彼女たちが駆け抜けたこの激動の1年は、僕たちファンにとっても忘れられない輝きと、そしてあまりにも重い試練の連続でした。
ME:I結成の経緯
■夢の始まり。PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSから生まれた絆
2023年、僕たちの日常に鮮烈な光として現れたのが、日本最大級のサバイバルオーディション番組から誕生したME:Iでした。
約1万4000人というシリーズ史上最多の応募者の中から、過酷なトレーニングや数々の試練を乗り越えた11人の少女たちが、2023年12月16日にその名を世界に刻んだのです。
COCOROからTSUZUMIまで、一人一人が異なる背景を持ち、ある者は経験者として、ある者は未経験の原石として、国民プロデューサーたちの熱い支持を受けてデビューを掴み取りました。
未来のアイドルを意味するME:Iというグループ名には、ファンの皆と共に歩んでいくという温かな願いが込められており、公式ファンネーム「YOU:ME」と共に、彼女たちは2024年4月17日に華々しいデビューを飾ったのです。
ME:I4人が脱退!
■突然の冬の知らせ。4人脱退という衝撃の報道
デビューから1年、NHK紅白歌合戦への初出場を果たし、レコ大新人賞を受賞するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった彼女たちに、あまりにも冷たくて悲しい知らせが届いたのは2025年12月22日のことでした。
公式サイトで突如として発表されたのは、COCORO、RAN、SHIZUKU、そしてKOKONAの4名が、2025年12月31日をもって専属マネジメント契約を満了し、ME:Iとしての活動を終了するという衝撃的な事実です。
結成1周年を迎え、さらなる飛躍が期待されていた中での大量離脱は、11人の絆を信じていた僕たちにとって、到底受け入れがたい過酷な現実となりました。
特に、年末の大きなステージを最後にグループを去るという形式は、ファンにとってショックと混乱が入り混じる形での別れを意味していました。
ME:I4人が脱退|理由はなぜ?石井蘭,加藤心,飯田栞月,佐々木心菜
■なぜ彼女たちは去るのか。休止の経緯と理由の考察
今回の脱退劇は、決して前触れのない出来事ではなく、今年に入ってから相次いでいたメンバーの活動休止が不穏な予兆となっていたのかもしれません。
最年長のCOCOROは、2025年3月から体調不良を理由に休養に入っており、彼女の柔らかな笑顔が戻るのを誰もが信じて待ち望んでいました。
一方でサブリーダーのRANも、精神的疲弊という痛切な言葉と共に7月から表舞台を去っており、事務所による管理体制の不備や、アンチによる心ない誹謗中傷の影響が深刻であったことが伺えます。
SHIZUKUに関しては「規定に反する事案」という異例の発表と共に10月から休止していましたが、その背景には社内恋愛を巡るトラブルがあったとの推測も大きく報じられています。
そして何より驚きだったのが、直前のアリーナツアーまで元気な姿を見せていたKOKONAまでが、明確な活動休止の経緯がないまま同時に去るという点です。
公式には契約満了とされていますが、多忙を極めるスケジュールによる疲弊や、事務所との信頼関係の崩壊、さらにはプロ意識を巡る葛藤などが複雑に絡み合っていたと考えるのが自然でしょう。
ME:I4人が脱退でどうなる?今後は?
■7人体制となるME:I。脱退後の活動と未来の展望
2026年からは、MOMONA、MIU、AYANE、KEIKO、RINON、SUZU、そして苦境を乗り越えて復帰したTSUZUMIの7人体制で再スタートを切ることが決まっています。
新たなME:Iとしての第一歩は、2026年1月9日にリリースされるデジタルシングル『LとR』であり、これが新生グループのカラーを決定づける重要な試金石となるはずです。
テレビアニメのオープニングテーマへの起用もすでに決まっており、厳しい状況下でも歩みを止めない姿勢は、残ったメンバーたちの並々ならぬ強い覚悟の表れだと言えます。
一方で、去り行く4人が今後どのような道を歩むのかについては詳細は明かされていませんが、彼女たちがこれまでに見せてくれた輝きは僕たちの心から消えることはありません。
脱退するメンバーのコメントの中には前向きな言葉も含まれており、いつかまた別の形であっても、彼女たちの新しい物語に出会えることを願わずにはいられません。
ME:I4人が脱退にファンの声は?
■揺れるYOU:MEの心。ファンの声と鳴り止まない反響
この発表を受けて、SNS上では「理解が追いつかない」「闇が深すぎる」といった悲痛な叫びや、事務所に対する激しい不信感が渦巻いています。
特に、11人での復活を信じてファンクラブの更新を済ませた直後にこの事実を突きつけられたことに、運営の不誠実さを指摘する厳しい意見も多く上がっています。
誹謗中傷に晒されてきたメンバーへの同情や、プロ意識を問う声、さらには週刊誌報道に対する憤りなど、ファンダムは今、かつてないほどの大きな激震に見舞われています。
それでも、深い悲しみに暮れながらも「7人の決断を応援する」「4人の新しい幸せを心から願う」といった、愛に満ちたメッセージも確かにファンの間で共有されています。
僕自身、一人のファンとして、彼女たちがこれまで流した涙や積み重ねてきた努力の跡が無下になることだけはあってほしくないと、切に願うばかりです。
まとめ
■それでも続いていく彼女たちの物語
ME:Iが歩んできたこの1年は、まさに夢のような時間であり、同時にあまりにも過酷な現実との壮絶な戦いでもありました。
4人の離脱は取り返しのつかない大きな喪失ですが、彼女たちがいた11人のME:Iというグループは、僕たちの記憶の中で永遠に色褪せることはありません。
12月31日という一つの区切りは、決して終わりではなく、それぞれの新しい旅路の始まりなのだと信じたいです。
新生ME:Iが描く未来の景色が、またいつか僕たちの心を震わせてくれることを信じて、今はただ彼女たちのこれからの無事を祈り続けましょう。
