Dr.ハインリッヒの漫才を初めて観た時の、あの宇宙に吸い込まれるような感覚は今でも忘れられません。
お笑いファンならずとも、一度彼女たちの紡ぎ出す独特な言葉の宇宙に触れれば、きっとその虜になってしまうはずです。
今日は、そんな孤高の天才姉妹について、Wikipediaよりもさらに詳しく、僕自身の熱量を込めて徹底的に深掘りしていこうと思います。
Dr.ハインリッヒ｜プロフィール、年齢・身長は？
■唯一無二の存在感を放つお二人のプロフィール
向かって左側に立ち、ボケとネタ作りを一手に引き受けているのが、妹の幸（みゆき）さんです。
本名は山内幸さんと言いまして、1981年2月5日生まれの彼女は、黒髪のショートカットがトレードマークですね。
身長は145cm、体重は34kgと非常に小柄で、1人称を「わたくし」と呼ぶスタイルも彼女らしさが溢れています。
一方、向かって右側でツッコミを担当し、妹さんの不思議な話に優しく乗っていくのが、姉の彩（あや）さんです。
彩さんは1981年2月4日生まれの本名・山内彩さんで、茶髪のロングヘアが彼女の個性を際立たせています。
身長147cm、体重36kgと妹さんに負けず劣らずの華奢なスタイルをされており、血液型はお二人ともA型です。
趣味についても、幸さんは美術鑑賞、彩さんはホルンと、どこか芸術的な香りが漂うのもDr.ハインリッヒの大きな魅力と言えるでしょう。
Dr.ハインリッヒ｜経歴
■ダウンタウン松本氏も絶賛した衝撃の経歴
お二人の結成は2004年5月で、吉本興業の大阪本社に所属するNSC大阪校27期生です。
同期にはGAGやトット、ミルクボーイといったそうそうたるメンバーが揃っていますが、当初から彼女たちは「双子を全く活かさない」尖りまくった漫才師として一目置かれていました。
大きな転機となったのは2016年の「よしもとゴールデンアワー」で、あのダウンタウンの松本人志さんから「将来が期待できる」と絶賛されたことです。
この日は幸さんと彩さんにとって人生で最も嬉しい日となり、その後は松本さんと食事にも行ったそうですよ。
「Dr.ハインリッヒ」というコンビ名も、地下鉄の階段を上っている時にふと降りてきたフレーズだそうで、音の響きを重視して付けられました。
ちなみに「Dr.」の部分は、チバユウスケさんが尊敬するドクター・フィールグッドから取ったというエピソードも非常にカッコいいですよね。
長年賞レースでも活躍し、M-1グランプリ2020の準々決勝で披露したネタがYouTubeで60万再生を超えるなど、爆発的な話題を呼びました。
Dr.ハインリッヒ｜結婚・子供は？
■多くのファンが気になる結婚と子供の噂
美人で可愛らしいお二人だけに、プライベートが気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、2024年現在、お二人とも結婚はしておらず独身でいらっしゃいます。
子供についても情報は一切なく、今は自分たちのスタイルを貫くお仕事一筋といった印象を受けますね。
かつて幸さんが「姉の彩さんにはいつも彼氏がいる」と暴露していたこともありますが、具体的なお相手については公表されていません。
一方、幸さんはご自身のことを「なかなか彼氏ができない」と語っており、双子でも恋愛事情には少し差があるのかもしれません。
お二人の結婚観は少し独特で、2019年には「苗字を一緒にして共に暮らす状態はいらない」と前向きではない様子も語っていました。
Dr.ハインリッヒ｜実家・家族構成
■実家と一卵性双生児としての不思議な家族構成
お二人は京都府の出身で、一卵性双生児の姉妹として生まれました。
誕生日は彩さんが2月4日、幸さんが2月5日と1日違いますが、これは夜中に日付を跨いで生まれてきたためです。
