年末の足音が聞こえてくると、僕らバラエティ好きの心はざわつき始め、あの「カオスな答え合わせ」が待ち遠しくてたまらなくなりますね。
「クイズ☆正解は一年後」は2013年からTBS系列でスタートした、まさに年末の風物詩とも言える伝説的なクイズバラエティ特番です。
クイズ 正解は一年後とは?
この番組の最大の特徴は、年始に「今年起こりそうなこと」を予想して収録し、約一年後の年末に生放送でその答え合わせをするという、気の長いにもほどがある斬新なスタイルにあります。
番組を支えるのは、鋭い仕切りを見せるロンドンブーツ1号2号の田村淳さんと、番組の良心とも言える枡田絵理奈アナウンサーの絶妙なコンビネーションです。
企画・演出は『水曜日のダウンタウン』なども手掛ける藤井健太郎プロデューサー率いるチームが担当しており、毒気と愛が入り混じった独特の空気感が視聴者を惹きつけて離しません。
出演者も有吉弘行さんやFUJIWARA、おぎやはぎといった実力派芸人たちが顔を揃え、クイズ番組でありながら大喜利のような高度な笑いの攻防が繰り広げられるのが魅力ですね。
年始の収録セットは情熱的な赤、年末の生放送セットは冷静な青のダルマで彩られ、一年の月日の流れを視覚的にも感じさせてくれる演出が施されています。
クイズ 正解は一年後|これまでの問題・答え合わせは?
■抱腹絶倒の主な問題と衝撃の答え合わせ詳細
番組の核となるのは、やはり有名人の結婚や離婚を予想する、スレスレのラインを攻めるクイズコーナーでしょう。
2013年の第1回放送では、サバンナの高橋茂雄さんが矢口真里さんのスピード離婚を見事に的中させ、淳さんに「本当は50ポイント以上あげたい」と言わしめるほどの伝説を作りました。
また、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが一年がかりで挑む過酷な「チャンスクイズ」も、この番組には欠かせないスパイスとなっています。
亮さんの財布を実際に竹やぶに埋めて一年後に残っているか確かめたり、九官鳥に流行語を覚えさせようとしたりと、その泥臭い挑戦にはいつも胸を打たれますし、時には「豚ホルモン」と名付けられた九官鳥が逃げ出してしまうような予想外の悲劇も起こります。
近年ではInstagramを活用した連動企画も活発で、一年間かけて投稿される謎の写真の意図を年末に解き明かす「インスタ人狼」や「インスタBINGO」などが、僕たちの好奇心を刺激し続けています。
特に2024年に実施された「インスタ桃鉄」では、KONAMIの全面協力のもと、芸人たちが全国を飛び回って目的地での写真を投稿し合うという、凄まじいスケールの企画が敢行されました。
レイザーラモンRGさんがエンディングで披露する「あるあるネタ」の替え歌も、その的中率の高さや時折見せる大外れも含めて、最後まで目が離せないポイントの一つですね。
クイズ 正解は一年後2024年までの収録日・放送日と内容
■2024年までの激動の収録日程と放送日程の全記録
記念すべき第1回は2013年1月頃に収録され、12月30日の深夜に放送されましたが、この時から既に「一年待つ」という贅沢な遊びが始まっていました。
2014年から2017年にかけても12月30日の深夜放送が定着し、放送時間も130分へと拡大され、ネット局も徐々に増えて全国的な人気を獲得していきました。
2018年は「日本レコード大賞」の放送時間の都合により、少し日付を跨いだ12月31日の未明に放送されるという、珍しいスケジュールになったことも記憶に新しいです。
しかし、2019年には亮さんの不祥事という番組史上最大の危機が訪れ、収録済みのVTRが一切使えないという絶望的な状況下で、全編生放送の忘年会スタイルで乗り切るという伝説の回が誕生しました。
2020年はパンデミックの影響を色濃く受けた年でしたが、1月の収録段階で兼近大樹さんが「近代五種中止」を的中させるなど、偶然とは思えないほどの奇跡的な解答が飛び出しました。
2022年の10年目突入回では、ブルーハーツのカバーCDをサービスエリアでこっそり販売し、購入者がTBSに来るかを予想する「カバーCDチャンス」で見事に正解が出て、番組史上初の100万円獲得という感動の瞬間を迎えました。
2023年には、ファミコン風の新作ゲーム『あつしの名探偵』を中古ショップに密かに流通させるという、藤井Pらしい仕掛けが話題を呼び、こちらも0人クリアを的中させて2年連続の100万円獲得となりました。
そして2024年は、FUJIWARAの藤本敏史さんが謹慎明けで生放送に合流するというドラマチックな展開があり、大谷翔平さんの結婚的中やペヤングとのコラボ売上対決など、情報量の多すぎる豪華な内容となりました。
クイズ 正解は一年後2025収録日・放送はいつ?2026年は?
■期待が膨らむ2025年の放送日および収録予定
気になる2025年の放送ですが、既に12月30日の火曜日、夜23時40分から深夜1時50分までの放送枠が確定していることが発表されています。
収録については、例年の流れを汲むならば2025年の1月上旬に行われたはずで、そこですでに一年後の未来に向けた、数々の「不穏な予想」がフリップに書き込まれていることでしょう。
今回で13年目を迎えるということで、田村淳さんと枡田絵理奈アナの鉄壁のタッグが、また僕たちに一年分の笑いと驚きを届けてくれるのが本当に楽しみでなりません。
SNS上では、2025年に結婚しそうな芸人や、パリ五輪以降のスポーツ界の動向など、早くもファンの間で熱い予想合戦が繰り広げられています。
僕は個人的に、今回もあかつさんがTBSの玄関で門前払いを食らうのか、そして「情報番組の終わらせ屋」といじられる淳さんがどんな爆弾発言を浴びせられるのかに注目しています。
クイズ 正解は一年後2026年の収録日・放送はいつ?
■2026年の放送日および収録日の大胆予想
さらに先の話になりますが、2026年の放送についても、これまでの鉄則である「12月30日放送」の伝統が守られる可能性が極めて高いと僕は見ています。
2026年の12月30日は水曜日にあたりますが、この安定した年末の深夜枠こそが、この番組が最も輝くキャンバスであることは間違いありません。
収録についても、2026年1月の年始早々に行われ、まだ誰も知らない一年後の世界を芸人たちが好き勝手に描き出す、あの幸せな時間が流れるはずです。
未来を予想するというのは、不確実なことばかりで時には残酷な結果になることもありますが、それを笑いに変えてしまうこの番組のパワーは、2026年も僕たちを救ってくれるでしょう。
一年の始まりに種をまき、一年の終わりにその実を収穫するような、農作業にも似たこの贅沢なバラエティが続く限り、僕の年末は安泰です。
まとめ
一年の計は元旦にありと言いますが、この番組にとっては「一年の計は年始の収録にあり」と言えますね。
「クイズ☆正解は一年後」は、単なるクイズ番組の枠を超え、一年という長い時間をかけてじっくりと熟成される、最高に贅沢なエンターテインメントです。
皆さんも、年末に彼らと一緒に答え合わせをするその瞬間のために、これからの一年を大切に、そして少しだけ「正解」を意識しながら過ごしてみてはいかがでしょうか。
まるでタイムカプセルを一年ごとに掘り起こすような、あのワクワク感を2025年も、そして2026年も一緒に味わい尽くしましょう。
