キングダム最新話、ついに蒙恬(もうてん)の壮大な戦略が動き出しましたね。
今回の第870話は、ド派手な一騎打ちこそありませんでしたが、戦局全体を揺るがすような恐ろしい静けさと、次なる大嵐の予感に満ちていました。
休載明けということもあって、僕たち読者の期待値もマックスまで高まっていましたが、その期待を裏切らない「軍略の醍醐味」が凝縮された回だったと言えるでしょう。
物語は趙の王都・邯鄲(かんたん)での政治的緊張から始まり、前線での蒙恬の覚醒へと繋がっていく、非常に密度の濃い構成になっています。
それでは、この激動の最新話について、これまでの流れを整理しながら徹底的に考察していきましょう。
キングダム|870話(最新話)までの振り返り
■前回の第869話までをプレイバック!王賁の成長と亜花錦の神判断
まずは、これまでの戦況を軽くおさらいしておきましょう。
北部戦線では、王賁(おうほん)率いる玉鳳軍が、趙の北部軍と代国第一将・霊咒公(れいじゅこう)の猛攻にさらされていました。
かつてのプライド重視だった王賁は、勝利のために手段を選ばない合理的な武将へと変貌を遂げ、父・王翦(おうせん)を彷彿とさせる指揮を見せていましたね。
特に印象的だったのは、曲者・亜花錦(あかきん)の動きでした。
彼は霊咒公の本陣に迫りながらも、包囲の危険を察知して即座に離脱するという、動物的な勘と冷徹な判断力を発揮したんです。
この亜花錦の揺さぶりによって、霊咒公は戦力を分散せざるを得なくなり、結果として全滅寸前だった関常(かんじょう)軍や壁(へき)軍が息を吹き返しました。
壁は「主攻」としての役割を果たせなかったと自責の念に駆られていましたが、彼の奮闘が敵を引きつけたからこそ、この奇跡的な戦線維持が可能になったわけです。
一方で、趙軍の袁環(えんかん)は、圧倒的な兵力差がありながら秦軍を仕留めきれなかった停滞に、激しい苛立ちを募らせていました。
キングダム|870話あらすじネタバレ
■【第870話ストーリー】趙王・遷の不気味な笑みと蒙恬の「三倍戦略」
最新話「大きな戦略」は、戦いが九日目に突入した趙の王都・邯鄲から始まります。
大本殿に姿を現した遷王(せんおう)は、驚く文官たちを尻目に、公孫龍(こうそんりゅう)へ現在の戦況を問い詰めました。
公孫龍の報告によれば、南の山の民軍は李牧(りぼく)の作戦によって楊端和(ようたんわ)が負傷し、趙軍が大きく押し込んでいるとのことです。
また、蒙恬軍や羌瘣(きょうかい)軍、飛信隊に押されていた各戦場も、李牧が休みなく南北を縦断して直接指揮を執ったことで、すべて元の線まで押し戻されていました。
趙軍にとっての唯一の誤算は、本来五日で片付くはずだった王賁軍が、驚異的な粘りを見せて北部軍を足止めし続けていることだけだったのです。
全体としては趙軍の守りはビクともしておらず、文官たちが李牧を「救国の英雄」と称える中、遷王は李牧が野心家なら玉座も危ういと不敵に笑います。
「玉座はこの俺のものだ。残念だったな民共め」と言い残して去る遷王の背後で、姚賈(ようか)が放つ不穏な視線が、今後の内乱の火種を感じさせましたね。
場面は戦場へ戻り、楽華軍の愛閃(あいせん)が敵を突破する好機を迎えますが、蒙恬はあえて中央軍を動かさず、堅守を命じます。
その夜、蒙恬は陸仙(りくせん)たちに、李牧の防衛線が幾重にも完璧に張られており、無策で突入しても「ふり出しに戻される」だけだと語りました。
そして蒙恬は、李牧の重層防衛を打ち破るための「大きな戦略」、すなわち戦略を三倍に広げる構想を口にします。
十日目の朝、飛信隊と羌瘣軍に届けられた蒙恬の伝令は、「楽華から飛信隊までを巨大な一つの軍と見なして戦う」という衝撃的な内容でした。
キングダム|870話ネタバレ感想
