iHostage(netflix映画)|感想は面白い?モデルの実話はアップルストア人質事件!

iHostage(netflix映画) 海外ドラマ・映画
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こんにちは、はるをです!

この記事ではnetflixで4月18日に配信開始されたばかりの新作映画「iHostage」について解説しています。

「iHostage」はアムステルダムのアップルストアで発生した人質立てこもり事件を、当事者たちの視点から描く緊迫の実話に基づいたスリラー。

ハイテク企業の象徴であるアップルストアが舞台となった、予測不能な人質事件のリアルに描写した作品です。

はるを
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人質となった人々の恐怖、犯人の目的、そして警察の決死の対応を描いた、手に汗握る実話映画だよ。

iHostage | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
アムステルダムの中心部にあるアップルストアで、銃で武装した男が人質を取り、立てこもる事件が発生。警察は慎重な対応を求められるが...。実際に起きた事件に着想を得た作品。

iHostage(netflix映画)解説|あらすじ

物語の舞台は、なんとアムステルダムの中心部にあるおしゃれなアップルストア

そこへ突然、武装した男が押し入り、店内にいた人々を人質に取るという、まさに悪夢のような事件が発生します。

警察は当然、事態を鎮静化するために慎重な対応を迫られるわけですが…。 このシンプルな導入から、信じられないような緊迫の数時間が繰り広げられるんです。

主人公となるのは、犯人に人質として捕らえられてしまうブルガリア人の男性イリアン。

彼はAirPodsをなくしてしまい、たまたま新しいものを買いにアップルストアに立ち寄ったばかりだった、という本当に運のない人物なんです。

まさに、私たちの日常のすぐ隣に潜む恐怖を描いているようで、冒頭からグッと引き込まれます。

そして、凶器を持った犯人、アマール。

彼は一体何を目的としているのか?なぜアップルストアを選んだのか?

彼の要求や行動を通して、事件は単なる人質立てこもり事件以上の、現代社会が抱える闇を映し出すようになるんです。

警察との交渉、店内に閉じ込められた人々の不安、そして外で事態を見守る人々の焦燥感…。

全ての要素が絡み合い、息つく暇もない展開が続きます。実際に自分がその場にいたら…と想像すると、本当に怖くてたまらなくなります。

iHostage(netflix映画)解説|モデルの実話はアップルストア人質事件!

さて、この手に汗握る映画『iHostage』は、単なるフィクションではないんです。

なんと、2022年2月22日にアムステルダムのアップルストアで実際に起きた人質立てこもり事件に着想を得て制作された実話に基づいた作品なんです。

当時、この事件はオランダ国内だけでなく、世界中で報道されたので、覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。

実際の事件では、27歳の武装した男が、ライツェ広場にあるアップルストアに押し入り、およそ5時間にわたって顧客を人質に取ったとされています。

犯人は2億ユーロ相当の身代金と、安全な逃走を要求しました。

はるを
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映画でも同様の要求が描かれていますね。

店内にはおよそ70人もの人がいましたが、多くはなんとか避難し、4人は備品庫に隠れていたそうです。

はるを
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映画でも、備品庫に隠れる人質の描写があります。

そして、映画の重要なポイントでもある、ブルガリア人男性が人質になったことも、実際に起きたことなんです。

事件は、犯人が要求した水の入ったボトルを人質が取りに行った隙に逃走し、それを追いかけた犯人が警察の特殊部隊の車両に轢かれるという衝撃的な結末を迎えました。

映画でも、この劇的な展開が忠実に描かれています。

犯人はその後、病院で死亡が確認されたそうです。 驚くべきことに、犯人が身につけていた爆弾は、実際には起爆装置が作動していなかったとのこと。

ただし、映画では、犯人と交渉人リンとのやり取りや、SNSで人質の情報が流出するエピソードなどは、実際の事件では確認されていない、映画的な演出のようです。

とはいえ、SNSによる情報拡散の脅威は現代社会において十分にあり得ることで、映画にリアリティと緊張感を与えていますよね。

犯人の動機については、結局のところ真相は明らかになっていないそうですが、映画の中では、軽犯罪歴や精神疾患があったという情報が出てきます。

はるを
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実際の事件でも、犯人には以前に武器所持での逮捕歴があったことが報道されています。

