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恐怖のメロディ(映画)ネタバレwiki|あらすじ・最後の結末は?相関図は?

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海外ドラマ・映画

皆さん、こんにちは!

映画の世界にどっぷり浸かっている僕から、今日はちょっと昔の、でも今なお色褪せない名作について語らせてくださいね。

今回ご紹介するのは、ハリウッドの巨匠クリント・イーストウッド監督の記念すべきデビュー作。

彼のキャリアの原点とも言える、あの「恐怖のメロディ」です。

昔の作品だからと敬遠している方もいるかもしれませんが、これが本当に面白いんですよ。

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恐怖のメロディ(映画)ネタバレwiki|あらすじ

『恐怖のメロディ』ってどんな話?

舞台は、美しいカリフォルニアの小さな海辺の町カーメルです。

ここでラジオDJとして人気を集めているのが、クリント・イーストウッド演じるデイヴ・ガーランド。

彼は仕事の合間に詩を朗読したり、リスナーからのリクエストに応えたりして、その渋い声で多くのファンを魅了しているんです。

デイヴの番組には、いつも決まった時間に「ミスティをかけて」とリクエストする常連の女性リスナーがいました。

ある晩、仕事を終えて行きつけのバーに立ち寄ったデイヴは、そこでエヴリンという魅力的な女性に出会います。

話が弾み、二人は一夜を共にするのですが、実はこのエヴリンこそが、あの「ミスティ」をリクエストしていた女性だったんです。

ここから、デイヴの日常は一変してしまいます。

エヴリンは一夜限りの関係だと思っていたデイヴの気持ちとは裏腹に、まるで恋人のように毎日家を訪ねてくるようになるんです。

正直、デイヴは女性関係に少々ルーズなところがあって、かつて恋人だったトビーとの関係を清算しきれていませんでした。

そんな中、トビーが町に戻ってきて、二人はヨリを戻すことになります。

このことが、エヴリンの狂気を一層加速させてしまうんです。

エヴリンはデイヴの仕事のチャンスを台無しにしたり、彼の家に押しかけてバスルームで自殺を図ったりと、常軌を逸した行動をエスカレートさせていきます。

ついにはデイヴの家を荒らし、居合わせた家政婦さんまでナイフで襲い、瀕死の重傷を負わせてしまうんです。

さすがに警察が動き、エヴリンは精神病院に入院することになります。

これでようやく平穏が訪れるかと思いきや、物語はさらなる恐怖へと突き進んでいくんですよ。

恐怖のメロディ(映画)|キャスト・相関図

登場人物はどんな関係?

この映画の主要な登場人物は、デイヴを中心に複雑に絡み合っています。

まずは主人公のデイヴ・ガーランド

彼が、クリント・イーストウッド自身が演じる人気ラジオDJです。

とにかく女性にモテるんだけど、その分、ちょっと無責任なところもあるキャラクターですね。

そして、この物語の恐怖を体現するイヴリン・ドレイパー

ジェシカ・ウォルターが演じる彼女は、最初はデイヴの熱心なファンで魅力的に見えますが、関係を持った途端に異常な執着心を見せ、とてつもないストーカーへと変貌していきます。

彼女の豹変ぶりは本当に鳥肌ものですよ。

デイヴの本命の恋人であるトビーは、ドナ・ミルズが演じています。

奔放なデイヴの性格も理解している、おおらかな女性です。

彼女が物語の後半で重要な役割を果たすことになるので、注目してくださいね。

その他にも、エヴリンを逮捕し、トビーの身辺警護にあたるマッカラム巡査部長がいます。

彼もデイヴの番組のファンなんですよ。

デイヴの同僚DJのアル・モンテや、エヴリンに襲われるかわいそうな家政婦バーディー、そして、イーストウッド監督の師匠でもあるドン・シーゲルが友情出演しているバーテンダー役も登場します。

彼ら一人ひとりの行動や関係性が、このサスペンスの緊張感を高めているんです。

恐怖のメロディ(映画)ネタバレ|最後の結末は?

衝撃のラストを深掘り!

