技術士一次試験に挑んだ皆さん、本当にお疲れ様でした!
11月23日の試験を終え、今、皆さんの心は解答速報と自己採点の結果に大きく揺れ動いていることと思います。
特に今年は、例年にない難しさが話題となっており、受験指導に携わる私としても、皆さんの奮闘ぶりに胸を熱くしています。
このブログでは、技術士一次試験の全体像を整理しつつ、皆さんが最も気にしている今年の難易度と、合格を掴み取るための確実なロードマップについて、熱意を持って解説していきます。
技術士一次試験の試験内容
■技術士への道のり:試験の概要
まず、技術士とは、科学技術全般にわたり高度な専門的応用能力と技術者倫理を備えていると国が認めた、応用科学技術における最高峰の国家資格です。
技術士を目指すための第一歩となるのが、この技術士第一次試験です。
第一次試験には、年齢、学歴、業務経歴といった受験資格の制限は一切ありません。
試験は、総合技術監理部門を除く20の技術部門について実施されます。
形式は筆記試験のみで、マークシートによる五肢択一方式です。
問われる科目は、技術士として必須の知識や適格性を測る三本柱となっています。
一つ目は「基礎科目」で、科学技術全般の基礎知識を問います。
これは1時間で15点満点です。
二つ目は「適性科目」で、技術士法第4章に規定される技術士としての義務の順守に関する適性が問われます。
これも1時間で15点満点の科目です。
そして三つ目が「専門科目」で、受験者が選択した技術部門の基礎知識と専門知識が問われます。
専門科目は2時間で50点満点と、最も配点が高い科目ですね。
技術士一次試験解答速報2025
2025年の技術士一次試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#技術士一次試験解答速報」
5ch
「資格の大原」や「LEC東京リーガルマインド」などでは技術士一次試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#技術士一次試験」や「#技術士一次解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
技術士一次試験の合格点・合格基準は?
■合格への絶対条件:基準と得点
技術士第一次試験の合格基準は、非常にシンプルでありながら、多くの受験者を悩ませる絶対基準です。
それは、3科目全てにおいて50%以上の正答を得ることです。
どれか一つでも50%のラインを下回ってしまうと、他の科目が満点であっても不合格となってしまう、シビアなルールが適用されます。
具体的な目標点数に置き換えると、基礎科目は15点満点中8問以上、適性科目も同様に15点満点中8問以上を目指さなければなりません。
そして、最もウェイトの大きい専門科目は50点満点ですから、25点以上、おおよそ13問以上の正答が必要になります。
自己採点をする際には、この「50%の壁」を突破できているかを、まず厳しくチェックしてください。
技術士一次試験の例年の難易度・合格率は?
■例年の難易度と合格率のリアル
技術士第一次試験は、全受験者を通じた合格率で見ると、年度によってばらつきがあるものの、おおむね30%から50%弱で推移しています。
直近の令和6年度(2024年度)は37.4%、令和5年度(2023年度)は39.7%でした。
第二次試験の合格率が約10%という超難関であることを考えると、一次試験は「比較的取り組みやすい」と思われがちかもしれません。
実際、受験資格がないため、中には小学生で合格した実績もあると聞くと、希望が持てますね。
しかし、油断は禁物です。
この試験は、択一式の科学技術系国家試験の中では「やや難しいレベル」に位置付けられています。
求められる知識は、理科系統の大学の初期課程、いわゆる教養課程程度ですが、一般的な科学技術知識の有無を問うため、出題範囲が非常に広いのが特徴であり、難しさの原因です。
特に注意したいのは、年代別の合格率です。
20代や60代は合格率が高い傾向にありますが、私たち30代や40代、50代の合格率は50%を大きく下回る年度が多々あります。
日々の業務と資格勉強を両立させる大変さが、この数字に如実に表れていると感じています。
技術士一次試験の2025年の難易度、受験生の感想・自己採点
■2025年速報:基礎科目が難化、受験生は「ギリギリ」
