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近畿地方のある場所についてwiki|実話かネタバレ考察!モデルの場所はどこ?

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国内ドラマ・映画

どうも、映画とドラマに首ったけなブロガーです!

今回は、今めちゃくちゃ話題になってるホラー小説、『近畿地方のある場所について』について語り合いたいと思います。なんたって、来年実写映画化が決定したって話じゃないですか! これはもう、原作ファンとしては胸熱案件ですよ!

僕のブログを読んでる人の中には、「あの小説、気になってるけど怖そう…」「映画になるって聞いたけど、どんな話?」って思ってる人もいるんじゃないかな?

安心してくれ!この記事を読めば、その疑問、全部スッキリさせてやるぜ!

今回はGoogle検索でこの作品にたどり着いたあなたのために、僕が原作を読んだ上での考察や感想を、惜しみなく解説していきますね。

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近畿地方のある場所についてwiki|あらすじネタバレ

『近畿地方のある場所について』あらすじ:断片的な情報が紡ぐ、底なしの恐怖

まず、この作品がどんな話なのか、ざっくりとご説明しましょう。
物語は、ライターである「背筋」さんと、その友人であり編集者でもある「小沢」さんが、とあるオカルト雑誌の企画を始めることから幕を開けます。小沢さんは、過去の雑誌のバックナンバーや資料を漁る中で、近畿地方の特定の山間地域(作中では「●●●●●」と伏せ字になっています)で、別々の時期に起きた奇妙な事件や怪談、心霊現象に共通点があることに気づくんです。

彼らは、その「ある場所」にまつわる怪異の調査を始めるんですが、調査を進めるにつれて、小沢さんはその怪異に深く巻き込まれてしまい、ついには消息を絶ってしまいます。

ここからが、この作品の真骨頂!
背筋さんは、消息不明となった小沢さんが残した膨大な資料(雑誌記事、ネット掲示板の投稿、読者からの手紙、インタビューのテープ起こしなど、形式も年代もバラバラな情報)を再構成し、「『近畿地方のある場所について』」というタイトルでウェブ小説として公開し始めるんです。

一見すると無関係に見える断片的な情報が、読み進めるうちに少しずつ繋がり、不気味で恐ろしい全体像を浮かび上がらせていく…これが本作の最大の魅力であり、読者を物語の渦中へと引きずり込む仕掛けになっています。
特に注目すべきは、「赤い女」と呼ばれる怪異の存在や、彼女が引き起こす呪いの連鎖、そしてその呪いが広がる過程で鍵となる「石」「シール」の謎などが描かれている点ですね。

そして、物語のラストに何度も繰り返される「嘘をついてしまってごめんなさい。これでおしまいです。」というフレーズ。これは、情報を知れば知るほど呪いが強くなるという作品の性質を示唆し、読者を物語の一部として巻き込む、まさに「自己責任型ホラー」という新しい体験を提供しています。僕も読んでいる間、「これ、本当にあったことなんじゃないか?」と何度も思わされましたよ。

近畿地方のある場所について|実話かネタバレ考察!モデルの場所はどこ?

実話がモデル?:フィクションと現実の境界線を曖昧にする「モキュメンタリー」の真髄

「この話、本当にあったことなの?」
僕もSNSでよくこの疑問を見かけましたし、読んでいる間はまさにそう錯覚させられました。
結論から言うと、『近畿地方のある場所について』は、実在しない場所を舞台にしたフィクションです

しかし、なぜこれほどまでに「実話なのでは?」と思わせるのか?
その秘密は、この作品が「モキュメンタリー」という手法を採用していることにあります。モキュメンタリーとは、「mock(まがいもの)」と「documentary(実録)」を組み合わせた造語で、ドキュメンタリーのようなリアルな形式を用いて作られたフィクション作品のことなんです。

作者の背筋さんも、「10年後、20年後に図書館の奥からこの本を見つけた人が“これって本当にあったこと?”と勘違いするような、得体の知れない薄気味悪さを感じてもらえたらうれしいです」と語っているように、最初から読者にそう思わせることを意図して書かれているんですよ。

作中に登場する「●●●●●」という場所は、具体的な地名は伏せ字になっていますが、「県を跨ぐ山」「南北に連なり」「東が奈良県」といった描写から、生駒山がモデルではないかと推測されています。ただし、生駒山にはダムが存在しないため、特定の場所をそのまま描いているのではなく、近畿地方の複数の心霊スポットや伝承、都市伝説などを参考に、架空の場所として創造されていると考えられます。

