こんにちは、はるをです!
この記事ではnetflixで3月14日に配信開始された映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角(原題:Pretty in Pink)」について解説しています。
「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」は身分違いの恋に揺れる80年代の青春を描いた、甘く切ないラブストーリーです。

貧しい少女と裕福な御曹司の恋、友情、そして成長を描いた青春映画の金字塔だよ
プリティ・イン・ピンク(映画)あらすじ
主人公はアンディという女子高生。彼女は、お母さんが出て行って以来、お父さんのジャックと二人暮らしで、決して裕福とは言えない生活を送っています。
お父さんは職を転々としていて、アンディがいつも励ましているような、ちょっと頼りないところもあるんです。
そんなアンディの悩みは、一ヶ月後に迫ったプロムのこと。プロムって、アメリカの高校で最後に開かれるフォーマルなダンスパーティーのことらしいんですけど、アンディにとってはすごく特別なイベントみたいなんです。
アンディは、アルバイト先のレコード店で、お客さんとしてやってくるブレーンというハンサムな青年に心を惹かれます。
実はブレーンは同じ高校に通うお金持ちの男の子。

まさかそんな彼からデートに誘われるなんて、アンディは夢にも思っていなかったでしょうね。
一方で、アンディの幼なじみで、彼女にずっと恋心を抱いているダッキーという男の子がいるんですが、ブレーンの登場で彼は気が気じゃありません。
ダッキーはちょっと三枚目なキャラクターで、アンディにいつもアプローチを試みるんですが、なかなか相手にされないんですよね。この三角関係が、物語の序盤の軸になっていきます.
プリティ・イン・ピンク(映画)最後の結末※ネタバレ注意!
物語はさらに展開していきます。
ブレーンにデートに誘われて大喜びのアンディ。でも、ブレーンの友人であるステッフは、典型的なお金持ちのお坊ちゃんで、アンディのような貧しい子とブレーンが付き合うなんて考えられない。
ステッフはブレーンに「あんな貧乏人と付き合うなら絶交だ」と言い放ち、ブレーンは悩んでしまいます。ステッフはアンディのことも何かと目の敵にするんですよね。
そんな中、ブレーンはアンディをステッフの家で開かれたパーティーに連れて行きますが、そこでアンディは自分と彼らの育った環境の違いを痛感させられます。
その後、ブレーンはアンディをプロムに誘うのですが、ステッフの言葉が気になり、アンディからの電話にも出なくなってしまうんです。

アンディは不安でいっぱいになりますよね。
数日後、アンディのお父さんが、彼女のためにプロム用のピンクのドレスを買ってきます
でも、ブレーンとの関係がうまくいっていないアンディは、複雑な気持ちでしょうね。
学校でブレーンを問い詰めるアンディですが、彼は「君が原因じゃない」と弁解するばかり。うちひしがれたアンディは、アルバイト先の店長であるイオナのアパートを訪ねます。
イオナはアンディにとって、ファッションのセンスも良くて、色々な相談に乗ってくれる、お姉さんのような存在なんです。
イオナは、自分がプロムの時に着ていったというドレスをアンディに譲り受け、お父さんのくれたドレスと一緒に、アンディは自分でデザインして新しいドレスを作ることを決意します。

このシーンは、アンディの強さと創造性が光っていて、私もすごく好きなんです。
そして、いよいよプロム当日。心残りのないようにと、アンディは一人でプロム会場に向かいます。すると、そこにダッキーが笑顔で彼女を迎えるんです。ダッキーはいつもアンディのことを思っていて、本当に優しい男の子なんですよね。
会場の片隅のテーブルに座っていたブレーンは、アンディを見て「愛してる」と言って立ち去ります。
それを見たダッキーは、「追いかけないと、もうつきあわないぜ」とアンディに言い、アンディはブレーンの後を追いかけ、二人は抱き合ってキスをする、という結末を迎えます。
プリティ・イン・ピンク(映画)キャスト

この映画には、魅力的なキャストがたくさん出演しているよ。
主人公のアンディを演じたのは、80年代の青春映画のアイコン的存在だったモリー・リングウォルド。
彼女のファッションは当時すごく話題になったそうで、「リングレッツ」なんて呼ばれるフォロワーもいたみたいですよ。
- ブレーン役は、甘いマスクのアンドリュー・マッカーシー。
- ダッキー役は、コミカルな演技が光るジョン・クライヤー。
アンディの父親ジャックを演じたのは、味のある演技が魅力のハリー・ディーン・スタントン。
そして、アンディの良き理解者であるイオナ役には、アニー・ポッツ。ステッフ役には、ちょっと嫌な役どころを見事に演じたジェームズ・スペイダー。
プリティ・イン・ピンク(映画)感想はつまらない?面白い?
この映画を見た人の感想も様々ですね。多くの人が、80年代の雰囲気やファッション、そして何と言っても音楽が素晴らしいと言っています。
私も、この映画のサウンドトラックは大好きで、特にオーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダークの「イフ・ユー・リーブ」は、切ないシーンにすごく合っていて、何度聴いても胸が締め付けられます。
アンディの個性的なファッションも、見ていてすごく楽しいですよね。自分で古いドレスをリメイクするセンスは、本当に素敵だと思います。
一方で、ストーリーはよくある貧しい女の子と金持ちの男の子のロマンスで、少し平凡だという意見もあります。
また、結末についても賛否両論あるみたいです。もともとの脚本では、アンディはダッキーと結ばれる予定だったのが、試写会の反応を受けて変更されたそうなんです。
アンディが最後にブレーンを選ぶ展開に、納得がいかないという人もいるようですね。
ダッキーのアンディへの一途な想いを考えると、そう思う気持ちも分かります。
私自身も、初めて見たときはダッキーにすごく感情移入したので、少し複雑な気持ちになったのを覚えています。でも、アンディが自分の気持ちに正直になった結果なのかな、とも思います。
プリティ・イン・ピンク(映画)見どころは?
この映画の見どころはたくさんありますが、まずアンディのファッションは絶対に注目してほしいポイントです。
彼女の着こなしを見ていると、自分らしさを表現することの大切さを教えてくれるような気がします。それから、80年代の音楽も、この映画の大きな魅力です。

音楽が、登場人物たちの感情を豊かに表現していて、セリフがなくても心情が伝わってくるシーンがたくさんあります。
そして、貧富の差による葛藤や、友情、そして恋といった、普遍的なテーマが描かれているのも、この映画が長年愛され続けている理由だと思います。
アンディが自分の境遇に悩みながらも、自分のスタイルを貫き、好きな人に気持ちを伝えようとする姿は、観る人に勇気を与えてくれるのではないでしょうか。
個人的には、この映画を見ていると、高校時代の甘酸っぱい気持ちや、将来への不安、そして友情の大切さなど、色々な感情が蘇ってきて、すごく懐かしい気持ちになるんです。
英語の勉強そっちのけで、何度も見返してしまうほど、私にとって特別な映画なんです。
皆さんもぜひ一度、『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』の世界に浸ってみてくださいね!きっと、何か心に残るものが見つかるはずです。
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