ねぇ、「しあわせな結婚」について調べてるあなた!
このドラマ、本当に一筋縄ではいかないマリッジ・サスペンスで、私も毎週次の展開が気になって仕方なかったのよ!
最終回まで見届けた今だからこそ、その魅力と謎をじっくり解説していくわね。
しあわせな結婚(ドラマ)ネタバレ|最終回までのあらすじ
まず、最終回(9話)直前までの、私たちの心を揺さぶったあらすじから見ていきましょう!
物語はね、仕事一筋で50年間独身主義を貫いてきた敏腕弁護士、原田幸太郎さん(阿部サダヲさん)が、病院で運命的に出会った美術教師の鈴木ネルラさん(松たか子さん)とまさかの電撃結婚!という、もう少女漫画みたいな始まりだったの。
ネルラさんの実家である鈴木家、お父さん(段田安則さん)と弟(板垣李光人さん)、叔父さん(岡部たかしさん)が暮らすマンションで新婚生活を始めるんだけど、そこからもう「あれ?」って感じだったわ。
だってね、結婚した途端、刑事の黒川さん(杉野遥亮さん)が現れて、ネルラさんが15年前に元婚約者の布勢さん(玉置玲央さん)の転落死事件の容疑者だって告げるのよ。
もう、幸太郎さんじゃなくても「えー!?」ってなるわよね。
ネルラさんは事件当時の記憶を失っていたんだけど、ウェディングフォトのフラッシュを浴びた時に、現場に布勢さんと自分以外に「第三者の足」があったことを思い出しちゃうの。
そこから幸太郎さんは弁護士として、そして夫として、ネルラさんを守るために奔走するんだけど、家族の間に隠された秘密が次々と明らかになっていくのよね。
ネルラさんがお父さんに「布勢さんを殺したのはお父さん?」って問い詰めるシーンなんて、もう息をのんだわ。
でも、お父さんが突然倒れちゃって、動転したネルラさんが、なんと自分を見張っていた黒川刑事に助けを求めるの。
幸太郎さんの心中を思うと、私まで胸が締め付けられちゃったわ…嫉妬する気持ち、わかるなぁ。
黒川刑事もね、15年前からネルラさんのことが忘れられなかったって言うのよ。
ネルラさんが「好きなの?だからいたぶりたいの?」ってストレートに聞くところなんて、松たか子さんにしか出せない魔性の魅力よね。
その後、ネルラさんは幸太郎さんに、事件後の事情聴取で「警察に嘘をついた」って告白するの。
それは、布勢さんが弟のレオくんを誘拐しようとして、お父さんに身代金を要求していたこと、そして口論の原因を「布勢さんの女性関係」だって偽ったことだったの。
しかも、お父さんが布勢さんのプライドを傷つけてしまったことが、事件の引き金になったことも明らかになって、ネルラさんとお父さんが15年間、お互いを犯人だと疑いながら暮らしていたなんて、本当に複雑な家族だなって思ったわ。
そして、第6話のラストで衝撃だったのが、叔父の考さん(岡部たかしさん)が突然「私が殺した」って言って警察に出頭するの。
もう、これには本当に「えー!?」って声が出たわよ。
でも、視聴者のみんなは「誰かを庇ってるんじゃない?」って考察してたのよね。
やっぱり、その予想は当たってて、第8話でついに真犯人が判明するの!
レオくんの部屋で火事騒ぎが起きた時、ネルラさんの頭に事件当日のフラッシュバックが蘇ってね。
幸太郎さんは自分で真相を突き止めるって決意して、なんと、布勢さんを殺したのは当時まだ11歳だった弟のレオくんだったってことがわかるの!
レオくんはね、布勢さんがネルラさんの首を絞めているのを見て、姉を守ろうと必死で燭台で殴っちゃったんだって。
それを知った考叔父さんが、レオくんを庇うために、事故に見せかけて布勢さんを階段から転落させたの。
幸太郎さんはレオくんを警察へ連れて行くんだけど、少年法で罪には問われなかったのよね。
でも、ネルラさんは幸太郎さんの行動を「家族の真実を壊した」って責め立てて、「あなたと出会って、すべてが壊れた。私たちは出会ってはならなかったのよ」って、まさかの離婚を切り出すの。
もうね、この時の幸太郎さんの表情が本当に切なくて、見てる私も胸が張り裂けそうだったわ…。
しあわせな結婚(ドラマ)ネタバレ考察|最終回・最後の結末
次に、最終回(9話)の最後の結末よ。
レオくんが警察に行った後、幸太郎さんとネルラさんは離婚して、それぞれの道を歩むことになるの。
ネルラさんは美術館で絵画修復の仕事に就いて、レオくんは顔がネットに晒されちゃったことでアイドルスタイリストを辞めて、鈴木家のマンションを出て新しい生活を始めるのよ。
考叔父さんには執行猶予つきの有罪判決が下されたわ。
幸太郎さんはネルラさんへの想いを引きずっていたんだけど、ある日、お父さんから「ネルラが姿を消した」って電話が来るの。
幸太郎さんはネルラさんの部屋のパソコンに残されていた、本文のない自分宛の下書きメールを見つけてね、黒川刑事の協力を得てそれを復元するのよ。
そこでネルラさんが告白したのが、自分がかつて布勢さんの「ゴーストペインター」だったっていう衝撃の真実なの。
布勢さんの画風を真似て描いたネルラさんの絵が評価されちゃって、それが布勢さんのスランプを引き起こしてしまったことが、事件の元凶だったって、ネルラさんはずっと自分を責めていたのよね。
でも、幸太郎さんはそんなネルラさんに、「ナヨナヨしたネルラは、ネルラじゃない!」「過ぎたことは過ぎたこと。今を大切に、力強く生きればいい!」「君は“股関節の女”だろ!」って、もうね、幸太郎さんの熱い言葉が胸に響いたわ!
