昨日、2026年3月11日に大阪府の公立高校一般入学者選抜が実施され、多くの受験生が大きな壁を乗り越えましたね。
試験会場に向かう皆さんの背中を思い浮かべるだけで、受験指導に携わる一人として胸が熱くなる思いです。
自己採点を終えて一喜一憂している人も、今はただ自分を労ってほしいと心から願っています。
最新の入試状況を徹底的に分析しましたので、これからの合格発表に向けて心の準備を整えていきましょう。
大阪府公立高校入試2026概要
■2026年度入試の全体像
今年の一般入学者選抜は、全日制課程で3万3422人が志願し、平均倍率は1.05倍という状況でした。
文理学科などの人気校では、豊中高校が1.79倍、春日丘高校が1.66倍と非常に高い競争率を見せており、緊張感のある戦いになったはずです。
オンライン出願システムの導入により、出願や合格発表の流れが以前よりもスムーズになったのも今年の特徴ですね。
試験自体は国語、数学、英語、理科、社会の5教科で実施され、各教科とも受験生の持てる力が試される内容でした。
合格発表は3月19日に行われる予定で、それまでの時間は期待と不安が入り混じる特別な期間になるでしょう。
大阪府公立高校入試|平均点の推移
■過去の平均点と難化の歴史
大阪の入試を語る上で、2025年度の「260点ショック」と呼ばれた激しい難化を無視することはできません。
昨年度は5教科の合計平均点が260.33点まで大暴落し、多くの受験生が自信を失いそうになった激動の年でした。
それ以前の2024年度は287.5点、2023年度は290.0点程度で推移していたことを考えると、昨年の難しさがどれほど異例だったかが分かります。
科目別に見ても、昨年は特に国語や英語の平均点が大きく下がり、記述や長文の難化が顕著でした。
しかし、こうした歴史的な難化の翌年である2026年度は、出題傾向がどのように調整されるかが最大の注目点となっていました。
| 年度(入試実施年) | 5教科合計平均 | 国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 | 難易度特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年(令和7年度) | 260.33点 | 55.6 | 56.1 | 42.6 | 52.2 | 53.8 | 激難化(前年比-27点、国語・英語特に低下) |
| 2024年(令和6年度) | 287.5点 | 66.7 | 57.6 | 50.1 | 55.6 | 57.6 | 標準 |
| 2023年(令和5年度) | 290.0点 | 69.9 | 48.1 | 50.8 | 57.3 | 63.9 | やや易 |
| 2022年(令和4年度) | 286.4点 | 78.1 | 46.6 | 50.3 | 49.9 | 61.9 | 標準?やや易 |
| 2021年(令和3年度) | 267.6点 | 63.6 | 39.7 | 53.4 | 54.7 | 56.2 | 難化 |
大阪府公立高校入試2026|講評
■各科目の詳細な振り返り
国語については、B問題、C問題ともに昨年の激しい難化からはやや落ち着き、取り組みやすい記述問題が増えた印象を受けます。
特に論説文では情報化や芸術をテーマにした深い内容が出題されましたが、段落ごとの要旨を丁寧につかめれば得点に結びついたはずです。
数学のC問題では、整数の性質や関数のグラフ、平面図形での論理的な思考力が例年通り高いレベルで問われました。
計算自体は複雑ではないものの、座標や線分を文字で置いて式を立てる力が必要で、日頃の演習量で差がついたのではないでしょうか。
英語のC問題は、ニュージーランド出身の先生のスピーチを聞き取るリスニングや、条件英作文など、相変わらず全国屈指の難易度でした。
ただ、長文読解の語彙レベルが昨年ほど極端ではなく、基礎を固めていた受験生にとっては手応えを感じられる部分もあったようです。
理科は回路の計算や水溶液の濃度、天体など幅広い分野から出題され、一部の計算問題で苦戦したという声も聞こえてきます。
社会は出題順序に変化が見られましたが、資料読解や時事的な要素を含む標準的な問題が多く、時間配分さえ間違えなければ得点源にできた科目でしょう。
大阪府公立高校入試2026難易度は難しくなった?難化?易化?
■難易度と受験生の生の声
試験を終えた直後の受験生たちの感想を見ると、数学の一部や英語C問題について「昨年よりは解きやすかった」という声が目立ちます。
一方で、理科の細かな計算や社会の資料読み取りに時間を取られ、「時間が足りなかった」と焦りを感じた人も少なくないようです。
B問題を受験した生徒の中には、数学の大問3や4が驚くほど簡単だったと感じたケースもあり、難易度の差が激しい部分もありました。
全体的な印象としては、2025年度のような絶望的な難しさではなく、努力が正当に反映される「標準的な難易度」への回帰を感じさせます。
「難しかった」と感じるのは君だけではなく、周りのライバルたちも同じように汗をかいて問題に立ち向かっていたのです。
自分のミスばかりが気になってしまう時期ですが、部分点をもぎ取ろうとしたその執念が、きっと合格への扉を押し広げてくれています。
大阪府公立高校入試2026平均点は?
■2026年度の平均点予想
公式なデータが出るのはまだ先ですが、塾の速報や受験生の自己採点傾向から推測すると、平均点は昨年より上昇する見込みです。
昨年度の260点台という低水準から、今年は270点台前半から中盤、あるいは280点近くまで回復するのではないかと見ています。
科目別では、特に国語と英語の平均点が昨年の落ち込みから10点程度は持ち直すのではないでしょうか。
数学や社会は例年並みの水準を維持し、理科は難化したと感じる層がいるため、昨年と同等か微減になる可能性があります。
もちろんこれはあくまで予測に過ぎませんが、昨年より点数が取れているからといって油断はできず、逆に少し低くても平均が上がっていれば心配しすぎる必要はありません。
まとめ
■最後に伝えたいこと
まずは、これまで自分を信じて走り抜いてきた自分自身を、精一杯褒めてあげてください。
合格発表の3月19日までは、結果が気になってソワソワする毎日が続くと思いますが、今は少し勉強から離れて心と体を休める時です。
もし不安が消えないのなら、中学校の残り少ない時間を友人たちと思いっきり楽しむことで、気持ちを切り替えていきましょう。
大阪の入試は内申点との総合評価ですから、自己採点の結果だけで全てが決まるわけではありません。
君が解答用紙に残してきた筆跡の数々が、輝かしい未来へと繋がっていることを、私はどこまでも信じています。