■第870話の感想:李牧の「神速」と蒙恬の「広域視野」に鳥肌が止まらない
今回の話を読んで僕が一番震えたのは、李牧という男の圧倒的なまでの「個の力」と、それに対抗しようとする蒙恬の成長です。
八日間、不眠不休で広大な戦線を移動し続け、崩れかけたすべての戦場を立て直す李牧の姿は、もはや人間業とは思えません。
趙の将軍たちは有能ですが、それでも李牧が直接入らなければ秦の若き才能たちを抑え込めないという事実が、李牧の異常な強さを逆説的に証明していますよね。
そんな「負けない李牧」に対し、蒙恬がこれまでの戦術の延長ではなく、戦場そのものの構造を変える「大きな戦略」を提示したのにはワクワクしました。
これまでの『キングダム』の戦いは、各部隊がそれぞれの戦場で手柄を競う側面がありましたが、今回は完全に「広域連合軍」としての機能が求められています。
河了貂(かりょうてん)が驚愕していたように、楽華、羌瘣軍、飛信隊を一つの巨大な戦場として連動させるという発想は、まさに六大将軍級の視野だと言えるでしょう。
また、趙王・遷の歪んだカリスマ性も非常に印象的で、李牧が必死に守っている国を、王自身が「民共め」とあざ笑う対比が、あまりに切なく、そして恐ろしいと感じました。
遷王の疑念が、いずれ李牧を破滅させる「内側からの崩壊」に繋がっていくのではないかという不吉な予感が、ページをめくる手を重くさせましたね。
キングダム|871話のネタバレ考察
■次回第871話の展開を予想・考察!「三軍合同」の超物量作戦が李牧の穴を突く?
さて、気になる次回の展開ですが、蒙恬の「三倍戦略」がいよいよベールを脱ぐことになるでしょう。
これまでは個別に李牧に押し戻されてきましたが、三つの軍が完全に連動することで、李牧が一箇所を助けに行けば別の箇所が致命的に薄くなるという状況を作り出すはずです。
蒙恬の狙いは、李牧の伏兵さえも間に合わないほどの「物量の圧力」を一気に一点、あるいは広範囲にかけ続けることにあるのではないでしょうか。
10万以上の大軍勢が一つの意志を持って動く姿は、李牧がこれまで積み上げてきた「局所的な個別の防衛線」を根底から破壊する可能性があります。
しかし、李牧もこれまで数々の大規模連携を掌握してきた怪物ですから、この「目立つ動き」に対して無策であるはずがありません。
三軍が合流する際のわずかな隙や、各部隊の連携の乱れを突くカウンター策を、李牧はすでに準備しているかもしれませんね。
また、王賁軍が依然として北で粘り続けていることが、この広域戦略における最大の「隠し味」として機能するのではないかと僕は予想しています。
王賁が北部軍を引き付けている間に、蒙恬・信・羌瘣の三軍が中央の防衛網に修復不能な「大穴」を空ける展開になれば、ついに秦軍の勝利への道筋が見えてくるはずです。
まとめ
■キングダム第870話から始まる「新時代の戦い」
第870話は、これまでの局地戦の積み重ねを、一つの巨大な「戦略」へと昇華させる重要な転換点となりました。
李牧という巨大な壁に対し、蒙恬が導き出した「三倍に広げる戦略」が、どれほどの破壊力を見せるのか目が離せません。
戦場での激闘と、邯鄲での政治的な闇が交錯し、物語はいよいよ趙完全攻略戦の核心部分へと突き進んでいきます。
信や羌瘣が蒙恬の描く絵図の中でどのような「武」を見せ、李牧の完璧な守りをどうこじ開けるのか、次回への期待感は高まるばかりです。
若き将軍たちが、真の大将軍へと近づいていくその瞬間を、僕たち読者もしっかりと見届けなければなりませんね。
次回の第871話でも、彼らの成長と驚天動地の軍略が描かれることを心から楽しみに待ちましょう!
また最新話の情報が入りましたら、すぐにこのブログで深く熱く、皆さんと共有したいと思います。
