2026年のセ・リーグペナントレースが幕を閉じ、球場を包む空気は一気にピリッとした緊張感へ様変わりしましたね。
ファンなら誰もが息をのむ大一番、クライマックスシリーズファーストステージの開幕が目前に迫ってきました。
東京ドームで繰り広げられる読売ジャイアンツと横浜DeNAベイスターズの激突は、まさに今シーズンの総決算と言えるでしょう。
特に短期決戦の勝敗を握るキーマンといえば、間違いなくマウンドに上がる先発投手たちです。
今回はこの注目のカードにおける投手陣の戦力分析から気になる先発ローテーションの予想まで、じっくり熱く紐解いていきますね。
セ・リーグクライマックスシリーズファーストステージ2026概要
今回のファーストステージは、10月10日から2位球団の本拠地である東京ドームを舞台に最大3試合の短期決戦で行われます。
レギュラーシーズン2位の読売ジャイアンツと3位の横浜DeNAベイスターズが激突し、先に2勝を挙げたチームが王者阪神タイガースの待つファイナルステージへの切符を手に入れます。
ここで絶対に押さえておきたいのが、短期決戦ならではのルールと勝ち上がり条件ですよね。
全3試合を戦って2勝したチームが勝ち上がるのは当然ですが、もしも1勝1敗1分けなどで勝利数が並んだ場合は、上位球団である巨人が自動的にファイナルステージ進出となります。
つまり、3位のDeNAにとっては引き分けすら実質的な負けに近く、何としても巨人より多く勝たなければならない過酷な条件での戦いになります。
今シーズンの両チームの対戦成績を振り返ると、巨人が13勝、DeNAが12勝と、全25試合でわずか1勝差というまさに五分の戦いを繰り広げてきました。
シーズン前半戦は巨人が主導権を握って大きく勝ち越していたのですが、夏場以降のDeNAの追い上げが凄まじかったのを覚えていますか。
9月に横浜スタジアムで行われた3連戦でDeNAが怒涛の3連勝を飾り、さらに10月3日に行われた東京ドームでのシーズン最終対戦でもDeNAが5対2で快勝するなど、終盤の勢いは完全にDeNA側にありました。
さらに興味深いのが過去のクライマックスシリーズにおける直接対決の歴史です。
2016年、2024年、そして2025年と、過去3回この両チームがポストシーズンで激突した際、いずれもDeNAが巨人を下して勝ち上がっているんですよね。
東京ドームという巨人のホームグラウンドでありながら、こうした歴史的相性や直近の勢いがどう影響するのか、考えるだけでワクワクが止まりません。
DeNA投手陣|2026年の戦力分析
今シーズンのDeNA投手陣を語る上で避けて通れないのが、昨オフの衝撃的なメンバー入れ替えでした。
前年に先発の柱として活躍したケイ投手、ジャクソン投手、バウアー投手の外国人投手3名が揃ってチームを離れ、開幕前は「投手陣の崩壊すらあり得るのではないか」と懸念する声も多かったですよね。
しかし、フタを開けてみれば、そんな不安を吹き飛ばすような粘り強い投手運用と若手の躍進が見られました。
その中心にどっしりと鎮座していたのが、絶対的エースの東克樹投手です。
今シーズンも25試合に登板して12勝6敗、防御率2.40という素晴らしい成績を残し、完投能力と抜群の制球力でチームの柱として見事にマウンドを守り抜きました。
東投手の存在感はもちろんですが、今季は周りを固める投手たちの成長が本当に目覚ましかったと感じます。
プロ2年目の若手右腕である石田裕太郎投手は、20試合に登板して防御率2.91と抜群のゲームメイク能力を見せ、勝ち星こそ5勝8敗と負け越したものの、ローテーションの頼もしい軸へと化けましたね。
ベテランの平良拳太郎投手も怪我と戦いながら106イニングを投げて防御率3.30と試合を作り、ドラフト4位ルーキーの左腕・片山皓心投手も後半戦にかけて素晴らしい安定感を発揮し、3勝を挙げて防御率2.64と貴重な戦力になりました。
また、先発からリリーフまでフル回転した尾形崇斗投手は87イニング強を投げて7勝3敗、防御率3.29、88奪三振と圧巻の存在感を示しました。
救援陣に目を向けると、シーズン後半に向けて完璧な勝利の方程式が確立されたのがDeNAの大きな強みです。
伊勢大夢投手が52試合に登板して25ホールドを挙げ、中川虎大投手も52試合で防御率2.45、浜地真澄投手は33試合で驚異の防御率1.10を記録しました。
さらに新外国人のショーン・レイノルズ投手が守護神・セットアッパーとして62試合に登板し、30ホールド17セーブ、防御率1.59と圧巻の投球を披露しました。
