こんにちは、はるをです!
この記事ではhuluで5月18日に配信開始となった韓国ドラマ「思春期メドレー(原題:춘기 메들리)」について解説しています。
「思春期メドレー」はウェブ漫画が原作で、転校を繰り返す主人公が巻き起こす騒動を通じて、高校生の友情、恋愛、そして成長を繊細に描いた作品。
クァク・ドンヨンとイ・セヨンが主演し、他の若手俳優やアイドルの特別出演も話題となりました。

全4話で構成された短編シリーズで、懐かしさや爽やかな青春を感じさせる作品として評価されているよ。
思春期メドレー(韓国ドラマ)解説|あらすじ
まず、「思春期メドレー」の物語の始まりからお話ししますね。
主人公はチェ・ジョンウ君という高校生です。
彼は、お父さんの仕事の都合で、幼い頃から転校を繰り返してきたんですね。
その回数、なんと13回!。

すごい数ですよね。
最初は友達との別れが辛くて泣いたりもしたみたいですが、もうすっかり転校には慣れっこになってしまっていて、新しい環境での過ごし方にも自分なりのやり方を身につけているんです。
それが、「なるべく目立たないように、人間関係には深入りしない」というスタンス。
まさに、透明人間みたいに過ごそうとしていたんですね。
物語は、大人になったジョンウ君が、塾講師をしながら暮らしているところに、10年前に通っていた高校のコミュニティサイトが閉鎖されるという知らせが舞い込んだことから始まります。
そして、ジョンウ君は、その高校時代を回想する形でストーリーが進んでいくんです。

この構成が、なんだか懐かしいアルバムをめくるような雰囲気で、すごく引き込まれました。
さて、高校時代のジョンウ君に戻りましょう。
彼は、お父さんの新しい転勤で、ナミル高校という田舎町の高校にやってきます。
ここでもいつものように、目立たずにやり過ごそうとしていたのですが、彼の思惑とは裏腹に、色々な出来事が起こり始めるんです。
隣の席のドクウォン君が彼の壁を越えてこようとしたり、学級委員のアヨンさんが次々と用事を押し付けてきたり。
最初はうんざりしていたジョンウ君ですが、転校して間もない頃、またお父さんの転勤が決まったと聞かされるんです。
しかも今回は、これまで転校させてばかりだったジョンウ君への負担を考え、お父さんが栄転のチャンスだった転勤を取りやめることを検討し始めるんですね。
この「また転校するらしい」という知らせを聞いたジョンウ君は、ちょっとヤケになってしまうんです。
どうせすぐにいなくなるんだから、面倒なことや大変なことも、引き受けるだけ引き受けて逃げちゃえ!
って閃いちゃうんですね。

ここから、ジョンウ君の予想外の行動が始まるんです。
皆から恐れられている学校のボス、ヨクホ先輩に喧嘩を売ってタイマンを約束したり、のど自慢大会に出場者として名乗りを上げたり。
そして、一番腹立たしかった学級委員のアヨンさんに、殴る代わりに「付き合おう」と言ってみたりするんです。もう、無茶苦茶ですよね(笑)。
ところが、です!アヨンさんは、ジョンウ君のその言葉にあっさり「OK」してしまうんですね。
ジョンウ君はまさかOKされるなんて思ってもみなかったみたいで、これにはびっくり!。
そして、もっとびっくりなのは、お父さんが本当に転勤を取りやめてしまうんです。

息子に負担をかけていたと気付いたから、と。
さあ、ここからジョンウ君は大パニックです!。
どうせ転校するからと勢いで引き受けた、学校一強い先輩とのタイマン、
好きでもないのに付き合うことになった彼女、
そして学校代表としてのど自慢大会への出場
という、まさに「三段コンボ」を食らってしまう羽目になってしまうんですね。

