リトル・シベリア(netflix映画)解説|あらすじ・キャストは?面白い?

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こんにちは、はるをです!

この記事ではnetflixで配信開始されたばかりの新作映画「リトル・シベリア(原題:Little Siberia)」について解説しています。

「リトル・シベリア」はフィンランドの小さな町に隕石が落ち、牧師の信仰と人生が揺らぐNetflix映画。隕石落下で人生が一変した牧師が、妻の妊娠にも直面するコメディです。

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アンティ・トゥオマイネンの小説を原作とした、隕石がもたらす騒動を描くフィンランド映画だよ。

リトル・シベリア | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
フィンランドの小さな町に隕石(いんせき)が墜落したという衝撃のニュースに住民たちは大騒ぎ。よからぬことを企む者まで押し寄せてきて、町の牧師の信仰は根本から揺らいでしまうことに...。

リトル・シベリア(netflix映画)あらすじ解説

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『リトル・シベリア』(原題:Little Siberia)って、タイトルからしてなんだか面白じゃない?

まずは、このちょっと不思議なタイトルを持つ映画のあらすじから、じっくりと紐解いていきましょう。

物語の舞台は、フィンランドの北の果てにある、雪深い小さな村ヒュルメヴァーラ。

この静かでどこか寂しげな村の日常は、ある夜突然、劇的な変化を迎えます。なんと、空から隕石が降ってきたんです!それも、ただの隕石じゃありません。

元ラリードライバーのタルバイネンという男性の車の屋根に、文字通り、ドスン!と落ちてきたんですから、もう大変!

この隕石の落下は、村人たちにとってまさに一大ニュース。何しろ、隕石なんて滅多に見られるものじゃありませんから、みんな大騒ぎです。

特に村長は、この宇宙からの珍しい贈り物を村の活性化に利用しようと、目をキラキラさせている様子。隕石を観光の目玉にしたり、研究者たちを呼び込んだりして、寂れていく村を再び活気づかせようと考えているんですね。

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なんだか、ちょっとした騒動劇の幕開けといった雰囲気です。

そんな中、この貴重な隕石の警備を任されたのが、主人公である村の牧師ヨエル。実はヨエル、過去に軍隊に所属していた経験があり、その縁で白羽の矢が立ったようなんです。

昼間は村人の心の拠り所である牧師として働き、夜は博物館に保管された隕石を見守るという、ちょっと変わった二重生活を送ることになります。

ところが、この隕石、ただ珍しいだけでなく、なんと莫大な価値があるという噂が広まるんです。

そうなると、よからぬことを考える輩が現れるのは世の常。隕石を盗んで一攫千金を狙う強盗団や、個人的な目的を持つ怪しい人物たちが、この小さな村に押し寄せてくるようになります。

ヨエルは、牧師としての静かな生活とは裏腹に、次々と起こる騒動に巻き込まれていきます。

銃を持った男に脅されたり、謎の人物に襲われたり、文字通り、てんやわんやの大騒ぎ。

平和な村が一転して、予測不可能な事件が次々と起こる、なんだかヘンテコなワールドへと変貌していくんです。

さらに、ヨエルには隕石の騒動とは別に、個人的な大きな悩みが。それは、長年子供を望んでいた妻のクリスタが、突然妊娠したこと。

実はヨエル、過去の軍隊での負傷が原因で、子供を作ることが難しい体だと医者から告げられていたんです。

それなのに、妻が妊娠…となると、当然、ヨエルはクリスタの不貞を疑ってしまうわけです。

隕石を巡る陰謀と、夫婦間の愛と疑念。二つの大きな謎を抱えながら、ヨエルは翻弄されていきます。

一体、隕石を狙うのは誰なのか?そして、クリスタのお腹の子は本当に奇跡なのか、それとも…?