先発陣が5回や6回まで粘り強くゲームを作れば、豊富なリリーフ陣で逃げ切る態勢がしっかりと整っています。
巨人投手陣|2026年の戦力分析
対する巨人投手陣ですが、今シーズンは「守り勝つ野球」を標榜するチームの理念通り、リーグ屈指の強固な投手力を誇っていました。
特に先発陣において、プロ7年目の左腕・井上温大投手の覚醒は巨人ファンにとって今年最大の歓喜だったのではないでしょうか。
今シーズンは23試合に先発登板して10勝8敗、自身初の2桁勝利を達成しただけでなく、防御率2.02、147イニング消化、146奪三振と、いずれも自己最高を大幅に更新しました。
チームで唯一規定投球回に到達し、名実ともに巨人のエース左腕へと成長を遂げた姿には痺れましたね。
そしてもう一人、巨人投手陣のシンボルとなったのがドラフト1位ルーキーの竹丸和幸投手です。
新人でありながら開幕からローテーションを守り抜き、22試合の登板でチーム最多の11勝9敗、防御率3.27という圧巻の数字を叩き出しました。
巨人の新人左腕として2桁勝利を挙げたのは実に87年ぶりの快挙であり、物怖じしない強心臓と切れ味鋭い変化球は短期決戦でも大きな武器になります。
実績十分のエース・戸郷翔征投手は今季、春先の不調や左太もも裏の肉離れによる離脱もあり、14試合で5勝3敗、防御率2.48という成績でした。
しかし、9月29日の広島戦では9回途中まで116球を投げ、2安打1失点という本来のエースらしい圧巻の投球を見せて復調を強烈にアピールしてくれました。
他にも小笠原慎之介投手が66イニング強で5勝4敗、防御率2.31と安定したピッチングを見せ、故障から復帰した山﨑伊織投手やベテランの田中将大投手など、枚数自体の豊富さはリーグ随一です。
そして巨人の最大のストロングポイントは、何と言っても盤石すぎるブルペン陣にあります。
セットアッパーの田中瑛斗投手は61試合に登板し、42ホールド、防御率1.52という異次元の安定感で打者をねじ伏せてきました。
守護神のライデル・マルティネス投手は57試合で42セーブ、防御率1.38という絶望的な球威で9回のマウンドに君臨しています。
さらに大勢投手も32試合で22ホールド、防御率2.15を記録し、中川皓太投手や船迫大雅投手、堀田賢慎投手など、どこから投げさせても抑えられる極上のリリーフ陣が揃っています。
6回終了時点でリードを奪っていれば、勝利の確率は極めて高くなるのが巨人の最大の強みと言えるでしょう。
巨人のCS先発予想
ここからはファン待望のクライマックスシリーズ先発予想に入っていきましょう。
まず本拠地で迎え撃つ巨人の第1戦先発ですが、これは井上温大投手が登板するのが濃厚と見られています。
井上投手を初戦に立てる最大の理由は、なんといっても今シーズンの「DeNAキラー」ぶりの凄まじさです。
今季DeNA戦には7試合に先発し、なんと5勝1敗、防御率0.77という完璧すぎる成績で相手打線を封じ込めてきたんですよね。
10月3日のシーズン最終戦でもDeNA相手に6回をわずか1安打無失点、83球で軽々と切って取っており、最高のイメージを持ったまま中6日で初戦のマウンドに上がることができます。
続く第2戦の先発には、ルーキーの竹丸和幸投手が起用される見込みです。
10月1日のシーズン最終登板でも5回無失点と素晴らしい投球を見せ、中9日と体調面でも万全の状態で大一番に挑むことができます。
大舞台でも臆することのないマウンド捌きと強い直球は、勢いに乗るDeNA打線に対しても十分に通用するはずです。
そして勝負がもつれて第3戦に入った場合、満持して投入されるのがエースの戸郷翔征投手でしょう。
戸郷投手にとって、DeNAは苦い記憶がある相手でもあります。
9月15日に横浜スタジアムで行われた対戦では、わずか2回で4本塁打を浴びて9失点という衝撃的な大炎上を経験しているんですよね。
昨年のクライマックスシリーズファーストステージでもDeNA相手に早期降板を喫しているだけに、エースとしてのプライドをかけたリベンジの思いは誰よりも強いはずです。
巨人はこの左のWエースである井上投手、竹丸投手、そして復調した戸郷投手という「3本柱」で初戦から一気に勝負をかける構えです。
横浜のCS先発予想
対する横浜DeNAベイスターズの先発陣ですが、第1戦のマウンドに上がるのは絶対的エースの東克樹投手で間違いありません。
今シーズン12勝を挙げ、防御率2.40と安定感抜群の投球を続けてきた東投手は、チームの命運を託すにふさわしい存在です。