また、作者の背筋さん自身も、執筆の原点として、過去に大阪に住んでいた時に友人と山奥のダムに行った際、不自然なお辞儀を繰り返す男性を目撃したという実体験を挙げています。このような、作者自身の「心のザワつき」が作品の舞台設定に影響を与えているからこそ、より一層のリアリティが生まれているのでしょうね。

雑誌記事の口調の再現性 や、SNSの書き込みのリアルさ など、多様なメディアの形式を巧妙に模倣することで、読者は「これは本当にあったことの記録なのでは?」と強く引き込まれてしまうんです。このフィクションと現実の境界線が曖昧になる感覚こそ、この作品の最大の魅力と言えるでしょう。

近畿地方のある場所について|原作の感想

原作を読んだ僕の感想:怖いのに読み進めてしまう中毒性、そして考察欲

さて、僕がこの原作を読んで感じたことを正直にお話ししましょう。
僕は普段からホラー映画とかドラマも結構見るし、ホラー耐性はそこそこあるほうだと思うんですよ。だから、SNSで「めちゃくちゃ怖い!」って話題になってたこの本も、「変な家」が面白かったから、勢いでポチっちゃったんですよね。

正直な感想としては、「思ったほどは怖くなかったです(笑)」
誤解しないでほしいのは、これは作品が面白くなかったという意味じゃないんですよ!むしろ、めちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃいました。

僕が「怖さが薄れた」と感じたのは、物語が進むにつれて、バラバラだった情報が整理され、怪異たちの正体や目的が徐々に明らかになっていくからかもしれません。
「何かわからないから怖い」という感覚がある一方で、謎が解明されていくと、恐怖が「理解」に変わっていく感覚があるんですよね。
特に、作中に登場する怪異を「白い大きな怪物(ましろさま)」、「赤い服の女(ジャンプ女)」、「小学生の男の子(あきらくん)」の3種類に分類して考えることができるようになってから、僕の中で恐怖が整理されていった部分はあると思います。

それでも、この作品の魅力は、その「断片的な情報が繋がっていくミステリー的な要素」にありますね。まるで自分が探偵になったみたいに、情報の一つ一つを繋ぎ合わせていくのが楽しいんですよ。作者の背筋さんも、「考察したくなる作品」として書いているのがよく分かります。

特に印象に残ったのは、僕もよく見てたネット掲示板のスレッド形式で書かれた「ネット収集情報3」の「関西軍曹」のスレッドですね。あれ、本当に掲示板見てるみたいで、臨場感が半端なかったです!「釣りであれー」って思わず声が出ましたもん。

あと、この作品を語る上で欠かせないのが、読者を呪いに巻き込む「自己責任型ホラー」というコンセプト。作中で何度も登場する「見つけてくださってありがとうございます」というフレーズ は、まさに読者である僕たち自身が、怪異の存在を知ってしまったことで物語に引きずり込まれる感覚を与えてきます。読み終わった後も、「もしかしたら、僕も呪われちゃったかも?」なんて、ゾワゾワしましたね(笑)。

書籍版には「袋とじ」の特典があって、僕は電子書籍で読んだので閉じられてはいませんでしたが、「トラウマレベルで怖い」という噂を聞いて、恐る恐るページを進めた記憶があります(結果、全然怖くなかったんですが…)。Web版と書籍版では、追加エピソードやラストの描写が異なっていたりするのも、作品の奥深さを感じさせます。

個人的に、最後までスッキリしなかったのは、作中に何度も登場する「53」という数字の意味 や、新興宗教の呪文の意味 ですね。作者さんも「怖すぎる」とノーコメントでしたし、この辺は読者に考察の余地を残している部分なんでしょうね。

この作品は、単なる怖い話の寄せ集めではなく、ミステリー的な要素とモキュメンタリーの演出が融合した、まさに「ネット伝奇の集大成」とも言える傑作ホラーだと感じました。怖いのに、続きが気になってページをめくる手が止まらない、中毒性のある作品です!

近畿地方のある場所について|キャスト・相関図

主な登場人物(怪異)たち:それぞれの目的と恐怖の連鎖

『近畿地方のある場所について』には、読者を恐怖のどん底に突き落とす、複数の恐ろしい怪異たちが登場します。それぞれの特徴と目的を詳しく見ていきましょう。

1. 山へ誘うモノ(ましろさま / まっしろさん)

