インスタグラムを開いた瞬間に「あなたのアカウントのパスワードがオンラインでシェアされた可能性があります」なんて不気味な通知が目に飛び込んできたら、誰だって心臓が止まりそうになるはずです。
僕もネットの話題を追いかけるのが仕事のようなものですが、最近この通知が届いてパニックになっている人をSNSで本当によく見かけます。
自分だけが狙われているのかと不安に思うかもしれませんが、実はこれ、2025年の末頃から多くのユーザーに一斉に届いている現象なんです。
大切な写真や友人との繋がりが詰まったアカウントを守るために、今何が起きているのか、そして僕たちが今すぐやるべきことを一つずつ丁寧に紐解いていきましょう。
インスタ|あなたのアカウントのパスワードがオンラインでシェアされた可能性があります。
■この通知は本物なのかそれとも巧妙な罠なのか
結論からお伝えすると、インスタグラムのアプリ内に表示されたその通知は、運営元であるMeta社が公式に出している本物のセキュリティ警告である可能性が極めて高いです。
これは誰かが今まさにあなたの部屋に押し入ったという知らせではなく、どちらかと言えば「あなたの家の鍵と同じ形のものが、外の怪しい市場で出回っているのを見つけましたよ」という予防的なアラートです。
インスタグラムのシステムは、外部のサービスから流出したパスワードのリストを常にチェックしており、あなたのパスワードがそれと一致した場合にこの警告を発する仕組みになっています。
つまり、他のサイトやアプリで使い回しているパスワードがどこかで漏れてしまい、それが原因であなたのインスタのアカウントも危険にさらされているというわけです。
僕自身、複数のアカウントで同時にこの通知が来たという相談をよく受けますが、それは複数のアカウントで同じパスワードを使い回していることが主な原因だと考えられます。
インスタ「あなたのアカウントのパスワードがオンラインでシェア」偽物の見分け方
■本物か詐欺かを見分けるための決定的なポイント
公式の警告だと分かっても、中にはこの状況を逆手に取った悪質なフィッシング詐欺が紛れ込んでいることもあるので、絶対に油断は禁物です。
本物の通知であれば、インスタアプリの設定画面から「アカウントセンター」へ進み、「パスワードとセキュリティ」の項目を確認すれば、公式のメッセージとして記録が残っているはずです。
逆に、メールやSMS、あるいはダイレクトメッセージ(DM)で届き、そこに「今すぐここをクリックして確認してください」といった怪しいリンクが付いている場合は、偽物の可能性を疑ってください。
詐欺師たちは「アカウントが凍結されます」などと緊急性を煽って偽のログイン画面に誘導し、そこで入力させたパスワードを盗み取ろうと手ぐすねを引いて待っています。
もしメールが届いたなら、送信元のメールアドレスが「@mail.instagram.com」という公式ドメインであるかどうかを、一文字ずつ慎重に確認する癖をつけましょう。
僕の個人的な感覚では、少しでも違和感を覚えたらリンクは一切踏まず、自分から公式アプリを開いて設定を確認するのが、一番確実で安全な防衛策だと思います。
インスタ|不正ログインを確実に判別するためのチェックリスト
通知が来たからといって、すでに誰かに中を見られているとは限りませんが、念のために「ログインアクティビティ」をチェックして自分の足跡を確認してみましょう。
アプリ内の設定から「ログインの場所」を開くと、最近どこの街から、どんな種類のスマホやパソコンであなたのアカウントにアクセスがあったかが一覧で表示されます。
ここで「東京に住んでいるのに、なぜか大阪や海外からのログイン履歴がある」といった不自然な点があれば、それは不正アクセスの強力な証拠になります。
ただし、スマホの電波の仕組み上、実際とは少し離れた場所が表示されることもたまにあるので、場所だけでなく「使っている機種名」が自分のものかどうかを重視してください。
万が一、見覚えのないデバイスが表示されていたら、その項目の横にある「ログアウト」ボタンを即座に叩き、相手をあなたのアカウントから力ずくで放り出しましょう。
あわせて、自分の投稿リストに覚えのない写真が増えていないか、あるいは大切な投稿が勝手に消されていないかも、ざっと見直してみるのが安心です。
インスタ|あなたのアカウントを狙う乗っ取り犯の卑劣な手口
彼らがどうやってパスワードを手に入れるのかを知っておくことは、最高の防御になりますが、その多くは僕たちの「心の隙」を突いてきます。
最近特に増えているのが、友人になりすまして「アンバサダーの投票に協力してほしい」とDMを送り、そこから偽のサイトに誘導して情報を抜き取る「釣り」の手口です。
信頼している知人からの頼み事だと、つい警戒を解いてリンクをクリックしてしまいがちですが、それが連鎖的な乗っ取りの始まりになることも少なくありません。
また、インスタのフォロワーを自動で増やしたり、誰がプロフィールを見たか分かると謳う非公式のサードパーティアプリも、実は裏で情報を盗んでいることがあります。
さらに、カフェや空港などで提供されている無料の公共Wi-Fiも、通信内容を盗み見られるリスクがあるため、そこでログイン情報を入力するのは避けたほうが賢明です。
結局のところ、パスワードの使い回しや、誕生日などの推測されやすい単純な文字列を使っていることが、一番の隙になってしまうのです。
インスタ|万が一アカウントにアクセスできなくなってしまったら
もしパスワードを変えられてしまい、どうしてもログインできなくなったとしても、まだ諦めるのは早すぎます。
まずはログイン画面にある「パスワードを忘れた場合」から、登録しているメールアドレスや電話番号を使ってリセットを試みてください。
もし登録情報そのものが犯人に書き換えられてしまった場合は、公式のヘルプセンターを通じて「アカウントの不正アクセス」を報告し、サポートを要請する必要があります。
この手続きの中で、あなた自身であることを証明するために、カメラに向かって顔を動かす「セルフィー動画」の提出を求められることがあります。
これはMeta社が本人確認のために導入している仕組みで、AIによる顔認識ではなく、正当な持ち主であることを確認するための重要なステップです。
アカウントが完全に削除されてしまった場合でも、30日以内であれば復活させられる可能性が残されているので、一刻も早く異議申し立てを行ってください。
まとめ
■大切な居場所を守り続けるためのまとめ
今回の「パスワードがシェアされた可能性」という通知は、あなたにセキュリティを見直すチャンスを与えてくれた警告灯のようなものです。
これを機に、他のサイトとは一切被らない、12文字以上の複雑なパスワードに変更し、それを二段階認証で二重にロックしてしまいましょう。
二段階認証を有効にしていれば、たとえパスワードが漏れてしまったとしても、あなたのスマホに届くコードがなければ誰も中に入ることはできません。
僕たちのオンライン上の活動は、もはや日常の一部ですから、そこにある思い出や人間関係を守るための手間を惜しまないでほしいと思います。
不審なDMは無視し、公式アプリからの通知だけを信じるというシンプルなルールを徹底するだけで、トラブルの多くは未然に防げるはずです。
あなたのアカウントがデジタルな「家」だとするなら、二段階認証はオートロックのようなものです。たとえ合鍵をコピーされても、二つ目の鍵があなたを守ってくれるでしょう。
