皆さん、こんにちは！卓球熱が冷めやらぬブロガーの私、今回の混合団体W杯の結果には興奮が止まりませんでしたね！
銀メダルという素晴らしい結果に拍手を送りたい一方で、多くのファンが抱いたであろう「なぜ早田ひな選手は最終ステージに出なかったのか？」という疑問に、私もずっと胸をザワつかせていました。
エースの不在は、本当に心配になりますよね。
今回は、早田選手の欠場の真相を、チーム戦略や彼女のこれまでの軌跡と照らし合わせながら、深く掘り下げていきたいと思います。
卓球混合団体ワールドカップ2025日本代表の戦績
■ITTF混合団体W杯の概要と日本の戦い
まず、2025年11月30日から12月7日まで中国・成都で開催されたITTF混合団体ワールドカップについて、簡単におさらいしましょう。
この大会は、男女混合チームで戦う新しい形式で、2028年ロサンゼルス五輪の正式種目として注目されています。
試合は混合ダブルスから始まり、5種目を各3ゲーム行い、先に合計8ゲームを先取したチームが勝利するという特殊なルールです。
日本代表は、張本智和選手、伊藤美誠選手、早田ひな選手らトップ選手を集めたドリームチームで参戦しました。
ステージ1とステージ2では、オーストラリア、インド、クロアチア、香港、ドイツ、スウェーデンといった強豪を次々と撃破し、見事グループ2位で準決勝に進出するという快進撃を見せてくれました。
準決勝ではドイツを8-3で破り、日本は大会史上初となる決勝進出という快挙を成し遂げました。
決勝では、超アウェーの雰囲気のなか、王者中国に1-8で敗れはしたものの、堂々の銀メダルを獲得しました。
2023年の3位、2024年の5位から大幅にジャンプアップした、まさに歴史的な準優勝でしたね。
卓球混合団体ワールドカップ2025決勝は早田ひな欠場
■早田ひな選手の出場状況に迫る
さて、今回のテーマである早田ひな選手の出場状況ですが、大会前半の活躍は目覚ましいものがありました。
早田選手は、大会序盤のステージ1とステージ2で、戸上隼輔選手との混合ダブルスや女子ダブルスに出場し、7勝1敗という圧倒的な成績でチームの勝利を支えた功労者です。
特にスウェーデン戦では、戸上選手との混合ダブルスで大接戦を3-0でものにし、チームに大きな勢いをもたらしました。
しかし、快進撃が続く中、12月6日の準決勝（対ドイツ戦）、そして12月7日の決勝（対中国戦）という最も重要な最終ステージで、早田選手はコートに立つことはありませんでした。
ベンチには入っていたものの、4試合連続でプレーを見送るという、エースとしては異例の展開に、私も含め多くのファンが「一体どうしたんだ？」と不安に駆られたのは当然でしょう。
早田ひな欠場の理由はなぜ？
■最終ステージ欠場の理由を徹底考察
早田選手が準決勝・決勝に出場しなかった理由について、公式からの明確な発表は現時点ではありませんが、「体調を崩しているのでは」「怪我をしたのでは」といった憶測が広がる一方で、その裏には極めて合理的な戦略と判断があったと考えられます。
理由1：コンディション管理と疲労の蓄積
まず、最も有力視されているのが、連戦による疲労蓄積と怪我のリスク回避です。
早田選手は、シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスと、複数の種目でフル回転するオールラウンダーであり、その肉体的・精神的な消耗は人一倍激しい立場にあります。
大会前半で既に7試合に出場し、チームを勝利に導いたからこそ、コーチ陣としてはここから先の過度な負担を避け、怪我の再発や悪化を防ぐために休養を選択した可能性は非常に高いです。
決勝という大舞台であっても、「100％の状態ではない選手」を無理に起用しないのは、トップアスリートの長期的なキャリアを考えれば当然のマネジメント戦略なのです。
理由2：混合団体戦特有の戦略的ローテーション
