巨人の新大砲、ボビー・ダルベック選手の獲得が正式に発表されましたね!
プロ野球ファンとして、これほどワクワクするクリスマスプレゼントのようなニュースは久しぶりで、思わず興奮を抑えきれません。
今回は、この期待の新助っ人について、Wikipediaよりも詳しく、そして愛を込めて徹底的に解説していきます!
ダルベック|巨人に移籍!
■巨人がダルベックを獲得した理由
阿部巨人が彼を選んだ最大の理由は、主砲・岡本和真選手のメジャー挑戦に伴う「大きな穴」を埋めるためです。
長年4番を務めた岡本選手がいなくなる打線の重圧は計り知れませんが、ダルベック選手はその圧倒的なパワーでチームを支える存在として白羽の矢が立ちました。
巨人の編成陣は、右の長距離砲を喉から手が出るほど欲していたようで、マイナー通算161発の実績は補強ポイントに完璧に合致しています。
残留が決まったキャベッジ選手との強力な「右の大砲コンビ」は、セ・リーグ他球団の投手陣にとって間違いなく脅威になるはずです。
ダルベック|プロフィール、年齢・身長は?
■ダルベックのプロフィール
ダルベック選手のフルネームはロバート・バーノン・ダルベックといい、1995年6月29日にワシントン州シアトルで産声を上げました。
身長193センチ、体重102キロという恵まれた体格は、まさに東京ドームに現れたギリシャ彫刻のような迫力そのものです。
彼は単なる野球エリートではなく、高校時代はバスケットボール選手としても活躍し、ピアノやギターも弾きこなす多才な一面も持っています。
アリゾナ大学時代には強肩を活かした投手としても活躍しており、身体能力の高さは折り紙付きと言えるでしょう。
ダルベック|経歴
■MLBキャリアの光と影
2016年のドラフト4巡目で名門ボストン・レッドソックスに入団し、そこから彼の挑戦が始まりました。
2020年にメジャーデビューを飾ると、いきなり「デビュー10試合以内で5戦連発」というMLB史上初の快挙を成し遂げて世界を驚かせました。
2021年には25本塁打を放ち、ア・リーグの新人月間MVPにも選ばれるなど、将来を嘱望されるスター候補だったのです。
しかし、その後は変化球への対応や三振の多さに苦しみ、マイナーとメジャーを行き来するもどかしい日々が続きました。
それでも腐ることなく、2025年にはホワイトソックスなどの傘下で、再び虎視眈々とチャンスを狙っていた不屈の男でもあります。
ダルベック|MLB成績
■シーズン別の主な成績
彼のメジャー通算成績を振り返ると、338試合で打率.222、47本塁打、143打点という、ロマンあふれる数字が並びます。
短縮シーズンだった2020年にはわずか23試合で8本塁打を放ち、その長打率は.600という驚異的な数値でした。
キャリアハイの2021年は133試合に出場し、25本の本塁打をスタンドに叩き込んでいます。
その後、2022年は12本、2023年と2024年はそれぞれ1本とメジャーでは苦戦しましたが、そのパワーのポテンシャルは失われていません。
特筆すべきは2023年の3A成績で、114試合で33本塁打を放っており、マイナーレベルではもはや「無双」の状態でした。
シーズン別主な成績(MLB通算)
以下はMLBでのキャリア統計をまとめたテーブルです(2025年シーズン終了時点)。データはBaseball-ReferenceとMLB公式から引用。
| シーズン | チーム | 試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS | 三振数 | 特記事項 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020 | BOS | 23 | .263 | 8 | 16 | .959 | 39 | デビューイヤー、好スタート |
| 2021 | BOS | 133 | .240 | 25 | 78 | .792 | 156 | キャリアハイの本塁打数 |
| 2022 | BOS | 117 | .215 | 12 | 39 | .677 | 118 | 打撃不振で出場減少 |
| 2023 | BOS | 21 | .204 | 1 | 1 | .570 | 21 | マイナー中心に過ごす |
| 2024 | BOS/CHW | 37 | .133 | 1 | 8 | .410 | 43 | レッドソックスからDFA、ホワイトソックス移籍 |
| 2025 | CHW/KC | 7 | .222 | 0 | 1 | .611 | 5 | ロイヤルズ傘下でマイナー主戦 |
| 通算 | – | 338 | .222 | 47 | 143 | .712 | 382 | – |
- 2020-2021: ブレイクとピーク: デビュー直後の活躍でレッドソックスの将来の主砲候補に。2021年は25本塁打を放ち、チームのワイルドカード進出に貢献。ただし、三振数が156とリーグワーストクラスでした。
- 2022-2023: 低迷期: 打率低下と三振増加でレギュラー定着に失敗。2023年はAAA級で打率.257、20本塁打を記録しましたが、MLBでは21試合のみ。
- 2024-2025: 移籍とマイナー中心: 2024年1月にレッドソックスからDFA(Designated for Assignment)され、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍。シーズン中盤にカンザスシティ・ロイヤルズへトレードされましたが、主にAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプレー。2025年はAAAで打率.252、8本塁打、OPS.848をマークし、パワーを維持。通算でAAA級では.874 OPS、24本塁打(2025年含む)と、マイナーでは一貫して好成績を残しています。
ダルベック|プレースタイルと守備
■プレースタイルと守備の評価
プレースタイルについては、まさに「当たればホームラン」を地で行く、ファンを魅了する豪快なフルスイングが持ち味です。
打球の速度や飛距離はメジャートップクラスで、過去には推定515フィート(約157メートル)の特大弾を放ったという伝説まで持っています。
守備では主に一塁と三塁を任されますが、レッドソックス史上最も背の高い遊撃手として出場したこともあるほど器用です。
三塁守備では、投手として90マイル後半を計測したこともある「キャノンアーム」が大きな武器になります。
2019年のプレミア12ではアメリカ代表として一塁手のベストナインに選ばれており、日本のファンには馴染み深い存在かもしれませんね。
ダルベック|年俸と移籍金の推移
契約金の推移を見てみると、2016年のレッドソックス入団時には65万ドルの契約金を手にしています。
2020年の年俸は56万3500ドル(プロ換算で約9万ドル)からスタートし、2021年には57万5000ドル、2024年には76万ドルまで上昇しました。
2025年はホワイトソックスと年俸125万ドルのマイナー契約を結び、メジャー昇格を勝ち取るなど価値を証明してきました。
そして今回の巨人との契約は、1年契約で年俸100万ドル(約1億5000万円)と報じられており、まさに再起をかけた勝負の年と言えます。
巨人が彼にこれだけの投資をするのは、岡本選手がいなくなった後の打撃力を彼に託している証拠でしょう。
まとめ
■最後に期待を込めて
日本の歴史ある伝統球団でプレーできることを「心から光栄だ」とダルベック選手は語っています。
三振を恐れずに振り切る彼の姿勢が、もし日本のマウンドに適応すれば、ホームラン王争いの主役に躍り出る可能性は十分にあります。
彼の豪快なアーチが東京ドームの看板を直撃するシーンを想像するだけで、来シーズンの開幕が待ちきれなくなりますね!
まさに「未完の大器」が日本でどんな花を咲かせるのか、全力で応援していきましょう。
