冬の日本海から届く、心あたたまる物語に触れて、僕の胸も熱くなっています。
2026年2月14日に放送された「人生の楽園」をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
石川県加賀市橋立町という、かつて「北前船」の寄港地として栄華を極めた美しい港町が今回の舞台でした。
そこでカフェと宿を営む平塚さん夫婦の姿を見て、自分の人生をどう彩るべきか、改めて考えさせられたのは僕だけではないはずです。
歴史の重みと現代の暮らしが溶け合う「カフェ彦兵衛」について、最新の情報を交えながら詳しくお話ししていきますね。
人生の楽園|加賀市橋立町のカフェ彦兵衛の開店の経緯
■夢と歴史が交差するはじまりの物語
この場所の物語は、宮城県出身の平塚覚さんと、石川県出身の妻・久美さんの素敵な決断から始まりました。
現在58歳の覚さんは、幼い頃から大の歴史好きで、実は社会科の教師になるのが若い頃の夢だったそうです。
しかし、現実は甘くはなく、東京のタイヤメーカーや自動車教習所の講師として、長年忙しい日々を送ってこられました。
そんな二人の転機となったのが、約6年前に世の中を一変させたコロナ禍での自宅待機でした。
立ち止まった時間に「本当にこのままでいいのか」と自問自答し、心の奥に眠っていた「歴史を身近に感じて暮らしたい」という情熱が再び燃え上がったのです。
移住先を探して全国を巡る中で、二人は約4年前、橋立町にある「久保彦兵衛」の分家屋敷と運命的な出会いを果たしました。
200坪もの広大な敷地に立つ、赤瓦と板塀が印象的なその佇まいに一目惚れした二人は、2022年にこの地へ移り住むことを決めたのです。
カフェ彦兵衛(加賀市橋立町)の特徴|人生の楽園
■蔵に眠る記憶とこだわりの一杯
カフェ彦兵衛の最大の特徴は、なんといっても江戸から明治にかけて活躍した北前船主の屋敷そのものを活用している点にあります。
店内には、航海に使われた貴重な古文書や図面、当時の暮らしを伝える品々が大切に展示されており、まるで小さな資料館のようです。
覚さんが手間暇を惜しまず淹れる「ひこべえ珈琲」は、手動のミルで豆を挽き、南部鉄瓶でお湯を沸かし、茶漉しを使って点滴ドリップするという驚きのこだわりぶり。
「美味しくするにはこれがいい」と語る覚さんの姿には、歴史を愛する人ならではの誠実さが滲み出ていて、僕もいつかその一杯をゆっくり味わいたいと強く思いました。
コーヒーだけでなく、加賀特産の「丸いも」を練り込んだうどんや蕎麦も、訪れる人々を笑顔にしている人気メニューです。
さらに、珍しい石川県名産の「フグの子(卵巣)の糠漬け」など、この土地ならではの味覚に出会えるのも嬉しいポイントですね。
最近では、カフェの隣で犬と一緒に泊まれる「プチホテル彦兵衛」もスタートしており、25キロまでの愛犬と家族団らんの時間を過ごせます。
冬には、石川が誇るブランドガニ「加能ガニ」を味わえる贅沢なコースも用意されているそうで、愛犬家にとっても最高の楽園と言えるでしょう。
カフェ彦兵衛(加賀市橋立町)場所・アクセス|人生の楽園
■訪れる前に知っておきたいお店の案内
カフェ彦兵衛を訪ねるなら、石川県加賀市橋立町ラ63番地を目指して進んでください。
営業時間は2026年現在、10時30分から17時までとなっており、ラストオーダーは16時30分です。
ただし、11時30分から15時30分といった時間帯で営業されているという情報もあるため、遠方から行く際は事前に確認するのが安心かもしれません。
定休日は不定休となっているので、公式のInstagramなどで最新のスケジュールをチェックしておくことをおすすめします。
アクセスについては、JR加賀温泉駅から車で20分ほど揺られると、あの情緒あふれる町並みに到着します。
もし公共交通機関を利用するなら、加賀周遊バスの「キャンバス(海まわり線)」に乗り、「北前船の里資料館」バス停で降りれば、そこから歩いてすぐの場所にあります。
駐車場は、ホテルの敷地内に2台分あるほか、近隣にも予約制の無料駐車場が確保されています。
カード支払いや電子マネーには対応していないようなので、お出かけの際はお財布に現金を用意しておくのを忘れないでくださいね。
カフェ彦兵衛(加賀市橋立町)周辺の観光情報
■日本一の富豪村と呼ばれた橋立の魅力を歩く
カフェでお腹を満たした後は、ぜひ周囲の町並みをゆっくりと散策してみてください。
橋立町は、かつて多くの船主が住んでいたことから「日本一の富豪村」と称えられたほど、豊かな歴史が刻まれた場所です。
国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれており、赤い瓦や船板を再利用した外壁が続く景色は、どこを切り取っても絵になります。
すぐ近くにある「北前船の里資料館」は、明治時代に建てられた大船主の邸宅を利用しており、1,000坪もの敷地がある壮麗な建築は必見です。
海の方へ足を伸ばせば、日本海に突き出した「加佐ノ岬」があり、エメラルドグリーンに輝く海の大パノラマがあなたを待っています。
2026年2月現在、岬の先端部分は崩落の影響で一部立ち入りが規制されているようですが、周辺の展望台からも十分にその美しさを堪能できるはずです。
運が良ければ、近所に住む白い柴犬の「あられ」ちゃんという、町のみんなに愛されるアイドル犬に出会えるかもしれませんよ。
まとめ
■変わらないものと新しい風が吹く町
平塚さん夫婦がこの町に灯した新しい明かりは、単なる観光スポット以上の温もりを僕たちに与えてくれます。
「歴史は展示物ではなく、暮らしてこそ見えてくる」という覚さんの言葉が、現代を生きる僕の心に深く刺さりました。
二人は自ら観光ガイドを買って出たり、ウォーキングマップを作ったりと、町を元気にしようと走り続けています。
そんなお二人の笑顔と、北前船が運んできた歴史のロマンに触れれば、きっと日常の疲れも消えていくことでしょう。
次に旅の計画を立てるなら、ぜひ石川の橋立町にある「カフェ彦兵衛」を候補に入れてみてください。
きっと、あなただけの特別な「人生の楽園」が見つかるはずです。