今回の混合団体W杯のルールでは、各チームの出場人数が限られており、「誰をどの試合に出すか」という戦術的なローテーションが非常に重要になります。
日本代表は選手層が厚いため、早田選手をダブルスのエキスパートとして起用することで確実にポイントを稼ぎ、シングルスは張本美和選手や伊藤美誠選手といった、その時点で最も調子の良い選手を起用するという明確な役割分担を敷いていたと考えられます。
特に張本美和選手は世界ランキングも高く、今大会でも目覚ましい成長を見せており、シングルスのエースとして抜擢されるのは納得の采配でした。
早田選手がダブルスでチームを支えたからこそ、他のシングルス要員が体力温存できた、というポジティブな分散起用だったと見るべきでしょう。
理由3：若手育成という未来への投資
現在の日本卓球界は、2028年ロサンゼルス五輪を見据えた世代交代と育成を進めています。
早田選手の代わりに、張本美和選手や大藤沙月選手といった次世代の主力候補が、世界最高峰の舞台である準決勝や決勝で中国選手と対戦する機会を得たことは、日本卓球の未来にとって非常に価値のある経験です。
これは決して「早田選手が外された」というマイナスな意味ではなく、チーム全体としての成長戦略に基づいた、エース格だからこそできる”バトンタッチ”だったのかもしれませんね。
早田ひな選手の過去の怪我と欠場状況
ファンが今回の欠場に不安を感じたのは、早田選手が過去に故障を繰り返してきた経緯を知っているからでしょう。
早田選手は、長身を活かしたしなるようなフォアドライブやチキータを武器とする豪快なプレースタイルですが、その分、体に大きな負担がかかりやすい選手です。
最も最近の大きな怪我としては、2024年のパリオリンピックが挙げられます。
この大会の女子シングルス準々決勝で、左前腕（手首付近）を負傷し、その後も痛み止めとテーピングを施しながら試合を続行したというニュースは、記憶に新しいですよね。
五輪直後にはこの怪我で長期離脱を余儀なくされ、2024年10月のアジア選手権のシングルスも「現地での調整中に腕を再度痛めて」棄権しています。
また、過去には2020年2月に肋間筋の負傷でTリーグを欠場したり、2025年2月には断続的な微熱が続き、体調不良で欠場した例もあります。
今回のW杯でも、大会後半の12月5日の韓国戦後、左腕を痛がる様子がファンによって目撃されているという情報もあるため、パリ五輪から続く左腕の慢性的な不調を考慮し、チームが非常に慎重なアプローチを取ったと推測するのが妥当でしょう。
しかし、そんな困難な状況の中でも、早田選手は2025年1月の全日本選手権女子シングルスで3連覇を達成するなど、国内ではすでにトップレベルのパフォーマンスを取り戻していることは間違いありません。
まとめ
■エース不在の先に見える、日本卓球の強さ
早田ひな選手の混合団体ワールドカップ準決勝・決勝欠場は、決してネガティブな「異常事態」や「体調不良の隠蔽」などではなく、エースの長期的な健康と、チーム全体の勝利戦略という、複雑で合理的な判断が絡み合った結果だと考えられます。
彼女は大会前半で混合ダブルスを中心にチームに流れを呼び込み、その役割を完璧に果たしました。
そして、彼女がベンチにいる間、伊藤美誠選手、張本美和選手、大藤沙月選手といった選手たちが奮闘し、銀メダルという結果を残した事実は、日本女子卓球界の選手層がどこまでも厚くなっていることを証明してくれました。
早田選手ほどの選手が「ダブルスのスペシャリスト」として役割を全うし、若手がシングルスの大役を任される。これこそが、中国に対抗し得る新時代の日本卓球の強さの象徴なのかもしれません。
私たちファンとしては、不安な気持ちもあるかもしれませんが、彼女が無理をせず、最大限のパフォーマンスを発揮できる「ピーキング」を次の重要な大会に合わせているのだと信じて、温かく見守りたいですね。
きっと、さらに進化した”ニュー早田ひな”の姿を、近いうちに大舞台で見せてくれるはずです！