もう、笑うしかないような状況ですよね。
物語は、この絶体絶命のピンチから、ジョンウ君がどうやって切り抜けていくのかを中心に描かれます。
最初は以前のように、また目立たないようにこそこそと過ごそうとするジョンウ君ですが、一度目立ってしまった彼には、もうそれは許されないんです。
この出来事をきっかけに、これまで他人と深く関わろうとしなかったジョンウ君に、大きな変化が訪れるんですね。
周りの友人やアヨンさん、そしてヨクホ先輩といった様々な人たちとの関わりを通して、ジョンウ君が自分自身や他人と向き合い、成長していく姿が描かれていきます。
友情、恋愛、そして自分自身の弱さや強さ。思春期ならではの悩みや感情が、本当に丁寧に、そして温かく描かれているんです。
このドラマを見ていると、「ああ、自分もこんなことあったな」とか、「こういう気持ち、わかるな」って、なんだか自分の青春時代を重ね合わせてしまうような、そんな不思議な感覚になるんですよ。
全4話という短い時間の中に、思春期の輝きと悩みがぎゅっと詰まっていて、見始めたらあっという間なんですが、見終わった後には、どこか清々しい気持ちになるような、そんな物語だと思います。
思春期メドレー(韓国ドラマ)|キャスト
「思春期メドレー」の魅力の一つは、やっぱりフレッシュで個性豊かな登場人物たち、そしてそれを演じる俳優さんたちなんですよね。
特に主演の若い俳優さんたちが、本当にキラキラしていて、見ていて応援したくなるんです。
まず主人公のチェ・ジョンウ君。
転校を繰り返す中で「当たり障りなく過ごす方法」を身につけてしまった不器用な男の子です。
最初はちょっと頼りなく見えるんですけど、物語が進むにつれて、色々な経験を通して少しずつ変わっていく姿が描かれています。
このジョンウ君を演じているのが、クァク・ドンヨン君です。
彼はこのドラマが放送された当時、まだ役の年齢とほぼ同じくらいだったんですね。

だからこそ、思春期特有の未熟さとか、ちょっとした葛藤みたいなものが、すごくリアルに伝わってくるような気がしました。
人によっては、その等身大の演技が「雑味」に感じられるという意見もあるみたいなんですが、私はむしろ、それがこの役の魅力になっているんじゃないかなって感じました。
計算された演技じゃなくて、剥き出しの感情みたいなものが伝わってきて、それが胸に響くこともあったんです。
ちなみに、大人になった10年後のジョンウ君は、ペク・ソンヒョンさんが演じています。
この切り替えも、時間の経過を感じさせてくれて面白かったですね。
そして、ヒロインのヤン・アヨンさん。
彼女は成績優秀な学級委員長で、最初はジョンウ君に用事を押し付けるちょっと意地悪な子なのかな?って思うんですが、実はジョンウ君の転校続きの状況を理解して、彼がクラスに馴染めるように気にかけてくれていたんです。
ジョンウ君が告白した時、あっさりOKしちゃうところも、彼女の真っ直ぐさというか、大胆さというか(笑)、思春期らしい衝動が感じられて可愛いんですよね。
イ・セヨンさんがこのアヨンさんを演じているんですが、彼女の演技もすごく自然で、感情の変化が丁寧に描かれていたなと思います。
アヨンさんには、誰にも話していない秘密や、転校の事情があったりして、そのあたりも物語の鍵になっていて目が離せませんでした。
ジョンウ君の友人となるイム・ドクウォン君も、私にとってすごく印象的なキャラクターでした。
彼はジョンウ君の隣の席で、いじめられっ子という設定なんですが、ただ弱いだけの子ではないんです。
ジョンウ君がピンチの時に、勇気を出して助けようとしたり、濁流に飛び込んで女の子を救ったり。

