2026年度の大学入学共通テスト、本当にお疲れ様でした。
自己採点を終えて、画面上の数字や問題冊子のメモを前に、言葉を失っている人も多いかもしれませんね。
僕もかつて受験生指導に情熱を燃やしてきた身として、この時期の独特な、胸が締め付けられるような空気感は痛いほどよく分かります。
特に2026年度は新課程2年目ということもあり、平均点の変動や「情報Ⅰ」の難化など、予想外の展開に戸惑う声も多く聞こえてきます。
でも、まず最初に伝えたいのは「共通テストで失敗した=受験の終わり」では決してないということです。
ここからどう動くかという戦略次第で、1ヶ月後の景色は劇的に変えることができますから、今は震える手でこの記事を最後まで読んでみてください。
共通テスト2026大コケ・失敗したら?
■共通テストで大コケした時の逆転シナリオ
もしボーダーラインに届かず、絶望的な気分になっていたとしても、実はまだ出願できる大学はたくさん残っています。
まず検討すべきは、共通テストの自己採点結果を見てから出願できる私立大学の「中期日程」や「後期日程」です。
例えば、龍谷大学などは共通テストの自己採点後でも出願が可能ですし、明治大学や立命館大学といった難関校でも後期日程を設けています。
私立の共通テスト利用入試は、一般的にボーダーが高くなりがちですが、高得点の科目だけをピックアップして判定してくれる「高得点科目重視型」を採用している大学もあります。
これを使えば、数学で大失敗しても英語や国語でカバーして合格を勝ち取る、なんて離れ業も可能になるわけです。
また、国公立大学を諦めたくない場合、あえて「二次試験の配点比率が極めて高い大学」を狙い撃ちする戦略も非常に有効です。
東京大学や京都大学、一橋大学などの最難関校は、もともと共通テストの配点比率が低く、二次試験の学力で勝負が決まる構造になっています。
特に東京科学大学(旧東京工業大学など)は、共通テストを事実上の「足切り」としてのみ使用するため、基準さえ超えていれば共通テストの点差は関係なくなります。
僕の個人的な感想としては、ここで無理に志望校のランクを下げすぎて、後で「やっぱり受けておけばよかった」と一生後悔するくらいなら、配点比率を味方につけて特攻する勇気も必要だと思っています。
共通テスト2026大コケ・失敗した受験生の保護者はどうする?
■保護者の方に今すぐ実践してほしいこと
お子さんが自己採点後に号泣したり、部屋に閉じこもったりしている姿を見るのは、親御さんにとっても身を切られるような思いでしょう。
しかし、ここで一番大切なのは、保護者の方が誰よりも先に「落ち着きを取り戻す」ことです。
親が動揺して「なんであんなに勉強したのに」とか「もっと頑張れたんじゃないの」なんて過去を責める言葉を投げても、事態は1ミリも好転しません。
今はまず、大きな挑戦を終えたお子さんを「いつも通り」の空気感で包み込み、温かい食事を用意してあげてください。
コーチングの視点から言えば、過去の失敗を掘り下げるのではなく、意識を「未来」に向けさせることが肝心です。
「今の点数で合格するためには、二次試験で何点必要なのか?」を具体的にシミュレーションし、その目標を本人以上に信じきってあげることが、お子さんの立ち直りを早めます。
お金の面、例えば「私立への進学は可能か」「浪人は許容できるか」といった前提条件を冷静に、かつ率直に伝えておくことも、お子さんが決断を下す上での大きな助けになります。
共通テスト2026大コケ・失敗したら二次試験の巻き返しは?
■二次試験の「挽回倍率」で大逆転を狙う方法
共通テストで50点、100点とボーダーを下回ってしまったとしても、二次試験の配点が高い大学なら十分に逆転は可能です。
ここで理解しておきたいのが「挽回倍率」という考え方で、二次試験の配点比率が高ければ高いほど、共通テストの失点を二次試験のわずかな加点で帳消しにできます。
例えば二次試験比率が80%の学部であれば、共通テストの1点は二次試験の0.25点分に相当するため、共テでの大きな失敗も、二次試験の記述で少し上乗せするだけで挽回できる計算になります。
具体的には、千葉大学や金沢大学、岡山大学などは二次試験の比率が比較的高く、記述力に自信がある人にとっては逆転の聖地とも言える存在です。
戦略としては、志望校の過去問を徹底的に分析し、自分の学力をその大学の出題傾向に「カスタマイズ」していく作業に全精力を注いでください。
理系なら数学や理科、文系なら英語や国語の記述対策を、後期日程まで粘る覚悟でやり抜くことが合格への唯一の道です。
僕が見てきた逆転合格者たちは皆、共通テストの結果が出た後に「終わった」と嘆く時間を最小限にし、翌日には赤本を開いていた人たちばかりでした。
共通テスト2026|5割、半分以下で入れる国公立大学・私立は?
