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M-1グランプリ2025かまいたち山内の評価・コメントまとめ

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はるを 速報

今年も冬の風物詩であるM-1グランプリ2025が幕を閉じ、僕たちの心にはまだあの熱狂の余韻が色濃く残っていますね。

お笑いを愛してやまない僕にとっても、今回の大会は漫才の多様性を改めて見せつけられた、非常に意義深い時間でした。

特に、2年連続で審査員という重責を担ったかまいたち・山内健司さんの採点や発言は、SNSでも大きな議論を呼ぶほど鋭く、独特な光を放っていました。

プロの漫才師として第一線を走り続ける彼が、あの極限の舞台で何を見て、どのような哲学でボタンを押したのか。

一ファンとして、そしてブロガーとして、山内さんの審査が大会に与えた影響をじっくりと紐解いていきたいと思います。

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M-1グランプリ2025かまいたち山内の役割

■M-1新時代における山内健司の立ち位置

2025年の大会において、山内さんはもはや審査員席に欠かせない、新しい時代の象徴のような役割を果たしていました。

松本人志さんが不在という大きな変化の中で、審査員が9人体制へと移行し、一人ひとりの好みがより鮮明に反映されるようになったのは間違いありません。

山内さんは主に関西芸人としての確固たる視点を持ちながらも、ネタのオリジナリティーやテーマの切り口を何よりも重視するスタイルを貫いていました。

彼が評価の軸に置いていたのは、単なる技術の優劣ではなく、そのコンビにしか出せない「発明」があったかどうかだったように感じます。

他の審査員が全体のバランスを考える中で、山内さんはあえて自分の直感と論理を信じ、時に大胆な点差をつけることで大会に心地よい緊張感を与えていました。

M-1グランプリ2025かまいたち山内の評価・コメントまとめ

■魂のファーストラウンド審査と最終決戦の決断

ファーストラウンドでの山内さんは、最高点と最低点の幅が広く、非常にメリハリのある採点を行っていたのが印象的です。

例えば、初進出のたくろうに対しては、デジタルデトックスという「切り口」の良さを高く評価し、情けない理由を堂々と話す矛盾の面白さを絶賛していました。

その一方で、自分たちのスタイルに似たポイントカードのネタを披露したドンデコルテには、自身の経験を重ね合わせるような親近感を持って95点という高得点を与えています。

エバースに対しては「キャラで優勝する年もある」と肯定的なコメントを残しつつも、採点自体は中間層に留めるなど、冷静な分析官としての顔も覗かせていました。

敗者復活から勝ち上がったカナメストーンには、ラストイヤーの執念を感じ取ったのか、98点という最高クラスの評価を惜しみなく送っていたのも胸が熱くなるシーンでしたね。

そして最も注目を集めたのが最終決戦で、会場がたくろうの逆転劇に沸く中、山内さんだけが唯一ドンデコルテに票を投じたという事実です。

たくろうの2本目に対しても「100点を付けてもいい」と最大級の賛辞を送りながら、最終的にドンデコルテを選んだその真意には、彼なりの「その場で一番刺さったもの」を信じる美学があったのでしょう。

ドンデコルテ

テーマ: ポイントカードのネタ

  • 点数: 94点(山内は高評価、他の審査員平均93点前後)
  • コメント: 「ポイントカードのネタで、かまいたちのネタに似ている部分があったから評価が高いのも頷ける」。山内は自らの経験を重ね、ネタの親近感を指摘。後半の盛り上げで声量を上げる点を評価し、オリジナリティーを強調しました。
  • 評価: このネタは山内の過去ネタ(かまいたちのポイントカード漫才)と類似しており、SNSでは「山内バイアスがかかっている?」という声が上がりました。

エバース

テーマ: 不明瞭だが、キャラ中心の漫才

  • 点数: 93点(山内は中間評価、他の審査員平均92-95点)
  • コメント: 「キャラ優勝の年もある。それも評価」。エバースの0票(最終決戦進出せず)を残念がり、時事ネタの扱いを褒めましたが、全体として「バレたか…」とユーモアを交えて言及。
  • 評価: 山内の点数は他の審査員より低めで、ネットでは「山内だけ現実的」との意見も。

ヨネダ2000

テーマ: 一貫性のない一貫性

  • 点数: 95点(高評価、他の審査員平均94点)
  • コメント: 「一貫性がないっていう一貫性がヨネダなのかな」。大笑いしながら、ネタの矛盾をポジティブに評価。柴田英嗣のコメントと重なる部分があり、審査員間の共感を示しました。
  • 評価: ヨネダは3位のヤーレンズに及ばず敗退しましたが、山内は「とても好き」と個人的好みを明かしました。

豪快キャプテン

テーマ: タバコ関連の強烈漫才

  • 点数: 96点(高評価、他の審査員平均95点)
  • コメント: 「世界観への入り方が圧倒的に上手い。単純明快な設定でズレない安定感」。ギャンゴリのノリを「魅力的に過ぎる」と絶賛し、大会全体の盛り上がりを期待。
  • 評価: 準決勝レポでも高く評価されており、山内の好みがパワフルな漫才に偏っていることがわかります。