見ていて本当に胸を打たれるシーンがたくさんありました。
クァク・ジョンウク君が演じているんですが、「ゆれながら咲く花」では全く違う役を演じていたと知って、その演技の幅広さに驚きました。
彼のキャラクターが、このドラマに温かさと感動を与えてくれていたように思います。
学校のボス、イ・ヨクホ先輩も、ただの不良ではない深みのあるキャラクターです。
皆から恐れられているけれど、実はアヨンさんの亡くなったお兄さんと特別な関係があったり、プロボクサーを目指していたりと、彼の抱える事情が分かってくると、見え方が変わってきます。
チェ・テジュン君が演じているんですが、睨む時の目に凄みがあって、役柄に説得力がありました。
ヨクホ先輩とジョンウ君の関係性の変化も、このドラマの見どころの一つだと思います。
他にも、ジョンウ君に近づく成績優秀者のヒョンジンさん(ペ・ヌリさん) や、ヨクホ先輩の子分的な存在でアヨンさんに想いを寄せるウォニル君(ユン・パクさん) など、個性豊かなクラスメイトたちが、物語を盛り上げてくれています。
そして、このドラマには特別出演している俳優さんも豪華なんです!
CNBLUEのジョンヒョンさんがアヨンさんのお兄さん役で、INFINITEのソンヨルさんが生徒会長役で登場します。
ちょこっとしか出ていないカメオ出演ではあるんですが、ジョンヒョンさんのシーンは個人的にすごく心に残っていて、涙なしでは見られませんでした。
彼らの登場を探してみるのも、このドラマの楽しみ方の一つかもしれませんね。
どの俳優さんも、それぞれのキャラクターを本当に魅力的に演じていて、短いドラマなのに一人ひとりの顔が心に残るんです。
彼らの瑞々しい演技が、「思春期メドレー」という作品に生命を吹き込んでいるんだな、と感じました。
思春期メドレー(韓国ドラマ)|感想は面白い?
「思春期メドレー」は、見た人によって色々な感想があるみたいですね。
私が色んな感想を読んだ中でも、すごく面白かった!という方もいれば、正直あまり感情移入できなかった、という方もいらっしゃいました。
感情移入が難しかったという方の意見としては、思春期の初恋物語なのに、胸が締め付けられるような感覚がなかったことや、ドラマの舞台である田舎町の雰囲気に懐かしさを感じなかったこと。
そして主人公のジョンウ君を演じるクァク・ドンヨン君の演技が、役の年齢に近いが故の「雑味」のように感じられて、それが少し苦手だった、という理由が挙げられていました。
その方は、もう少し年齢が上の俳優さんが演じると、浄化されたような感じになるのかもしれない、ともおっしゃっていましたね。
アヨンさんの気持ちが最後に明かされる構成も、「愛するウンドン」の時には感動したのに、このドラマでは「あ、そう…」くらいにしか受け止められなかった、とのことでした。
こういう感想を読むと、ドラマって本当に相性があるんだなあって改めて感じますね。
一方で、このドラマを絶賛している方もたくさんいらっしゃいます。
映像がすごく綺麗で、流れている曲も良くて、切ない恋心が上手に描かれているという声もありました。
そして何より、出演している若いキャストの子たちがすごく光っている!と。
特に感動するような悲しい話ではないのに、最終話で涙がポロポロ止まらなくなった、という感想や、見終わった後に心がほっこりする余韻がある、という意見もあって、すごく共感しました。
私も、ドクウォン君が勇気を出すシーンとか、ちょっと泣きそうになっちゃいましたし、最後にはジョンウ君とアヨンちゃんの姿に、じんわりと温かいものが込み上げてきました。
また、全4話という短い作品なので、サクッと気軽に見られるのも良い点だという声も多いですね。
確かに、重すぎないのに、ちゃんと心に残るメッセージがあるのが、このドラマの魅力だと思います。
私の個人的な感想としては、感情移入できなかったという方の意見も理解できる部分はあります。
例えば、クァク・ドンヨン君の等身大の演技は、確かに「作られたドラマの主人公」というよりは、どこかにいそうな普通の高校生のリアルな不器用さや揺れ動きが感じられました。
でも、私はそれが逆に新鮮で、彼と一緒に物語の中を歩いているような感覚になれたんです。
懐かしさという点では、私も田舎の高校生活を送ったわけではないので、ノスタルジーはそこまで強く感じなかったかもしれません。
それでも、思春期特有の、あの何とも言えない空気感というか、甘酸っぱさとか、悩んだりぶつかったりしながら少しずつ大人になっていく感じは、国や世代が違っても共通するんだな、と強く感じました。
ドクウォン君やヨクホ先輩といった、ジョンウ君を取り巻く男の子たちの友情や、彼らの内面に触れるシーンも、見ていてすごく胸を打たれました。
特に、ドクウォン君のひたむきな優しさや勇気には、本当に感動させられましたね。
あとは、随所に散りばめられたユーモラスなシーンも大好きでした。
ジョンウ君が自転車に乗れないとか(笑)、のど自慢の練習のシーンとか、思わずクスッと笑っちゃうところがたくさん!
シリアスになりすぎず、明るいトーンで物語が進んでいくのが心地よかったです。
全体を通して、派手な展開があるわけではないけれど、どこにでもいる普通の高校生たちの日常が、すごく丁寧に、温かく描かれている作品だなと感じました。
純粋な彼らの姿を見ていると、なんだか心が洗われるような気持ちになりますね。
相性はあるかもしれませんが、私にとっては、見て良かった!と思える、後味の良い素敵なドラマでした。
「思春期メドレー」のここが見どころ!
さて、ここまであらすじやキャスト、見た人の感想をお話ししてきましたが、最後に私が思う「思春期メドレー」の特におすすめしたい見どころをいくつかご紹介させてくださいね!
まず一番の見どころは、やっぱり主人公ジョンウ君の「成長物語」だと思います。
彼は13回も転校を経験して、もう心に壁を作って、他人と深く関わらないように生きてきました。
でも、最後に決めたはずの転校がまさかの中止になってしまい、どうせならとヤケになって起こした行動の結果、タイマン、彼女、のど自慢という「三段コンボ」を抱えることになってしまう、この絶体絶命のピンチが、皮肉にも彼の人生の大きな転機となるんです。
この出来事をきっかけに、ジョンウ君が周りの人々と向き合い、自分の気持ちと向き合い、少しずつ臆病だった殻を破っていく姿が、本当に丁寧に描かれています。
特に、これまで逃げてばかりだった彼が、アヨンさんの言葉を思い出して、ボクシングの試合で何度倒されても立ち上がり続けるシーンは、胸が熱くなりました。