  • 正体と起源:元々は「まさる」という大柄な男で、村人に殺された後にその祟りを恐れられ、神社の祠に祀られたことで神のような力を得た怪異とされています。知能は低く、単純な言葉の繰り返ししかできません。
  • 外見:真っ白な巨躯を持つ裸の怪物と描写されます。
  • 拠点:主に山の東側に位置する祠を拠点としています。
  • 目的:最大の目的は「女性を嫁にすること」。子供を産んだことのない女性をターゲットにし、男性を使って誘い出します。誘い出す言葉は「おーい、おーい」「よめにきませんか」「こっちにおいでーかきがあるよー」といったシンプルなもの。
  • 特性:女性はダムで自殺させられ、魂だけが連れて行かれます。霊能力者からは「生きているとも死んでいるとも言えない状態」とされています。人形を生贄にすることで助かる場合があり、これは生前まさるが人形と話していたことに由来すると考えられています。
  • 供物の頻度一度きりの生贄で満足するとされています。
  • 関連:子供たちの間で流行した「まっしろさん」という遊び や、「柿の木問答」という風習 とも深く関連しています。また、その正体は「猿の妖怪」ではないかという考察もあります。

2. ジャンプ女(赤い女)

  • 正体と起源「あきらくん」の母親です。息子がいじめを苦に自殺(または「まっしろさん」の身代わりにされた可能性も示唆されています)した後、後を追って自殺しました。彼女がジャンプを繰り返す姿は、首を吊った息子を下ろそうと必死に手を伸ばして飛び跳ねていた時の動きに由来すると言われています。
  • 外見:赤いコートを身につけた女性。
  • 拠点:主に山の西側(マンション5号棟や、生前の自宅である「お札屋敷」など)で目撃されます。
  • 目的:悪魔と化した「あきらくん」に命を与えるため、呪いを拡散し、供物を集めます。特に母親や子供のいる家を狙う傾向があります。
  • 特性デジタル媒体(コピー機やネット)にも干渉し、呪いを広めることができます「見つけてくださってありがとうございます」という言葉を発することがあります。
  • 供物の頻度常に与え続けなければならない、恒常的な生贄を求めます。
  • 関連カルト教団「スピリチュアルスペース」の設立当初からの熱心な信者でした。この教団は「ましろさま」の呪いを鎮めるため、または女性を囲い込むために設立されたのではないかと推測されています。

3. あきらくん(悪魔)

  • 正体と起源:赤い女の息子「あきら」が、母親の行った儀式によって悪魔として召喚されてしまった存在です。いじめや「まっしろさん」遊びの身代わりとして命を落とした可能性があります。
  • 外見:生前の「あきら」の姿をしていますが、首がぐらぐらと揺れるなど不気味な特徴があります。
  • 目的「命を喰らう」ことが本能的な目的です。心理学を学ぶ学生を付きまとい、その学生がペットの命を犠牲にすることで難を逃れている描写があります。
  • 特性「了」と印刷されたシールをばら撒くことで呪いを連鎖させ、存在を広めます。このシールは、彼を怪異化させる儀式の一環で使用されました。

4. 神社の神(第三の怪異 / 大きな口の男)

  • 正体と起源:空から降ってきた石に由来する悪魔のような存在で、昔から村人によって神社に鎮められていました。信仰が廃れたことで「ましろさま」や「赤い女・あきらくん」を使って命を集め始めたとされています。
  • 外見「大きな口を持つ人間の男」として描写されます。
  • 拠点山の中央に位置する荒廃した神社。
  • 目的命を喰らうこと。特に、飛び降り自殺を誘発する傾向があります。
  • 特性「53」という数字と深い関連があります。幽霊マンションの「5号棟3階」、心霊写真のファイル名「IMG_0053」、学校のチャイムが「5時3分」に遅れる現象 など、随所に「53」が登場します。

5. 石

  • 役割:物語全体の呪いの中心的な媒介です。元々は祠に封印されていましたが、後にカルト教団「スピリチュアルスペース」に持ち去られ、さらに赤い女に盗まれます。その後、ケアハウス「とこしえスペース」など全国へと拡散し、呪いを広げます。
  • 特性「黒い石」として描写されることもあります。石の移動が、呪いの地理的拡大と怪異の活性化に繋がっています。

まとめ

どうだったかな?

この作品、単なる怪談集じゃなくて、それぞれの怪異が複雑に絡み合って、一つの大きな物語を形成しているのがすごいんだよな。映画化されることで、この複雑な世界観がどう映像で表現されるのか、今からめちゃくちゃ楽しみだぜ!

原作を読んでない人も、ぜひこれを機に読んでみてほしい!最初は混乱するかもしれないけど、それがまた考察欲を掻き立てるから!そして、読み終わったら、ぜひ僕と一緒に「この怪異って、もしかしてあの都市伝説が元ネタ?」とか、「あの伏線、そういう意味だったのか!」って語り合おうぜ!

では、また次の記事で会おう!

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