読者のみなさん、いよいよ冬本番ですが、心は熱いまま過ごせていますでしょうか?
大相撲に対する情熱が止まらない、きょうへいと申します。
昨年を締めくくる九州場所は、本当に劇的で、年が明けるのが待ち遠しいくらい胸が躍る展開になりましたね。
今回は、あの熱戦の興奮を胸に、2026年初場所の番付を大胆に予想していきたいと思います。
どうぞ、最後までお付き合いください!
【大相撲】九州場所の振り返り
■九州場所を振り返る:安青錦が起こした奇跡
2025年九州場所は、関脇・安青錦関が主役の場所でしたね。
ウクライナ出身の安青錦関が、優勝決定戦で横綱・豊昇龍関を破り、初優勝を果たしたのですから、これほど感動的なことはありません。
来日してからわずか3年、初土俵から14場所目での優勝は、年6場所制になってからは史上2番目のスピード記録だというのですから、その規格外の強さには驚くばかりです。
千秋楽、本割では大関・琴櫻関を内無双で破り、そして優勝決定戦では、低い姿勢から前に出続け、豊昇龍関が引いたところを送り投げで下すという、見事な相撲内容でした。
安青錦関は、入幕から5場所連続で二桁勝利を達成しているだけでなく、その4場所全てで11勝を挙げており、その安定性も驚異的です。
大相撲ファンとして、ウクライナ国旗の「青」から取ったというしこ名を持つ彼が、戦禍を逃れて日本に来てからわずか数年で賜杯を抱く姿を見て、胸が熱くならずにはいられませんでした。
一方、優勝争いを引っ張っていた両横綱は、終盤に苦しい展開となりましたね。
横綱・大の里関は、千秋楽を前に左肩鎖関節脱臼の診断で休場という、まさかの結末となり、ファンとしては本当に心配です。
彼は初日から9連勝と素晴らしいスタートを切っていただけに、非常に残念な結果となりましたが、初場所での万全の復調を心から願っています。
横綱・豊昇龍関も、2場所連続で優勝決定戦に進みながら、あと一歩届かずという、悔しい結果に終わりましたね。
しかし、その実力は誰もが認めるところであり、初場所こそは横綱として初の優勝を掴み取ってくれるはずだと、私は強く期待しています。
来場所(2026初場所)番付予想|上位番付(横綱・大関・三役)
■初場所番付予想:新大関と三役の激変
さて、いよいよ本題の番付予想に入りましょう。
九州場所の結果を受け、来場所の番付は大きく動くことになりそうです。
安青錦関の大関昇進は、臨時理事会の招集が決定したため、ほぼ確定だと見て間違いありません。
新大関・安青錦関が誕生し、琴櫻関と合わせて大関が二人体制となるのは、新時代到来の予感に満ちていて、ワクワクが止まりませんね。
問題は、横綱と三役の配置です。
横綱は、豊昇龍関と大の里関の二横綱体制が続くでしょう。
関脇・小結の三役陣は、安青錦関が大関に上がることで枠が一つ空きますし、小結の隆の勝関が5勝10敗と大きく負け越しているので、二枠の入れ替えが発生しそうです。
前頭二枚目で11勝4敗と大勝ちした霧島関が、元大関の意地を見せて関脇に返り咲くのは濃厚だと予想しています。
また、小結で8勝7敗と勝ち越した高安関は、関脇の地位に踏みとどまるか、あるいは関脇に昇進すると予想されています。
西関脇で7勝8敗と惜しくも負け越した王鵬関は、小結に下がる可能性が高いですね。
昇進候補として激しく争ったのが、西二枚目で8勝7敗の若元春関と、東五枚目で9勝6敗の義ノ富士関です。
番付を優先して若元春関が小結に復帰するか、あるいは義ノ富士関が新小結に名を連ねるか、非常に悩ましいところですが、上位圏内での相撲を評価されて義ノ富士関が筆頭に座るという予想もあります。