こういう、キャラクターが困難を通して変わっていく姿を見るのが、私は大好きなんですよね。
次に、甘酸っぱい「初恋」の行方です。
ジョンウ君とアヨンさんの関係は、最初こそジョンウ君の勢い任せの告白から始まりましたが、一緒に過ごすうちに、お互いを意識し合い、少しずつ惹かれ合っていく様子が、すごく可愛らしく描かれています。
特に、アヨンさんがジョンウ君のために色々と気を使っていたことや、彼女自身が抱えていた秘密が明らかになった時、
「ああ、そういうことだったのか」
って、二人の関係性がより深く理解できるようになるんですね。
アヨンさんがなぜジョンウ君の告白をOKしたのか、その「秘密」が明かされるシーンは、切なさもあってグッときました。
二人の間の、少し不器用だけど真っ直ぐな感情のやり取りが、このドラマの大きな魅力の一つだと思います。
そして、「友情」も欠かせない見どころです。
ジョンウ君とドクウォン君の関係性、そしてジョンウ君、ドクウォン君、ヨクホ先輩たちの間に生まれる絆が、本当に温かいんです。
特にドクウォン君は、気弱な自分を変えようとするジョンウ君をいつも応援してくれて、いざという時には自分を顧みずに友達のために行動する、本当に素敵なキャラクターです。
男の子たちの、ぶつかり合いながらも認め合い、助け合う姿は、見ているこちらも心が熱くなりますね。

私は海外ドラマや映画を見るのが好きなんですが、やっぱり友情って万国共通で、見る人の心を揺さぶるテーマなんだなって改めて感じました。
演出面では、ジョンウ君の心理描写に重点が置かれている点が挙げられます。
彼の視点から物語が語られることで、彼が感じている不安や戸惑い、喜びといった繊細な心の動きが、よりダイレクトに伝わってきます。
あとは、大人になったジョンウ君の回想と、高校時代の物語が交互に描かれる構成も、見ている側に色々な感情を抱かせてくれる工夫だなと思いました。
過去の出来事が現在のジョンウ君にどう繋がっているのか、考えながら見るのも楽しいかもしれません。
短いながらも、思春期ならではの様々な出来事や感情が詰まっていて、登場人物一人ひとりが魅力的。派手さはないけれど、温かくて、どこか懐かしい気持ちになるような、そんな作品です。
全4話なので、週末にまとめて見たり、ちょっと疲れた時にふっと見返したりするのにもぴったりだと思います。
特に、青春時代の甘酸っぱい思い出や、あの頃の空気感を思い出したいな、なんて方には、きっと心に響く作品になるんじゃないかなと思いますよ。
もし気になった方がいたら、ぜひ一度見てみてくださいね!見てみて感じたことなど、皆さんの感想も聞かせてもらえたら嬉しいです。
それでは、今日はこの辺で。また次のブログでお会いしましょう!はるをでした!
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