朝ドラ『風、薫る』の第1週が幕を閉じましたが、あまりに激動のスタートに心臓がバクバクしているのは僕だけではないはずです。
第5話は、悲しみの淵に立たされたヒロインたちが自らの足で新しい一歩を踏み出す、非常に重厚なエピソードとなっていましたね。
物語の舞台である明治という時代の厳しさと、その中で必死に光を探す女性たちの姿が鮮明に描かれていたように感じます。
風、薫る(朝ドラ)5話までの振り返り
■涙なくしては語れない第4話の衝撃を振り返る
まずは昨日放送された第4話についてですが、一ノ瀬家を支えてきた父・信右衛門が「コロリ」の疑いにより急逝するという、あまりにショッキングな幕切れでした。
看病を続けていたりんの献身的な姿も虚しく、大黒柱を失った家族には過酷な現実がのしかかります。
さらに追い打ちをかけるように、見合い話のために東京へ出ていた母の美津と妹の安は、村の封鎖によって自宅に帰れないという絶望的な状況に陥っていました。
村境の橋で元陪臣の中村からある事実を聞かされるシーンは、これからの波乱を予感させるに十分な緊迫感がありました。
風、薫る(朝ドラ)5話ネタバレあらすじ
■運命の歯車が大きく動き出した第5話のストーリー
第5話では、父の葬儀を終えて間もない一ノ瀬家の貧窮した生活が浮き彫りになり、見ているだけで胸が締め付けられる思いでした。
妹の安の縁談は破談となり、母の美津も不慣れな畑仕事に出るなど、一家はかつての誇り高い士族の面影を失いつつあります。
そんな中、りんには18歳も年上の商人との後妻としての縁談が舞い込み、彼女は家族を守るためにその道を選ぶ決意を固めます。
一方、東京で苦しい労働を続けていた直美は、新聞で大山巌と捨松の結婚披露の記事を読み、海の向こう側にあるアメリカへの憧れを強く抱き始めました。
この回で最大のトピックと言えるのが、傷ついたりんがひょんなことから「鹿鳴館の華」と呼ばれる大山捨松と出会うシーンです。
捨松はりんの怪我を英語を交えながら手当てし、故郷である会津の言葉で「さすけねえ(大丈夫だ)」と優しく語りかけました。
自分の人生を「戦い」と位置づける捨松の凛とした美しさは、迷いの中にいたりんの心に鮮烈な印象を残したに違いありません。
風、薫る(朝ドラ)5話ネタバレ感想
■感情を揺さぶる第5話の感想と多部未華子さんの存在感
とにかく第1週目からこれほどまでに追い込まれるヒロインを誰が予想できたでしょうか。
見上愛さん演じるりんの、どこか浮世離れした柔らかさと、現実の泥臭い決意が同居する演技には引き込まれるものがあります。
そして多部未華子さん演じる捨松の登場シーンは、まさに「レジェンド級」の風格で、画面が一気に華やぎました。
「清潔、大事」と言いながら白いハンカチでりんの手を包む姿には、後の看護の道へと繋がる伏線が感じられ、脚本の緻密さに唸らされます。
一方で、上坂樹里さん演じる直美の「この国にいたら幸せになれない」という英語での叫びは、当時の女性が抱えていた閉塞感を象徴しているようで、非常に現代的な響きを持っていました。
二人のヒロインが全く異なる場所で同じ「風」を感じ、自らの戦いを始めようとする姿に、僕は言いようのない感動を覚えています。
風、薫る(朝ドラ)5話からどうなる?
■第2週「灯の道」で予想される衝撃の展開を考察
次週から始まる第2週のサブタイトルは「灯(ともしび)の道」となっており、物語はさらに加速するようです。
あらすじによると、りんは運送業を営む奥田家へ嫁ぎますが、夫となる亀吉は酒浸りの日々を送っており、前途多難な結婚生活が予想されます。
1886年、娘の環を授かったりんですが、ある晩に起きた行燈の火事という不慮の事故をきっかけに、ついに「奥様、やめます」という決断を下すことになります。
一方、東京の直美は同僚の罪を被ってマッチ工場をクビになり、さらなる困窮へと追い込まれていくようです。
注目すべきは、ついに二人の主人公が東京で運命の出会いを果たすという点です。
最初は見栄を張って衝突する二人ですが、教会の炊き出しや謎の紳士・清水卯三郎との出会いを通じて、共に「看護」という新しい生き方を見出すプロセスが描かれるのではないでしょうか。
まとめ
第1週「翼と刀」は、タイトルの通り自由への翼を求める心と、士族としての刀を置く覚悟が交錯する素晴らしい一週間でした。
多部未華子さん演じる捨松からもらったハンカチが、りんの人生をどう変えていくのか、今から楽しみでなりません。
明治という激動の時代、正規の教育を受けた「トレインドナース」として彼女たちがどう羽ばたくのか、引き続き全力で考察していきたいと思います。
来週からの「女子の戦」が、どのように私たちの心を震わせてくれるのか、毎朝8時が待ち遠しいですね。