■得点率5割・半分以下でも入れる国公立と私立
もし共通テストの得点率が50%前後(45%?54%)だったとしても、地方の国公立大学や中堅私立大学にはチャンスが数多く眠っています。
国公立大学では、以下のような大学・学部が候補に挙がってきます。
北海道教育大学の各校(芸術や特別支援教育など)、弘前大学の理工学部や農学生命科学部、秋田大学の国際資源学部などは、50%台前半がボーダーとなるケースがあります。
北見工業大学や室蘭工業大学の夜間主コースなども、工学を学びたい人にとっては非常に現実的な選択肢になります。
関東圏でも、筑波技術大学や、公立の三条市立大学工学部などは、学科によっては50%前後での合格を目指せます。
私立大学の共通テスト利用入試であれば、以下のような大学が挙げられます。
北海学園大学(文)、東北学院大学、城西大学、千葉工業大学、帝京大学の理工系学部、東海大学の理系学部などは、5割前後の得点率で勝負できる場合があります。
また、大妻女子大学や共立女子大学といった伝統ある女子大の特定の方式も、この得点帯の受験生にとって貴重な受け皿となります。
共通テスト5割前後~5割半ばで可能性が上がる私立大学(参考)
- 酪農学園大学(北海道)
- 苫小牧駒澤大学(北海道)
- 札幌国際大学(北海道)
- 北海道科学大学(一部学部)
- 東京工科大学(一部)
- 工学院大学(一部)
- 帝京平成大学(医療・福祉系)
共通テスト2026|4割以下で入れる国公立大学・私立は?
■得点率4割以下でも諦めない選択肢
共通テストが4割を切ってしまうと、正直なところ国公立大学の前期日程で合格を見つけるのは極めて困難です。
しかし、後期日程まで視野を広げれば、北見工業大学(工)や室蘭工業大学(理工)の一部方式のように、稀に40%台前半でボーダーが設定されるケースもあります。
ただ、現実的には私立大学への出願、あるいは一般選抜での勝負がメインになるでしょう。
共通テスト利用入試で4割台から合格を狙える具体的な私立大学としては、以下が挙げられます。
福岡の第一薬科大学や九州共立大学、北海道の札幌国際大学、愛知の同朋大学、京都の花園大学などは、40%?48%程度の得点率が目安となっています。
また、日本大学の工学部(福島)や生産工学部の一部方式でも、過去には4割程度の得点率で合格者が出ているケースがあります。
もし「どうしても今年中に大学生になりたい」という強い意志があるなら、これらの大学の募集要項を今すぐチェックすべきです。
専門学校に進学してから、2年後に難関国立・私立大学への「編入学」を目指すという、意外と知られていないルートも検討に値します。
共通テスト4割~5割前半でも合格可能性がある主な私立大学(共通テスト利用)
| 順位目安 | 大学名 | 地域 | 共通テスト得点率目安 | 備考・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 第一薬科大学 | 福岡 | 39~44% | 薬学部中心、かなり低めで合格圏 |
| 2 | 九州共立大学 | 福岡 | 約43% | 最も低い部類、経済・スポーツ系など |
| 3 | 北海学園大学 | 北海道 | 45~50%前後 | 文系学部で狙いやすい |
| 4 | 同朋大学 | 愛知 | 45~50%前後 | 仏教系、福祉・教育系が比較的緩い |
| 5 | 鈴鹿医療科学大学 | 三重 | 45~52% | 医療・看護系で低め |
| 6 | 花園大学 | 京都 | 47~52% | 仏教・日本文化系 |
| – | 九州情報大学 | 福岡 | 40~48% | 情報系で低め |
| – | 久留米工業大学 | 福岡 | 42~50% | 工学部系で狙いやすい |
まとめ
2026年度の共通テストの結果がどうあれ、あなたのこれまでの努力が消えてなくなるわけではありません。
たとえ自己採点が4割や5割だったとしても、それは「その試験形式との相性が悪かった」だけで、あなたの価値が決まったわけではないのです。
今はただ、溢れる悔し涙を拭って、一歩前へ進むための「情報」を集めてください。
二次試験で逆転する、中・後期日程の私立に出願する、あるいは浪人してリベンジを誓う。
どの道を選んだとしても、最後まで逃げずに「自分の受験レース」を走り切ったという経験は、大学名よりもずっと価値のある財産になります。
僕は、あなたがこの逆境を乗り越えて、最後には笑顔で春を迎えられることを心の底から応援しています。
頑張れ、受験生!
