2026年の共通テスト、新課程2年目ということもあって、本当にタフな戦いになったよね。
平均点が前年より大幅に下がったというニュースを耳にして、自分の点数と向き合うのが怖くなっている人も多いんじゃないかな。
特に文系で約27点、理系で約33点も平均が落ちるなんて、まさに「地殻変動」が起きたと言ってもいいレベルなんだ。
そんな中で君が一番気になっているのは、予備校が出してくる「ボーダー判定」の数字だと思う。
この数字一つで天国にも地獄にも行くような気持ちになるけれど、実はその正体を知っているかどうかで、ここからの大逆転が決まるんだよ。
共通テスト|ボーダー判定とは?
■ボーダー判定の正体
そもそも共通テストのボーダーラインっていうのは、合格可能性が50%、つまり五分五分の勝負になる得点率のことを指しているんだ。
このラインを1点でも超えれば合格が決まるわけじゃなくて、あくまで「この点数の人が100人いたら50人が受かって50人が落ちる」という統計的な分岐点に過ぎないんだよ。
私立大学の一般入試で使われる「合格最低点」は、それを超えれば100%合格だけど、共通テストのボーダーは全く別物だと考えてほしい。
多くの予備校はこのラインを算出するために、前年度の入試結果や募集人数、さらには志願者の動向を複雑に組み合わせて計算しているんだ。
2026年は平均点が2.7%から3.3%ほど低下しているから、ほとんどの大学でこのボーダーライン自体が2%から4%くらい下がると予想されているよ。
僕個人の意見としては、この「50%」という数字に振り回されすぎず、まずは自分の立ち位置を知るための「座標」だと捉えるのが精神衛生上もいいと思うんだ。
共通テスト|駿台や河合塾ボーダー判定の仕組み
■予備校ごとの判定システム
日本には大きな予備校がいくつかあるけれど、実はそれぞれ判定の出し方や「モノサシ」が全然違うって知っていたかな。
まず一番有名な河合塾の「共通テストリサーチ(バンザイシステム)」は、受験生の約8割にあたる約40万人が参加する最大級のデータを使っているんだ。
母集団がとにかく大きいから、国公立大学の判定精度には定評があるし、世間の「相場」を知るには一番信頼できるツールだと言えるね。
判定基準はA判定が80%以上、C判定が50%という風に、比較的バランスよく分布するように設定されているのが特徴なんだ。
次に駿台・ベネッセの「データネット」だけど、こちらは河合塾よりも判定が「厳しめ」に出る傾向があるんだよ。
進学校の現役生が多く参加していることもあって、上位の国公立大学を目指すなら、ここの厳しい判定で自分の実力を引き締めておくのがおすすめだね。
そして東進ハイスクールの「合否判定システム」は、共通テストの結果から二次試験の結果まで予測して判定を出してくれるという独自のAI技術を使っているんだ。
参加者は全受験生の約6割と少し少なめだけど、私立大学の一般入試判定にも対応しているから、併願校を考えるときには外せない存在だよ。
これら複数の判定を見比べたときに「河合ではAなのに駿台ではC」なんてことが起きるけれど、それは各社が合格の可能性を何%に置いているかの「思想」が違うからなんだ。
もし僕が君の担任だったら、「リスク管理には一番厳しい判定を使い、メンタル維持には一番良い判定を信じなさい」ってアドバイスするよ。
共通テスト|駿台や河合塾ボーダー判定あてにならない?おかしい?
■判定があてにならない理由
毎年、リサーチの結果が返ってくると「この判定はおかしい!」「あてにならない!」という声が必ず上がるよね。
実はこれには統計学的な理由と、受験生ならではの心理的な要因が複雑に絡み合っているんだ。
まず、ボーダー予測を大きく狂わせる最大の犯人は、君たち受験生の「パニック」による出願行動の変化なんだよ。
例えば2026年のように一部の科目が難化して平均点が暴落すると、多くの受験生が「自分はもうダメだ」と思い込んで一斉に志望校を下げることがあるんだ。
すると、本来人気だった大学の倍率がスカスカになってボーダーが予想外に下がる一方で、下げ止まりを狙った中堅大学に人が殺到してボーダーが跳ね上がる現象が起きるんだよ。
これを「隔年現象」や「バンドワゴン効果」と呼ぶけれど、予備校のシステムでも受験生全員の「心の動き」までは100%予測できないんだ。
さらに、リサーチに参加しない「空白の10%」の存在も無視できない要因の一つだね。
ここには推薦で合格済みの人だけでなく、あえて自分の点数を隠している超上位層や、独自の戦略を持つ多浪生が含まれていることがあるんだ。
また、国公立大学の場合は二次試験の配点比率が非常に高いことが多いため、共通テストの点数だけで出された判定が逆転されるのは日常茶飯事なんだよ。
東大や京大などの難関大なら、共通テストで稼いだ20点くらいのリードなんて、二次試験の数学の大問一問であっという間に吹き飛んでしまう。
だから「判定があてにならない」というのは、むしろ「二次試験でいくらでも逆転の余地がある」というポジティブな真実の裏返しだとも言えるんだよね。
共通テスト|ボーダーがギリギリは?
■ぎりぎりの時の受験戦略
ボーダー付近、あるいはD判定やE判定が出てしまった君に伝えたいのは、ここからの戦略次第で合格の切符は掴めるということだ。
まず絶対に確認してほしいのが、志望校の「共通テストと二次試験の配点比率」なんだ。
もし共通テストが300点で二次が700点という配点の大学なら、共通テストでの失敗は二次の1科目だけで十分にカバーできる。
逆に共通テスト重視の配点なら、勇気ある撤退(志望校変更)も立派な戦略になるけれど、二次逆転型なら迷わず突き進むべきだね。
次に、自分が「マーク弱者・記述強者」のタイプかを見極めてほしいんだ。
共通テストの形式や時間の短さが苦手なだけで、じっくり解く記述模試なら偏差値が高いという人は、リサーチの判定以上に合格の可能性を持っているよ。
そして、私立大学の共通テスト利用入試については、国公立と違って「数字がすべて」だから、ボーダーに届いていない場合はかなりシビアに考える必要がある。
国公立を目指すなら、共通テスト後の約1ヶ月半でどれだけ二次試験の過去問を研究し、自分の弱点を潰せるかが勝負を分けるんだ。
2026年の旧帝大受験生向けに言うなら、東大や京大は志願者が減少傾向にあるから、共通テストの出来が多少悪くてもチャンスが広がっている可能性があるよ。
判定のアルファベットに一喜一憂するんじゃなくて、「あと何点取れば合格最低点に届くか」を具体的な数値で計算してみることが、合格への一番の近道なんだ。
まとめ
2026年の共通テストボーダーについて、ここまで一緒に見てきたけれど、少しは気持ちが楽になったかな。
ボーダーラインはあくまで「50%の確率」を示す目安であり、君の合格を否定する壁ではないということを忘れないでほしい。
河合、駿台、東進とそれぞれの判定に差が出るのは、各予備校が受験生を思うがゆえの分析の違いから生まれる「ゆらぎ」なんだ。
平均点が下がって不安なのは、君のライバルたちもみんな同じ条件だし、むしろ難化した年こそ、粘り強く二次対策を続けた人が最後には笑うんだよ。
僕が今まで見てきた合格者たちの中にも、E判定から死に物狂いで勉強して逆転合格を勝ち取った奴らが何人もいる。
判定結果を「これからの1ヶ月半で何をすべきか」を教えてくれるアドバイスだと捉えて、今日からまた一歩、前に進んでいこう。
君の努力が、最高の形でお花を咲かせることを心から応援しているよ。