物語は、小さな村を舞台に、宇宙から来た隕石と、一人の牧師の人生が交錯しながら、予想もつかない方向へと進んでいくのです。

リトル・シベリア(netflix映画)キャスト・登場人物

さて、こんな風に波乱万丈な物語を彩る登場人物たちも、また個性的で魅力的です。

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彼らが織りなす人間模様も、この映画の大きな見どころの一つと言えるでしょう。

まずは、物語の中心人物であるヨエル。演じるのはエーロ・リタラさんという俳優さんです。

彼は、小さな村の真面目な牧師でありながら、過去には軍隊で平和維持活動に従事していたという、ちょっと異色の経歴の持ち主。

そのため、温厚な人柄の裏には、いざという時には身を守る術も心得ているというギャップが面白いんです。

物語が進むにつれて、彼の信仰心が揺らいだり、妻への疑念に苦しんだりする姿が描かれるのですが、それでもどこか人間味があって、ついつい応援したくなるようなキャラクターです。

そして、ヨエルの妻であるクリスタ。演じるのはマッラ・マルミヴァーラさん。彼女は、夫であるヨエルの不妊という悩みを抱えながらも、明るく前向きに生きてきた女性です。

突然の妊娠に喜びを感じる一方で、夫からの疑いの目に心を痛める様子が、観ている私たちの胸にも突き刺さります。

彼女の強さとしなやかさが、物語に深みを与えていると感じました。

隕石が落ちてきた車の持ち主であるタルバイネン。演じるのはトンミ・コルペラさん。

彼は、過去のレースでの事故で相棒を亡くしたトラウマから抜け出せず、自暴自棄な生活を送っています。

そんな彼の前に現れた隕石を、彼は亡き友からのメッセージだと信じ込み、何としても手に入れようとします。

彼の行動は、どこか悲哀を帯びていて、観ていると複雑な感情が湧き上がってきます。

そして、物語をさらにかき回すのが、町のバーのバーテンダーであるカロリーナ。演じるのはジェンニ・バネルジーさん。

彼女は、この退屈な町から抜け出すために、隕石を利用しようと企んでいます。

妖艶な魅力でヨエルに近づきながら、裏では様々な策略を巡らせる、まさに悪女といったキャラクターですが、彼女の野心や絶望感にも、どこか共感できる部分があるかもしれません。

他にも、隕石を狙うロシア人の犯罪者ミキスとペタル、ジムのオーナーであるレイスタネンなど、個性豊かなキャラクターたちが物語を盛り上げます。

それぞれのキャラクターが抱える過去や欲望が絡み合い、予測不可能な展開を生み出していくのが、この映画の面白さの一つだと思います。

リトル・シベリア(netflix映画)面白い?見どころは?

さて、こんな魅力的なキャラクターたちが織りなす物語には、一体どんな見どころがあるのでしょうか?

私がこの映画に惹かれたポイントをいくつかご紹介させてくださいね!

まず、この映画は一言で言うと、「奇妙で予測不可能なコメディサスペンス」といったところでしょうか。

隕石が落ちてくるという突飛な設定から始まり、そこから巻き起こる騒動が、シリアスな展開の中に、絶妙なユーモアを織り交ぜながら描かれていくんです。

真剣な顔でとんでもないことをやったり、間抜けな悪党たちが登場したりと、クスッと笑えるシーンが満載なんです。

でも、ただのコメディで終わらないのがこの映画の面白いところ。

隕石を巡る争奪戦や、ヨエルの身に降りかかる危機など、ハラハラドキドキのサスペンス要素もたっぷりと盛り込まれているんです。

そして、この映画の大きな魅力の一つが、その独特な世界観

フィンランドの雪深い小さな村という舞台設定が、どこか寂しくも美しい雰囲気を醸し出しています。

寒々とした風景の中で繰り広げられる、人間たちの熱い欲望や葛藤が、なんとも言えないコントラストを生み出しているんです。

また、映画全体を覆う、ちょっと不思議でシュールな雰囲気も、他の映画ではなかなか味わえない魅力だと思います。

もしかしたら、観る人によっては「意味不明」と感じる部分もあるかもしれませんが、このヘンテコな世界観こそが、この映画の個性であり、一度ハマるとクセになるかもしれません。