一卵性の双子で誕生日が分かれる確率は23分の1と言われており、そんなところにも彼女たちのドラマ性を感じてしまいます。
ご実家の詳しい場所については、京都市内で生まれて小学3年生の時に亀岡市の新興住宅地へ引っ越したことが分かっています。
子供の頃からダウンタウンさんの大ファンで、いつか芸人になりたいとお互い密かに思っていたそうです。
家族としての仲は良いようですが、結成当初は「家族とお笑いをするイメージがわかない」と、コンビを組むことには抵抗があったのだとか。
結局、他の人と組むのもしっくりこなかったため、現在の最強姉妹コンビが誕生することになったのですから運命的ですよね。
Dr.ハインリッヒ｜学歴(出身高校・大学)は？
■学問と芸術に浸った出身高校・大学の時代
学歴についても、お二人の知的な漫才スタイルの根幹が見えてくるようで興味深いです。
妹の幸さんは、大谷大学（大谷短大からの編入）を卒業しており、近代文学や社会学、特にジェンダー論を専攻していました。
大学時代は非常に楽しく過ごしていたそうで、今の彼女の哲学的なネタ作りにはこの頃の学びが活かされているのでしょう。
一方、姉の彩さんは、高校時代から続けていたホルンを専門的に学ぶため、音楽大学へと進学しました。
しかし、彩さんにとって音大時代は必ずしも楽しいものではなく、人間関係や演奏のスランプで苦労した時期もあったようです。
具体的な大学名は非公表ですが、関西圏の音大で必死に楽器と向き合っていた彼女の根性が、今の舞台での凛とした姿に繋がっているのかもしれませんね。
出身高校については具体的な校名は明かされていませんが、亀岡市内の高校に通っていたのではないかと推測されています。
高校卒業後にすぐNSCに入らなかったのは、「男に舐められたくない」「視野を広げたい」という強い意志があったからだそうで、お二人の芯の強さが伺えます。
Dr.ハインリッヒ｜出身中学・小学校は？
■漫才の原点となった出身中学・小学校での日々
幼少期から思春期にかけての経験も、彼女たちの独特な世界観を形作る上で欠かせない要素です。
京都市内の小学校から亀岡市の学校へ転校した際、周囲と笑いの感性が合わないことに孤独を感じることもあったそうです。
特に進学した中学校は非常にスポーツが盛んな学校で、小柄で体力的にも厳しかったお二人にとっては過酷な3年間でした。
その辛い時期に、テレビで観るダウンタウンさんの番組が彼女たちの心の支えになっていたというのは、ファンとして胸が熱くなるエピソードです。
彩さんは吹奏楽部でホルンを吹くことだけが楽しみで、幸さんは美術部に所属していましたが幽霊部員のような状態だったとか。
中学時代の「生きているだけでしんどい」という感覚や学校での違和感が、今のファンタジーで毒のある漫才のスパイスになっているのでしょうね。
小学校時代の友人が今の漫才を観て「二人の会話は昔からそのまま」と語ったという話も、彼女たちの純粋さを物語っています。
まとめ
Dr.ハインリッヒのお二人は、単なる「双子芸人」という枠には到底収まりきらない、深い知性と感性を持った表現者です。
彼女たちが歩んできた道は、決して平坦なものではありませんでしたが、自分たちの信じる「美しさ」と「面白さ」を貫いた結果、唯一無二の地位を築き上げました。
これからも、幸さんの紡ぐ宇宙的なボケと、彩さんのたおやかなツッコミが、僕たちの日常に少しの波動と大きな笑いを届けてくれることを願って止みません。
この魅力的な姉妹がこれからどんな景色を見せてくれるのか、一人のファンとしてこれからも全力で追いかけていきたいと思っています。
まるで、ずっと探していた秘密の宝箱を開けた時のような、驚きと喜びに満ちたお二人のステージを、ぜひ皆さんも体験してみてください。