ヤーレンズ

テーマ: 不明瞭だが、安定した漫才

  • 点数: 97点(非常に高評価、他の審査員平均96点)
  • コメント: 詳細なコメントは少ないが、3位進出を後押しする高得点。ネタの安定性を褒めた模様。
  • 評価: 最終的に3位となったが、山内の点数が全体を押し上げた一因。

真空ジェシカ

テーマ: 磨きがかかった漫才

  • 点数: 95点(高評価、他の審査員平均94点)
  • コメント: 「真空ジェシカは磨きがかかっている」。お笑いライターの解説でも注目され、山内はオリジナリティーを評価。
  • 評価: 前年からの成長を指摘し、決勝初進出のコンビを励ますようなニュアンス。

めぞん

テーマ: 後半盛り上げの声量

  • 点数: 94点(中間評価、他の審査員平均93点)
  • コメント: 「後半盛り上げていくところで声量を荒げて」。22期初の決勝進出を喜び、衝撃を語る声が多い。
  • 評価: SNSで「めぞんの面白さを知らしめてほしい」との投稿あり。

ママタルト

テーマ: 不明瞭

  • 点数: 93点(標準評価)
  • コメント: 詳細少ないが、安定した点数。

たくろう

1本目テーマ: 自己啓発セミナー風

  • 点数: 95点(高評価、他の審査員平均94点)
  • コメント: 「デジタルデトックスっていうテーマ、切り口がすごいいいなと思って…情けない理由を堂々としゃべってる。その矛盾感というか、だっさいことを堂々としゃべってるというおもしろさ」 。オリジナリティーと変なセミナーのウケを褒め、2位通過を後押し。
  • 評価: 優勝ネタの基盤となった1本目を高く評価。

カナメストーン

敗者復活枠、テーマ: 零士のツッコミと山口の展開

- 点数: 98点(最高評価、他の審査員平均97点)
- コメント: 「何も考えなくても面白い。振りの掴み早いのが流石...雑味、本線全てが完璧」。魂のラストイヤーを絶賛。
- 評価: 観客との一体感を評価し、ネットで好評。

たくろう(決勝)

2本目テーマ: デジタルデトックス

  • コメント: 「2本目は100点付けてもいい…デジタルデトックス良いって言ってんのに自分がしない情けない理由を堂々としゃべっ」 。最大の賛辞を述べましたが、最終投票ではドンデコルテを選択。
  • 評価: 優勝に8票集まる中、山内の1票だけドンデコルテへ。SNSで「山内だけがドンデコルテを支持した理由」が考察され、自ネタとの類似が理由と推測されました。

ドンデコルテ(決勝)

  • 投票: 山内のみ1票。
  • コメント: 「自信になる一票」。独自の視点で支持。

ヤーレンズ(決勝)

  • コメント: 詳細少ないが、3位を妥当と評価。

M-1グランプリ2025かまいたち山内の評価・コメントの反響

■鋭すぎる評価傾向と揺れるネットの反応

山内さんの審査傾向を分析してみると、ネタの構造や「堂々としただらしなさ」といった人間味に強く惹かれる傾向があることが分かります。

彼は会場の空気感に流されることなく、独自のロジックで点数を刻んでいくため、視聴者からは「審査員としての能力が極めて高い」と称賛されることも少なくありません。

特に「デジタルデトックスの矛盾感」を言語化してみせたシーンなどは、プロの芸人ならではの解像度の高さに僕も唸らされました。

しかし、その独自性が強すぎるがゆえに、ネット上では「点数が偏りすぎているのではないか」という批判的な声が上がったのもまた事実です。

特に最終決戦で一人だけ違うコンビに投票したことに対しては、違和感を覚えるユーザーも一定数存在し、賛否両論が渦巻く事態となりました。

それでも、全員が同じ評価を下すよりも、山内さんのような異彩を放つ視点があるからこそ、M-1という大会の深みが増しているのだと僕は確信しています。

まとめ

■これからのM-1と山内審査への期待

今回のM-1グランプリ2025は、たくろうという新王者の誕生とともに、漫才の新しい可能性を僕たちに見せてくれました。

山内健司さんという審査員は、まさにその変化の最前線に立ち、新しい笑いの基準を提示し続けていたように思います。

彼のコメントは、単に点数をつけるための作業ではなく、舞台に立った漫才師たちへの深いリスペクトと、お笑いに対する誠実な情熱に満ちていました。

SNSでの反応は様々ですが、それだけ多くの人が彼の言葉に耳を傾け、お笑いについて真剣に考えたということの証でもあります。

僕自身、山内さんのロジカルでありながら感情を揺さぶる審査を、また来年もあの席で見たいと心から願っています。

漫才という正解のない芸術に対して、これほどまでに真っ直ぐ向き合う彼の姿こそが、M-1を国民的行事たらしめている大きな要因の一つなのですから。

複雑に絡み合う笑いのコードを、独自のロジックで解き明かしていく山内さんの審査は、まるで難解なパズルの最後のピースをピタリとはめるような、不思議な説得力に満ちていました。

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