クリスマスの夜、テレビの前で「あの男」の姿を今か今かと待ちわびていたのは、僕だけではないはずです。
SASUKE2025、第43回大会という記念すべき舞台に、Snow Manのリーダー・岩本照くんの名前がなかったことは、ファンにとっても番組ファンにとっても、言葉にできないほどの衝撃でした。
30代を迎え、ますますその肉体と精神に磨きがかかっていた彼が、なぜあの大好きな緑山の地を走ることができなかったのか、その裏側にある真実を紐解いていこうと思います。
正直なところ、僕もこの記事を書きながら、彼の悔しさを想像するだけで胸が締め付けられるような思いです。
SASUKE2025岩本照(Snow Man)欠場・辞退の理由はなぜ?
■岩本照くんがSASUKE2025(第43回大会)を欠場・辞退した真相
今回のSASUKE2025において、岩本照くんが欠場を決断した公式な理由は「コンディション不良」と発表されています。
しかし、その一言の裏には、トップアイドルとして、そして一人のSASUKEプレーヤーとしての苦渋の決断が隠されていました。
実は、収録当日の緑山は激しい雨に見舞われており、足場が極めて滑りやすく、ベテラン選手ですら次々と脱落するほど過酷な状況だったのです。
そんな中で、岩本くんは当日まで出場する気満々で会場に入っていましたが、最終的には直前で辞退することになりました。
背景には、Snow Manのドームツアーやドラマ撮影、さらには海外ブランドのアンバサダー活動といった、あまりにも多忙なスケジュールがあったことは間違いありません。
もし万が一、この悪天候の中で大怪我をしてしまえば、グループの活動や待っている多くのファンに多大な影響を与えてしまうことになります。
「自分の身体は自分だけのものではない」という、プロとしての責任感が、大好きなSASUKEを諦めるという選択を彼にさせたのでしょう。
番組の中で、悔しさを押し殺しながら涙を浮かべて「申し訳ございません」と謝罪する彼の姿を見たとき、僕も思わず画面越しに「謝らないでくれ」と叫びたくなりました。
本人はギリギリまで出場を希望していたはずですが、事務所側の賢明な判断と、本人の責任感が重なった結果の欠場だったと言えます。
SASUKE2025岩本照(Snow Man)欠場・辞退の反響
■聖地・緑山に響いた涙とファンの温かい反響
岩本くんは自ら挑むことは叶わなかったものの、会場に残って仲間たちを全力で応援する道を選びました。
特に、今回が「最後の挑戦」と決めていた大先輩、A.B.C-Zの塚田僚一くんの勇姿を誰よりも近くで見守る彼の姿は、多くの視聴者の涙を誘いました。
塚田くんがタイムアップで力尽きた際、岩本くんが号泣しながら「塚ちゃんがいたから、今の俺がいる」と叫んだシーンは、まさにSASUKE史に残る絆のドラマでしたね。
SNS上では、彼の欠場を惜しむ声だけでなく、仲間のために声を枯らして応援する姿に「これこそが岩本照だ」と称賛するコメントが溢れ返りました。
「呼吸してー!!」という彼お馴染みのエールが今年も緑山に響き渡ったことは、ファンにとって唯一の救いだったのかもしれません。
また、日置将士さんら「SASUKE兄弟」とも言える仲間たちが、岩本くんの思いを背負って戦う姿にも、深い友情を感じずにはいられませんでした。
一部では欠場を批判する心無い声もありましたが、それ以上に「怪我をしないでくれてよかった」「また来年待っている」という温かい擁護の声が圧倒的だったのが印象的です。
彼がプロモーションのために披露したサンタコスチューム姿には、「ムキムキなのに天使」というギャップ萌えの嵐が巻き起こるなど、出場せずとも主役級の存在感を放っていました。
岩本照のSASUKE歴代の結果は?
■筋肉は嘘をつかない!岩本照くんのSASUKE全歴史と魂の軌跡
ここで、彼がこれまで歩んできたSASUKEでの挑戦の歴史を振り返ってみたいと思います。
彼の初出場は2017年の第33回大会で、当時は「クワッドステップス」という最初のエリアで脱落するという、ほろ苦いスタートでした。
続く第34回では「フィッシュボーン」、第35回では「ドラゴングライダー」と、初期は1stステージの壁に何度も跳ね返される日々が続きました。
2018年の第36回大会では、あと一歩で「そり立つ壁」をクリアできるというところで無情のタイムアップを迎え、その悔しさが彼をさらなる高みへと押し上げました。
そして、ついに歓喜の瞬間が訪れたのは2020年の第38回大会、念願の1stステージをクリアし、2ndステージの「サーモンラダー」まで駒を進めたのです。
翌年の第39回大会でも連続で1stをクリアし、2ndの「リバースコンベアー」で惜しくもタイムアップとなるなど、実力は完全にベテランの域に達していました。
しかし、SASUKEの魔物は恐ろしく、第40回、41回、そして2024年の第42回大会では、因縁の「ドラゴングライダー」で三連続の落水を喫することになります。
それでも彼は決して諦めず、2024年夏に開催された「SASUKEワールドカップ」では日本代表の一員として、ついに未知の領域である3rdステージまで進出しました。
高難易度の「クリフディメンション」に指をかける彼の姿は、まさにアイドルという枠を超えた本物の競技者の輝きを放っていましたね。
これまでの通算成績は10回出場(今大会を除く)、1stステージクリア2回、最高成績は2ndステージ進出となっています。
まとめ
■僕たちがこれからも「岩本照のSASUKE」を応援し続ける理由
SASUKE2025での欠場は、岩本くん本人にとっても、僕たち応援する側にとっても、本当に胸が痛む出来事でした。
しかし、あの日彼が流した涙と、仲間を想う熱い叫びは、どんなクリアパフォーマンスよりも僕たちの心に響いた気がします。
アイドルとしての責任を全うしながらも、一人の男としてSASUKEを愛し抜く彼のスタイルは、これからも変わることはありません。
多忙なスケジュールの中で自分を追い込み、さらに強くなって戻ってくる「ひーくん」の姿が、今から目に浮かぶようです。
来年のSASUKEでは、きっとあの弾けるような笑顔で、因縁のドラゴングライダーを攻略してくれると信じています。
僕も一人のSASUKEファンとして、彼が完全制覇を目指して再び緑山のスタートラインに立つその日まで、全力で「呼吸」しながら待ち続けたいと思います。
どんなに高い壁が立ちはだかっても、仲間と手を取り合い、一歩ずつ登り続ける彼の姿は、まるで荒波を乗り越えて進む巨大な船のように、僕たちに勇気を与えてくれるのです。