映画を観ながら、実際の事件を調べてみると、映画がかなり忠実に事件を描いていることが分かります。

しかし、映画ならではのドラマチックな演出も加えられており、単なる再現ドキュメンタリーではない、エンターテイメント作品としての面白さも追求されていると感じました。

iHostage(netflix映画)|キャスト

次に、この映画を彩る魅力的なキャストと登場人物たちをご紹介しますね。

まず、犯人のアマールを演じるのは、スフィアン・ムスリーさん。

彼の鬼気迫る演技は、観る者に強烈な印象を与えます。なぜ彼がこのような事件を起こしてしまったのか、その内面に潜む葛藤や絶望を見事に表現していました。

そして、人質となるブルガリア人男性イリアンを演じるのは、アドミール・セホヴィッチさん。

突然の事態に巻き込まれ、極度の恐怖を感じながらも、最後には勇敢な行動に出るイリアンの姿を、繊細な演技で見事に体現していました。

彼の何気ない日常が一瞬にして崩れ去る様子は、私たち観客に「もし自分が同じ立場だったら…」と考えさせる強烈なリアリティを持って迫ってきます。

事件の交渉人リンを演じるのは、ルス・ハーフェコートさん。

冷静沈着に犯人と対峙し、人質の解放のために奔走する彼女の姿は、まさにプロフェッショナルそのものでした。

限られた情報の中で、最善の決断を下そうとする彼女の苦悩が伝わってきました。

さらに、警察の事件リーダー役には、マルセル・ヘンセマさん。

緊迫した状況下で、的確な指示を出し、チームを率いるリーダーシップを発揮していました。

特殊部隊員や他の警察官たちの仕事ぶりも丁寧に描かれており、それぞれの役割と責任の重さを感じさせてくれます。

そして、私が個人的にとても心を打たれたのが、店員の男性ミングスを演じるエマヌエル・オヘネ・ボアフォさんです。

人質となったお客さんたちを励まし、勇敢な行動を見せる彼の姿には、本当に感動しました。

彼もまた恐怖を感じていたはずなのに、最後まで人質を守ろうとする彼の勇気は、この映画の大きな見どころの一つだと思います。

この他にも、ルイ・タルプさんなど、個性豊かな俳優たちがそれぞれの役割をしっかりと演じきっており、群像劇としての面白さを引き立てています。

iHostage(netflix映画)|感想は面白い?

さて、皆さんが一番気になるのは、実際にこの映画を観た人たちの感想ではないでしょうか? 口コミを調べてみると、様々な意見があるようですね。

2025年4月21日現在、Filmarksでは3.4/5.0、IMDbでは6.1/10となっています。

まだ配信されたばかりということもあり、レビュー数はそれほど多くはないようですが、「やっぱり実話が元ネタなので、よくも悪くも”そのまま”と書いている方もいました」という意見が見られました。

また、「私と同じく実際に自分の身に起きたら?と思うととても怖いと書いている人もいました!」という感想もあり、映画のリアリティが観る人に強い印象を与えていることが伺えます。

海外のレビューサイトもいくつか見てみましょう。 全体的に、評価は賛否両論といったところでしょうか。

「スリリングな演出に引き込まれるおすすめスリラー!」と高く評価する声もあれば、「めちゃくちゃ退屈でした」「時間の無駄」といった意見も散見されます。

肯定的な意見としては、「俳優たちの素晴らしい仕事!」「緊張感はかなり高まります」「おそらくかなり現実的」といった声があり、俳優の演技力や、事件のリアルさを評価する人がいるようです。

