アトラスダムの図書館、あの静謐な空気感は何度訪れても背筋が伸びる思いがします。
そこで出会う司書のメルセデスから依頼されるのが、フラットランド地方のサブストーリー「未返却本を探せ」です。
推奨レベルは41と設定されていますが、実のところ戦闘を一切挟まない平和的な探索ミッションなんですよね。
そのため、レベルが30前後のプレイヤーでも足さえ運べれば十分にクリアを狙える内容になっています。
冒険の合間に知識の散逸を防ぐ手伝いをするのも、この世界の醍醐味と言えるでしょう。
オクトパストラベラー0「未返却本を探せ」発生条件
■発生するための条件
この物語を始めるには、まずメインストーリーの「名声を授けし者」第2章をしっかりと完結させる必要があります。
物語の進行度によっては「権力を授けし者」の第3章あたりで挑戦可能になることもありますが、基本は名声ルートの進捗が鍵を握ります。
条件を満たした状態でアトラスダムの王城前にある図書館へ向かい、青いローブをまとったメルセデスに声をかけてみてください。
そこで3冊の未返却本を回収してほしいという願いを託されることになります。
マップに目的地が一切表示されない不親切さが逆に「冒険している」実感を沸かせてくれる、そんなクエストの幕開けです。
オクトパストラベラー0「未返却本を探せ」攻略
■3冊の本を巡る旅路
まずは「温泉療法」という本を探しに、ハイランド地方のベルケインへと足を運んでみましょう。
記録の書がある付近に、いかにも温泉に憧れていそうな実業家の男性が佇んでいます。
彼に対してフィールドコマンド「ねだる」を使うと、成功率100%でスムーズに本を譲り受けることが可能です。
次に狙う「王様と砂金」は、灼熱の砂漠が広がるサンランド地方のスフラタルジャに眠っています。
武器屋の前で豪華な衣装に身を包んだ「慈悲深き富豪」を見つけたら、「買取る」コマンドを試してみてください。
驚くべきことに価格は0リーフなので、実質的にはタダで回収できてしまいます。
最後の1冊「大河にたゆたう」は少し手順が複雑で、リバーランド地方のドニエスクから始まります。
酒場の南東にある民家で老人に話を聴くと、霧灯かりの滝壺に本があるかもしれないという情報を得られます。
その後、危険度38のダンジョン「霧灯かりの滝壺」へ向かい、マップ南東の隅で青く輝くポイントを調べてください。
これでようやく全てのピースが揃うので、アトラスダムへ戻って報告しましょう。
オクトパストラベラー0「未返却本を探せ」注意点
■見落としがちな注意点
このクエスト最大の壁は、やはりマップ上に目的地アイコンが全く表示されない「ノーヒント探索」である点に尽きます。
情報を得ずに世界中を闇雲に歩き回ると、思わぬ時間をロスしてしまうかもしれません。
また、本を手に入れるためには「ねだる」や「買取る」といったフィールドコマンドの影響力が一定以上求められます。
もし成功率が低かったりコマンドが使えなかったりする場合は、先にストーリーを進めて影響力を強化するのが得策です。
滝壺の探索中、運悪く敵に遭遇した時は、戦わずに逃走して時間を節約するのも熟練の旅人の知恵と言えます。
効率を重視するなら、現在地から近い順にファストトラベルを駆使して回るのが最も賢いやり方でしょう。
オクトパストラベラー0「未返却本を探せ」報酬は?
■司書から授かる至宝
苦労して本を届けた先には、16,000リーフというなかなかの大金が待っています。
しかし本当の目玉報酬は、アクセサリーの「司書のお守り」に他なりません。
これは最大SPを120、属性防御を120も上昇させてくれる、非常にバランスの取れた優秀な装備品です。
特にSPの多さが火力の源になる猫学者のアイラのようなキャラクターに持たせると、その真価を遺憾なく発揮してくれます。
同時に名声の影響力も上昇するため、その後のNPCとの交渉がぐっと楽になるおまけ付きです。
中盤の戦力を底上げするためには、絶対に逃したくない一品と言えるでしょう。
まとめ
『オクトパストラベラー0(Octopath Traveler 0)』の「未返却本を探せ」は、探索の楽しみをぎゅっと凝縮したようなクエストです。
世界各地を飛び回るのは少し骨が折れますが、手に入る報酬はそれに見合う価値が十分にあります。
知識を大切にするメルセデスの想いに応え、無事に3冊の本を図書館の棚に戻してあげてください。
この小さな善行が、あなたの旅路における大きな名声へと繋がっていくはずです。
知識の宝庫を蘇らせる達成感は、きっと何物にも代えがたい経験になりますよ。