エヴリンが精神病院に入院して、デイヴはひと安心したのも束の間。

彼のラジオ番組に、退院したはずのエヴリンから電話がかかってきます。

彼女はハワイで新しい仕事を始めるから、「ミスティ」を最後にリクエストしてほしいと言うんです。

この時、エヴリンはエドガー・アラン・ポーの詩「アナベル・リー」の一節をつぶやきます。

翌日、デイヴはふとした瞬間に、トビーの新しいルームメイトの名前が「アナベル」だったことを思い出します。

その瞬間のデイヴの顔がね、もう凍り付くんですよ。

嫌な予感がしてすぐにトビーに電話をかけると、受話器を取ったのはまさかのエヴリンの声。

本番中にもかかわらず、デイヴはラジオ局を飛び出してトビーの家へと駆けつけます。

そこで彼が目にしたのは、トビーを警護していたマッカラム刑事の無惨な死体でした。

エヴリンは名前を偽って、トビーの家に入り込んでいたんです。

奥の部屋でロープで縛られたトビーを見つけ、救出しようとしたデイヴに、ナイフを手にしたエヴリンが襲い掛かります。

壮絶な乱闘の末、デイヴは力ずくでエヴリンを突き飛ばし、彼女はベランダから断崖の下の海へと落ちていくんです。

これでようやく悪夢は終わった…かと思いきや、映画のラストシーンがなんとも印象的です。

平穏を取り戻したデイヴが、いつものように番組を始めると、またしても「ミスティ」をリクエストする女性からの電話が。

デイヴの表情が固まるんですよね。

このエンディングは、僕も最初に観た時、ゾッとしました。

狂気は繰り返されるのか、それともデイヴの心に消えない傷を残したままなのか。

観る人によって色々な解釈ができる、なんとも示唆に富んだ終わり方なんです。

恐怖のメロディ(映画)ネタバレ|感想は面白い?つまらない?

みんなの感想はどう?

この「恐怖のメロディ」は、公開された1970年代にはまだ「ストーカー」という言葉すら一般に浸透していなかった時代に、その概念を先取りしていた作品として非常に評価が高いんです。

当時の観客は、エヴリンの異常な行動にどれほど衝撃を受けたことでしょう。

僕もね、現代の視点で見ても、彼女のじわじわと追い詰めてくる怖さ、ヒステリックな豹変ぶりには背筋が寒くなりました。

特に、エヴリンを演じたジェシカ・ウォルターさんの演技はもう、本当に素晴らしいの一言です。

ゴールデングローブ賞にノミネートされたのも納得の、まさに狂気を感じさせる圧巻のパフォーマンスでしたね。

彼女の存在なしには、この映画の魅力は半減してしまうでしょう。

一方で、デイヴとトビーの恋愛シーンや、唐突に挟まれるジャズフェスティバルの場面については、ちょっと中だるみを感じるという意見もあります。

確かに、サスペンスの緊迫感から少し離れる瞬間があるのですが、僕はこれがイーストウッド監督ならではの、あえてリズムに緩急をつける演出なんじゃないかと思っています。

あのリラックスしたシーンがあるからこそ、その後のイヴリンの狂気がより際立つと感じました。

それにしても、デイヴが家政婦さんを失い、仕事のチャンスも潰され、最後は本命の恋人も危険に晒される…。

「一夜の過ちがここまでエスカレートするのか!」と、男性の軽率な行動が引き起こす恐怖をまざまざと見せつけられます。

「危険な情事」の元ネタとも言われるように、もし軽はずみな関係に身に覚えがあるなら、この映画は本当に心臓に悪いかもしれませんね。

しかし、イーストウッド監督が初監督作でこれほどの緊迫感とテーマ性を描き出した手腕は、本当に驚くべきものです。

まとめ

低予算ながらも、電話や音楽を巧みに使ってサスペンスを盛り上げていく演出は、後の巨匠としての片鱗を十分に感じさせます。

「ミスティ」の甘く切ないメロディが、狂気の物語に流れることで、その対比がまた一層の恐怖を呼び起こすんですよね。

もし機会があれば、ぜひ一度、このクリント・イーストウッド監督の「原点」となる作品を体験してみてください。

きっと、彼の多面的な才能と、人間の心の深淵に触れることができるはずです。

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