私が注目している義ノ富士関は、場所前から将来の横綱候補だと期待されている力士であり、ぜひとも三役に昇進して、大の里時代を引っ張っていく存在になってほしいと願っています。
これらの予想を総合すると、上位番付は以下のようになるのではないでしょうか。
- 横綱:豊昇龍、大の里
- 大関:琴櫻、安青錦(新)
- 関脇:霧島、高安
- 小結:王鵬、若元春 (または義ノ富士)
来場所(2026初場所)番付予想|十両、 幕内全体
■幕内全体と十両からの昇格
幕内下位から十両への入れ替えは、およそ3枠になるとの見込みです。
幕内からは、休場した明生関(1勝5敗9休)や、大きく負け越した湘南乃海関(3勝12敗)、佐田の海関(4勝11敗)の3名が十両陥落の可能性が高いでしょう。
一方、残留が濃厚とみられるのは、欧勝海関(7勝8敗)や朝紅龍関(8勝7敗)といった、幕尻に近い力士たちです。
十両の上位では、幕内昇進をかけた戦いが熾烈を極めました。
特に、西十両四枚目で12勝3敗という好成績を収めた元大関の朝乃山関は、幕内復帰がほぼ確実でしょう。
また、西十両二枚目で10勝5敗の朝白龍関も、この成績と番付から昇進が濃厚だと予想されています。
残り1枠を争ったのは、西筆頭で8勝7敗の藤青雲関、東二枚目で9勝6敗の琴栄峰関、そして東五枚目で11勝4敗と大きく勝ち越した羽出山関の3名です。
藤青雲関と琴栄峰関は千秋楽で痛い一番を落としたため、11勝を挙げた羽出山関が、この残り1枠をものにして新入幕を果たすのではないかという見方があります。
幕内に戻ってくる力士、新入幕を果たす力士の活躍は、初場所の楽しみの一つですね。
来場所(2026初場所)番付予想|幕下
■幕下からの熱い昇進争い
関取の座を巡る十両と幕下の入れ替えも、今回も見応えがありました。
十両からは、休場が響いた三田関(3勝12敗/3敗12休)をはじめ、日向丸関(5勝10敗)、紫雷関(5勝7敗3休)の3名が幕下への陥落が濃厚とされています。
幕下上位では、西筆頭の旭海雄(5勝2敗)と、西三枚目の出羽ノ龍(5勝2敗)が、十両昇進をほぼ手中に収めています。
さらに、西十五枚目という下位ながら、7戦全勝という素晴らしい成績で優勝を決めた一意の昇進も確実と見られています。
十両下位の白鷹山関は4勝11敗と大きく負け越しましたが、幕下からの押し上げが3名に留まるため、なんとか十両に踏みとどまるのではないかという意見もあります。
一意のように番付下位から一気に昇進を決める力士の出現は、来場所の土俵に新しい風を吹き込んでくれるようで、胸が熱くなりますね。
まとめ
■大安時代到来と新時代の幕開け
2026年初場所は、新大関・安青錦関が加わり、「強い横綱・大関」の層が一気に分厚くなる、非常に期待の持てる場所になりそうです。
安青錦関はインタビューで「次は横綱を目指す」と力強く語っており、もし初場所で連続優勝、かつ14勝以上の成績を収めれば、異例のスピードで横綱昇進の議論が起こる可能性すらあります。
個人的には、横綱・大の里関、大関・安青錦関、そして横綱・豊昇龍関という新世代の三強がしのぎを削り、切磋琢磨する「大安時代」の到来を強く期待しています。
怪我からの復調が待たれる大の里関、そして天敵・安青錦関対策をどこまで進めるか注目される豊昇龍関。
そして、幕内復帰を果たす朝乃山関の活躍も、元大関としての意地を見せてくれるはずと楽しみにしています。
全力士が万全の状態で初場所を迎えられるよう願いつつ、年明けの土俵が今から待ち遠しくてたまりませんね!
さあ、2026年も、一緒に大相撲を熱く応援していきましょう!