主演を務めるエーロ・リタラさんの演技も見逃せません。彼は、真面目そうでありながらどこか頼りない牧師ヨエルを見事に演じています。

彼の困惑した表情や、不器用ながらも必死に事態を乗り切ろうとする姿は、観ている私たちの心を掴みます。

他のキャストの方々も、それぞれのキャラクターを魅力的に演じていて、アンサンブルも見事です。

また、この映画は、単なるエンターテイメント作品としてだけでなく、「信仰とは何か?」「奇跡とは何か?」「人間の欲望とは?」といった、少し深いテーマも内包しているように感じました。

隕石という非科学的な存在をきっかけに、登場人物たちがそれぞれの価値観や信念と向き合っていく様子は、観る私たちにとっても考えさせられるきっかけを与えてくれるかもしれません。

そして、これは私の個人的な趣味かもしれませんが、海外の、特に普段あまり触れる機会のないフィンランドの文化や暮らしを垣間見ることができるのも、この映画の面白いところだと思います。

雪国の移動手段としてソリを使っていたり、隕石で日本人観光客を呼び込もうとしていたり…といった描写は、私たち日本人にとっては新鮮で興味深いですよね。

最後に、音楽もこの映画の雰囲気を盛り上げる重要な要素だと感じました。

どこか物憂げで、それでいてコミカルなシーンにもマッチする独特な音楽が、映画全体を不思議な空気で包み込んでいるように思いました。

リトル・シベリア(netflix映画)ロケ地を解説

さて、最後に、この映画がどこで撮影されたのか、ロケ地についても触れておきましょう。

美しい雪景色が印象的なこの映画は、その名の通り、フィンランドで撮影が行われたようです。具体的には、東フィンランド地方のヌルメスという小さな町が主なロケ地になったとのこと。人口9000人ほどの、自然豊かな場所だそうです。

原作の小説の舞台はフィンランド北東部だったそうですが、映画ではヌルメスの風景が、物語の持つ独特の雰囲気を再現するために選ばれたのでしょう。

フィンランドの冬の撮影は、想像以上に大変だったようです。雪の降り方や日照時間が不安定だったり、氷点下の厳しい寒さの中で撮影を進めなければならなかったりと、様々な困難があったようです。

それでも、制作チームは地元の専門家たちの協力を得ながら、フィンランドならではの冬の風景を捉え、映画の完成度を高めることに成功しています。

雪景色だけでなく、小さな町の教会や博物館、そして凍った湖など、映画に登場する様々な場所が、ヌルメスの実際の風景を活かして撮影されたのでしょう。

これらのロケ地を想像しながら映画を観ると、さらに作品への没入感が増すかもしれませんね。

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私もいつか、雪深いフィンランドの風景を生で見てみたいなぁ、なんて思いました。

『リトル・シベリア』は、一見すると突飛な物語のように思えますが、その奥には、人間が抱える普遍的な感情や、人生における予期せぬ出来事との向き合い方が描かれているように感じました。

コメディでありながら、サスペンスもあり、そしてちょっぴり考えさせられる。そんな不思議な魅力を持った映画です。

英語学習を始めたきっかけが海外俳優さんだった私にとって、こうして様々な国の映画に触れることは、新しい世界を開拓するような喜びがあります。

フィンランドという、普段あまり意識することのない国の映画を通して、その文化や風景、そして人々の息遣いを感じることができるのは、本当に素晴らしい体験だと思います。

もしあなたが、ちょっと変わった、そして記憶に残るような映画を探しているなら、『リトル・シベリア』はきっとあなたの期待に応えてくれるはずです。

ぜひ、この機会に、フィンランドの小さな村で巻き起こる、宇宙からの奇跡と人間たちの騒動を体験してみてください。

そして、観終わった後に、あなた自身の心にどんな感情が残るのか、私もとても興味があります。それでは、あなたの映画鑑賞が素敵な時間になりますように!

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