実話に基づいている点を評価し、「それがさらに印象深いものになります。本当にお勧めできます」と語る人もいます。

しかし、否定的な意見も少なくありません。

「思ってたよりも盛り上がりには欠けるかも…?」

「ラストもあっさりしていて、少し拍子抜けしてしまった」

「アクションがなく、ただ延々と話し続けて待っているだけ」

「なぜこれが作られたのか?」

といった声からは、映画の展開や演出に対して物足りなさを感じた人もいることが分かります。

特に、アクションや劇的な展開を期待していた視聴者にとっては、物足りなさを感じたのかもしれません。

また、「非常に明白なショットがあり、むしろ物事を強調している」「最初から面白くなくて途中で見るのをやめてしまった」といった具体的な感想も見られます。

これらのレビューを総合的に見ると、『iHostage』は、派手なアクションや劇的な展開を期待するよりも、実際に起きた事件をリアルに、そして多角的な視点から描くことに重点を置いた作品と言えるのかもしれません。

そのため、観る人によっては、淡々とした展開に退屈を感じる可能性もある一方で、事件のリアリティや登場人物の心理描写に深く引き込まれる人もいる、という印象を受けました。

iHostage(netflix映画)解説|見どころは?

最後に、『iHostage』の見どころについて、私なりに熱く語らせてください!

まず何と言っても、実際に起きた事件に基づいているという点が、この映画の最大の魅力だと思います。

フィクションではありえないような、現実に起こった出来事の重みが、観る者の心に深く突き刺さります。

「まさか、あのアップルストアで…」という意外性と、私たちの日常と地続きの場所で起こった恐怖が、他人事とは思えない緊迫感を生み出しているのではないでしょうか。

また、この映画は、犯人、人質、警察という、事件に関わる様々な人々の視点から描かれている点も非常に興味深いです。

一つの事件を多角的に捉えることで、それぞれの立場における葛藤や苦悩、そして人間性が浮き彫りになり、より深く物語に感情移入することができます。

特に、人質となったイリアンや、備品倉庫に隠れて助けを待つ人々の様子は、息をのむほどリアルに描かれています。

そして、警察、特殊部隊、交渉人といった、事件解決のために全力を尽くすプロフェッショナルたちの姿も、見逃せないポイントです。

限られた時間の中で、次々と起こる不測の事態に対応していく彼らの冷静さと決断力には、ただただ感心するばかりです。

まさに、「お仕事映画」としての側面も持っていると言えるでしょう。

さらに、私がこの映画を観て強く感じたのは、極限状態における人間の resilience(回復力、不屈の精神)です。

恐怖に打ちひしがれるだけでなく、お互いを支え合い、生き延びようとする人々の姿は、観る者に勇気を与えてくれます。 特に、店員のミングスの勇敢な行動には、深い感動を覚えました。

また、アップルストアという現代的な象徴的な場所が舞台となっていることも、この事件を深く考えさせられる要因の一つだと思います。

洗練されたデザイン、最新のテクノロジー、そしてある種のステータス…。

そんな場所が、一瞬にして人質立てこもりの現場と化してしまうという皮肉。

犯人がなぜこの場所を選んだのか、その動機は最後まで明確には語られませんが、「Apple」というブランドが持つ社会的なイメージをターゲットにしたのではないか、という考察も興味深いですね。

そして、この映画は単なるスリラーとしてだけでなく、現代社会が抱える問題にも静かに問いを投げかけているように感じました。

SNSによる情報拡散の功罪、そして犯人の背景にあったかもしれないメンタルヘルスの問題…。

事件を通して、私たち自身の社会を見つめ直すきっかけを与えてくれるかもしれません。

はるを
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私自身、『iHostage』を観終わった後、しばらくはその緊張感から抜け出すことができませんでした。

派手なアクションはありませんでしたが、その分、登場人物たちの感情や心理描写が深く心に残りました。

もしかしたら、全ての人に共感できる作品ではないかもしれませんが本当にあった事件を基にした、フィクションを超えた深みのあるスリラー**を求めている方には、ぜひ一度観ていただきたい作品です。

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