そして、「もう一回結婚しよう、離婚したくなったらまた、離婚すればいい。また追いかけて『結婚しよう!』って言うから」って、プロポーズするの。
ネルラさんは「幸太郎さんが粘り強くてよかった」って言って、プロポーズを受け入れたわ。
本当に感動的なシーンだったわよね。
2人は再婚して、鈴木家の晩餐もまた再開されるの。
幸太郎さんは内心「この家は疲れる、家族は苦手だ」って思ってるんだけどね(笑)、でもそれがリアルで可愛いかったわ。
そしてラストは、ネルラさんのいつもの豪快な寝相とともに、2人がベッドで眠るシーンで締めくくられ、「しあわせな結婚」のタイトルが映し出されるの。
しあわせな結婚(ドラマ)ネタバレ考察|最終回・最後のネルラのセリフ(イタリア語)の意味
もう一つ、あなたが気になっているであろう、妻・ネルラさん(松たか子さん)の最後のイタリア語の意味と、その時の心情についてね。
最終回で、ネルラさんがベッドで眠りながら、寝言で「Quando moriremo saremo insieme」って呟いたでしょう。
このイタリア語、実は「死ぬ時は一緒よ」っていう意味なのよ。
もう、これを聞いた時は鳥肌が立ったわ!
だって、以前布勢さんに「一緒に死のう」って言われた時は「なんで私が死ななきゃならないの?」って返していたネルラさんが、幸太郎さんの隣で「死ぬ時は一緒よ」って言うなんて…!
これはね、ネルラさんが幸太郎さんの揺るぎない愛情を心の底から受け入れて、彼とならどんな困難も共に乗り越えていける、一生を共にしたいっていう深い安心感と愛情を抱いている証拠だと思うの。
過去の呪縛から解放されて、幸太郎さんとの「しあわせな結婚」を心から実感している、そんな温かくて切ない心情が込められた、本当に忘れられないセリフだったわ。
しあわせな結婚(ドラマ)|見どころ
最後に、私が感じるこのドラマの見どころを語らせて!
まず何と言っても、「しあわせな結婚」っていうタイトルと、中身のマリッジ・サスペンスのギャップよね。
毎回「次はどうなるの!?」って予測不能な展開に、本当に引き込まれたわ。
大石静さんのオリジナル脚本だからこそ、誰が犯人なのか、家族の秘密って何なのか、毎週みんなで考察するのがすごく楽しかったわよ。
そして、阿部サダヲさんと松たか子さんの演技!
もうね、このお二人の化学反応が素晴らしすぎたわ。
幸太郎さんの、独身主義を捨ててネルラさんや家族のために奮闘する姿には、本当に「こんな夫、理想だわ…!」って胸キュンしっぱなしだったし。
ネルラさんのミステリアスで、ちょっと変わってるんだけど、どこか愛らしいキャラクターは、松たか子さんにしか演じられない唯一無二の魅力だったわよね。
クロワッサンを豪快に食べる「ネルラ食い」とか、奇妙だけど愛らしい寝相とか、本当に印象深いシーンがたくさんあったわ。
あとはね、ドラマ全体に流れる「多様な愛の形」っていうテーマもすごく好きだったの。
幸太郎さんが言った「一般常識とか既成の価値観がいつも正しいとは限らない」っていう言葉は、このドラマの全てを表しているようだったわ。
そして、脇を固める豪華なキャスト陣!
杉野遥亮さんの黒川刑事の執着には、ちょっとゾクッとしつつも、目が離せなかったし。
鈴木家のお父さん、叔父さん、レオくん、みんな個性的で、ドラマを一層盛り上げてくれたわ。
特に、不動産屋さんの山内圭哉さんが出てきた時は、あまりのクセの強さに思わず笑っちゃった(笑)。
最後に、Oasisの主題歌「Don’t Look Back In Anger」が、また最高だったわね。
過去を振り返らず、前を向いて生きようとする登場人物たちの心情に、ぴったり寄り添っていて、音楽が流れるたびに「頑張れ!」って応援したくなったわ。
本当にね、このドラマは私たちの固定観念を良い意味で壊してくれた、忘れられない作品になったわね。
見終わった後も、きっと色々なことを考えさせられる、そんな「しあわせな結婚」だったわ。