちろんのこと、その裏には「正義と悪の境界線」「見えているものが真実とは限らない」という、ガブリエルが語ったテーマが徹底して貫かれています。

特にラストの「ガブリエルとジンジャーは生きていた」というどんでん返しは、一度騙された後に見返すと、ワインセラーの死体やジンジャーの言動など、小さな伏線が全て回収される快感を味わえます。

緻密なミステリーとしては少し粗い部分もありますが、それを補って余りある豪華キャストの存在感と、圧倒的な映像の勢いで、観客を飽きさせません。

この映画は、ガブリエルの言葉通り、「映画の予定調和」を裏切り、観客に「正義の裏側」を問いかける、今なお色褪せないエンターテインメント作品です。

まだ観ていない人も、ラストのトリックを知った上で、ぜひそのスタイリッシュな騙し合いを堪能してみてください。

まるで、緻密に仕掛けられたセキュリティシステムのように、この映画は私たち観客の「思い込み」という隙を巧みに突いてくるのです。

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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