さて、皆さんが最も気になっている2025年(令和7年度)11月23日実施の第一次試験について、受験生のリアルな声を徹底的に集約しました。
結論から申し上げると、今年の試験は「基礎科目」の難化が突出していたという評価が圧倒的多数です。
SNSや掲示板では「難しすぎる」「過去問にはない初見問題が多かった」「基礎で撃沈した」といった悲鳴が後を絶ちません。
特に、行列や微積分、熱力学、DNA関連など、幅広い分野から出題され、従来の過去問中心の対策だけでは対応が難しい問題が増えたようです。
私個人の感想としても、これは出題者が単なる知識の有無ではなく、真の応用力や基礎力の広さを試そうとしている意図の表れではないかと感じました。
一方で、専門科目や適性科目については、「例年並みかやや易しかった」という声が多く、落ち着いて解けた受験生が多かったようです。
適性科目は倫理や法規が中心で、対策が効きやすい分野でした。
しかし、基礎科目で合格ラインの50%(8問)に届かなかったという懸念を持つ受験生が半数以上いると推定されており、自己採点の感触では、「ギリギリ合格圏内」という層が最も厚くなっています。
非公式ながら、今回の試験の全部門総合の合格率は30%前後まで落ち込むのではないか、という厳しい予測も出ています。
合格発表は年明けの2026年2月下旬に予定されていますが、それまでの間は不安が続くことでしょう。
しかし、専門科目や適性科目でしっかりと得点できていれば、基礎科目をギリギリでクリアできて合格ラインに滑り込んでいる可能性も大いにあります。
公式の正答表が11月25日(火)に公開される予定なので、焦らずにまずは正確な自己採点を行い、結果を待ちましょう。
技術士一次試験の勉強法
■合格を掴む勉強の「ベクトル」
技術士第一次試験に合格するために必要とされる勉強時間は、一般的に約400時間と言われています。
仕事をしながら確保するには、約6ヶ月間、毎日2時間近く勉強を続ける必要がある計算です。
この限られた時間の中で、いかに効率よく合格を掴むか、勉強の「ベクトル」を正しく向けることが重要です。
最も大切なことは、過去問の徹底的な分析と活用です。
全く同じ問題が出なくても、過去5年分程度の過去問題を科目別に分析することで、出題の傾向とパターンを掴むことができます。
特に基礎科目では類似問題が多く出題される傾向があるため、過去問演習を繰り返すことで設問と解答のパターンを体に染み込ませてください。
そして、今年の難化傾向からもわかったように、過去問で分からなかった分野は、面倒くさがらずに専門書や参考書に戻って、基礎的な知識を深掘りすることが不可欠です。
私のように30代や40代で受験する方々は、学生時代に学んだ理系の知識が薄れていることが多いので、行列や微積分といった教養レベルの基礎を固め直すことが、結果的に広範な出題に対応できる応用力につながります。
忙しい社会人にとっては、継続的な学習習慣が最大の武器になります。
まとまった時間が取れなくても、「細切れで、短時間でも良いので、毎日勉強する」習慣を身につけることが、学習内容の忘却曲線に打ち勝つ秘訣です。
通勤時間や休憩時間を活用できるEラーニングや通信講座は、教材探しや学習計画立案の手間を省き、最短ルートで合格を目指すための強力なツールとなるでしょう。
まとめ
■技術者キャリアはここから始まる
技術士第一次試験は、科学技術のスペシャリストである技術士へのキャリアをスタートさせる、非常に重要な関門です。
今年の試験では、基礎科目の難化という壁があり、不安な気持ちで過ごされている受験者の方が多いことと思います。
しかし、合格基準はシンプルに全科目50%以上です。
この基準を突破し、修習技術者となることで、第二次試験への受験資格を得られ、さらに会社によっては資格手当が支給されるといった大きなメリットがあります。
自己採点の結果が「ギリギリ」であっても、最後まで望みは捨てないでください。
そして、もし残念ながら今回は合格に届かなかったとしても、技術士への挑戦は何度でも可能です。
今回の経験から得られた教訓、特に基礎科目の対策の甘かった部分を明確にし、次なる試験、そしてその先の第二次試験合格を見据えた計画的な準備を進めていきましょう。
あなたの弛まぬ努力と、技術者としての情熱が、必ずや報われることを心から願っています!