今季の巨人戦でも4試合に先発して3勝0敗、防御率1.33と完璧な相性を誇っており、東京ドームでも見事なゲームメイクを見せてくれました。
初戦を落とすと後がなくなる短期決戦において、計算の立つエースをぶつけるのは勝利への絶対条件と言えますね。
続く第2戦の先発候補として最も有力視されているのが、若手右腕の石田裕太郎投手です。
今シーズンは20試合に登板して5勝8敗、防御率2.91という数字を残し、先発ローテーションの一角として120イニング以上を投げ抜きました。
今季巨人戦では勝ち星こそ恵まれませんでしたが、5試合の先発で防御率2.93と試合自体はしっかりと作っており、大量失点をしない粘り強さを持っています。
そして運命の第3戦までもつれ込んだ場合ですが、平良拳太郎投手や後半戦に先発として好投した片山皓心投手が候補に挙がってきます。
平良投手は今季21試合に登板して5勝8敗、防御率3.30と経験豊富な制球力で試合を組み立てるのが上手い投手です。
ただ、3試合制の短期決戦では、第3戦は先発投手を長く引っ張る必要はまったくありません。
ベンチには今季7勝を挙げた尾形崇斗投手や深沢鳳介投手、竹田祐投手といった第二先発の役割をこなせる投手がずらりと控えています。
先発が少しでもピンチを迎えたら、早期に継投へ踏みきり、ブルペン総力戦で逃げ切るという柔軟な采配が勝敗を大きく左右しそうです。
セ・リーグのクライマックスシリーズ2026巨人・横浜どっちが勝つ?
さて、両チームの強力な投手陣と先発予想が出揃ったところで、気になる「どちらが勝つのか」という予想に入りたいと思います。
双方の戦力が非常に拮抗しており、1点を争うシビアな展開になることは間違いありませんが、私個人としては「DeNAが2勝1敗でファーストステージを突破する」と予想します。
この結論に至った理由は大きく分けて3つあります。
まず1つ目は、シーズン後半戦で見せたDeNA打線の爆発力とチーム全体の圧倒的な勢いです。
借金15という苦しい状況から怒涛の巻き返しを見せ、貯金を作ってシーズンを終えたDeNAの勢いは本物だと感じます。
特に牧秀悟選手や筒香嘉智選手、ヘラル・エンカーナシオン選手といった長打力のある主軸が揃っており、一発が出やすい東京ドームの球場特性はDeNA打線に大きな追い風となります。
2つ目の理由は、クライマックスシリーズという短期決戦における対巨人への歴史的相性の良さです。
過去3回のCS対戦ですべて巨人を破ってきたという事実は、選手たちの胸の中に大きな自信として根付いているはずです。
商戦の鍵を握る3つ目は、初戦のエース対決における展開です。
巨人の井上温大投手とDeNAの東克樹投手という、両チームが誇る屈指の左腕同士がぶつかる第1戦は、歴史に残るようなシビアな投手戦になるでしょう。
井上投手のDeNA戦防御率0.77という数字は脅威ですが、DeNA打線も終盤戦で井上投手を攻略するための対策を徹底的に練ってきているはずです。
もしDeNAが第1戦で東投手を中心にロースコアの接戦を制することができれば、一気にシリーズの主導権を握ることができるでしょう。
もちろん巨人が勝利するシナリオも十分に考えられます。
初戦で井上投手が期待通りの快投を見せ、7回や8回までリードを保ったまま田中瑛斗投手やライデル・マルティネス投手の超強力リリーフ陣に繋ぐことができれば、巨人がそのままストレートで連勝を決める可能性も高いです。
巨人にとっては怪我で離脱中の浦田俊輔選手の穴をどう埋めるか、そしてDeNAにとっては巨人戦で勝ち星のない第2戦先発予定の石田裕太郎投手がどこまで粘れるかが大きな分かれ目になりますね。
どちらが勝つにせよ、球史に残るような名勝負になることは間違いありません。
まとめ
今回は10月10日から開幕するセ・リーグクライマックスシリーズファーストステージ、巨人対DeNAの投手戦力分析と先発予想をお届けしました。
巨人は井上温大投手、竹丸和幸投手、戸郷翔征投手という強力な3本柱と、リーグ最強の救援陣で本拠地での連勝を狙ってきます。
対するDeNAは絶対的エース東克樹投手を筆頭に、石田裕太郎投手や総力戦の継投策、そして好調な打線の爆発力で下克上を狙います。
引き分けでも上位の巨人が優位になるというルールの中、初戦をどちらが手にするかがシリーズ全体の命運を分ける最大の鍵になりますね。
プロ野球ファンとして、この最高にハイレベルで刺激的な3日間の戦いを全身全霊で楽しみたいと思います。
みなさんはどちらのチームが勝ち上がると思いますか。
球場やテレビの前で、熱い声援を送りながら運命の瞬間を見届けましょうね。
