週末の夕方、テレビから流れてくる温かい物語に、つい手を止めて見入ってしまった人も多いのではないでしょうか。
2026年2月21日に放送された「人生の楽園」で紹介された、愛媛県新居浜市のドーナツ店「Die・Katze(ディー・カッツェ)」が、いま大きな注目を集めています。
50代という人生の節目で、全くの未経験から夢を形にした店主の物語は、多くの人の心に深く響いたはずです。
僕もネットでの盛り上がりを見て、このお店が持つ不思議な魅力と、そこに込められた情熱を一人でも多くの人に伝えたいという衝動に駆られています。
今回は、放送をきっかけにこの店を知った方や、これから訪れてみたいと考えている方に向けて、その魅力を余すことなく掘り下げていこうと思います。
人生の楽園|愛媛・新居浜市のドーナツ屋「Die・Katze」
■猫愛とアンティークが溶け合う空間
店名の「Die・Katze」とは、ドイツ語で「猫」という意味を持っていて、その名の通り店内には猫への愛が溢れています。
元々は洋服屋さんだった場所をリノベーションしたそうで、アンティーク雑貨がセンス良く並ぶ空間は、まるでヨーロッパの小さなカフェに迷い込んだような錯覚を覚えるほどです。
店主の伊藤純子さんは大の猫好きで、5匹の愛猫たちと一緒に暮らしており、店内のいたるところに猫をモチーフにした可愛い雑貨が飾られています。
看板や内装に隠れた猫のシルエットを探すだけでも、待ち時間が楽しいひとときになりそうですよね。
実はこのお店、オープン当初から凄まじい人気で、開店からわずか2時間で完売してしまうことも珍しくありません。
テレビ放送の影響でさらに注目度が上がっていますが、店主が一人で丁寧に手作りしているため、行列必至なのも納得のクオリティなんです。
ドーナツ屋「Die・Katze」開店の経緯|人生の楽園
■縛られた過去から自由な夢への一歩
店主の純子さんのこれまでの歩みを知ると、このドーナツ一つひとつに込められた重みがより一層伝わってきます。
純子さんは長年、ご両親の意向を汲み取って、地元新居浜で決められた道を歩んできた真面目な女性でした。
しかし、一人娘のまいさんが自分の意志で進路を決め、自由に人生を切り拓いていく姿を目の当たりにし、「自分もやりたいことに挑戦したい」という火がついたのだそうです。
そんな彼女を一番近くで支えたのが、自宅の修繕を通じて出会い再婚した夫の朋成さんでした。
純子さんは50代にして、大好物だったドーナツ作りを独学で猛勉強し、2025年2月22日の「猫の日」に念願のお店をオープンさせたのです。
「人生に遅すぎることはない」という言葉をそのまま体現したような彼女の笑顔は、多くの視聴者に勇気を与えてくれました。
ドーナツ屋「Die・Katze」主なメニュー|人生の楽園
■素材と食感にこだわり抜いた絶品メニュー
ここのドーナツの最大の特徴は、何といっても「ふわもち」と「さくほろ」の2つの食感を楽しめることです。
湯種製法を取り入れたイーストドーナツは、外側はサクッとしているのに中は驚くほどもっちりとしていて、一度食べると病みつきになります。
素材にも一切の妥協がなく、北海道産の小麦粉や四国中央市のブランド卵「美豊卵」、さらには国産のきび糖や豆乳など、体に優しいものが選ばれています。
特にシンプルな「プレーン」は、小麦本来の香りと砂糖のやさしい甘みがダイレクトに伝わってくるので、まず最初に食べてほしい逸品です。
他にも、ビスケットのような食感が楽しい「オールドファッション」や、お子さんに人気の「ドーナツの穴」など、バリエーションも豊富です。
ドーナツと一緒に楽しみたいのが、同じ新居浜市の「みんなのコーヒー」が焙煎したオリジナルブレンドのハンドドリップコーヒーです。
現在は混雑緩和のためにアイスコーヒーのみの提供となっているようですが、ドーナツの甘さを引き立てるビターな味わいは格別ですよ。
ドーナツ屋「Die・Katze」場所・アクセス|人生の楽園
■訪れる前に知っておきたい店舗アクセス
お店は愛媛県新居浜市の菊本町という、静かな住宅街の一角に佇んでいます。
JR新居浜駅からは約2.7kmほどの距離があり、車でのアクセスが便利ですが、店舗の東隣に4台分の駐車場が用意されています。
公共交通機関を利用する場合は、せとうちバスの「菊本」バス停で下車すれば、歩いてすぐの場所にあります。
営業時間は11時からですが、売り切れ次第終了となってしまうため、確実に手に入れたいなら早めの訪問をおすすめします。
2025年8月からはInstagramのDMを通じた予約販売もスタートしているので、遠方から行く場合は事前にチェックしておくと安心かもしれませんね。
定休日は火曜日と水曜日ですが、他にも不定休があるため、公式SNSで最新の営業カレンダーを確認してから向かうのがベストです。
まとめ
■幸せを運ぶドーナツが繋ぐ輪
純子さんの作るドーナツは、単なるスイーツではなく、彼女の人生の情熱と家族の愛が詰まった宝物のような存在です。
夫の朋成さんも、自分の仕事の合間を縫って仕込みをサポートしており、夫婦二人三脚でこの場所を守り続けています。
「食べた人の笑顔が広がるように」という願いが込められたドーナツは、新居浜の街に新しい幸せの輪を広げています。
誰かのために一生懸命になれることの素晴らしさを、このお店は私たちに教えてくれているような気がします。
もしあなたが今、何かに迷っていたり、新しい一歩を踏み出す勇気が欲しかったりするなら、ぜひ「Die・Katze」を訪れてみてください。
きっと、純子さんの優しい笑顔と美味しいドーナツが、あなたの背中をそっと押してくれるはずです。
