『ブルーロック』最新話327話「鳥かご(前編)」の衝撃! まさかの敗者復活戦”SIDE-B”開幕で、あの男が帰ってきた!
読者のみんな、今週も週刊少年マガジンを読んで震えているか? U-20W杯が開幕し、潔世一率いるブルーロックイレブンが世界に挑む熱い展開が続くと思っていたら、まさか本戦の裏側で、物語の根幹を揺るがすような「サイドストーリー」が始まるとは、本当に予想外だったね!
今回は、最新327話の濃すぎる内容を、熱い考察とともにお届けするぜ。
ブルーロック |327話までの振り返り※ネタバレ注意
■前回326話までの振り返り:魔王の狩りの終焉と新たな強敵の登場
前回326話「コーラ」は、U-20W杯開幕戦、日本対ナイジェリア戦の完全決着と、試合後の舞台裏が描かれた回だった。
まず、試合は日本が4-0でナイジェリアに圧勝という結果に終わった。特に印象的だったのは、試合終了間際、潔世一が勝利に満足していた絵心甚八の予測を凌駕し、「青は藍より出でて藍より青し」の言葉通り、師匠を超えたことを証明した瞬間だ。彼は、烏旅人、蜂楽廻、糸師凛という仲間たちとのコンビネーションで、自らの新技「反転速射・横撃直蹴弾」を炸裂させ、ダメ押しの4点目を叩き込んだんだ。勝利が確定している状況でも、己の進化のために実験を続ける潔の貪欲さ、まさに「魔王」の貫禄だよな。
一方で、試合後の描写では、ミヒャエル・カイザーが潔の活躍にブチギレ、コーラの缶を握りつぶして周囲をビチャビチャにするという、まるで彼の父親を彷彿とさせる荒れっぷりを見せた。ネスとの関係も終わり、独り堕落した姿は、今後の再戦フラグとして強烈に印象づけられたね。
そして、次戦の相手であるフランス代表からは、ジュリアン・ロキ(新世代世界11傑)に加え、新キャラのユーゴーも同じく11傑として登場。ロキは潔たちを「勢いと話題性だけのザコです」と見下し、フランス戦が決勝戦レベルの強敵になることを予告して326話は幕を閉じたんだ。
ブルーロック |327話のストーリー※ネタバレ注意
■327話のストーリー:裏舞台のデスゲーム「SIDE-B」開幕
U-20W杯開幕戦が終わったと思いきや、327話の舞台は一転、日本フットボール連合会長不乱蔦宏俊が主導する、もう一つのストライカー選考プロジェクト「SIDE-B」の開幕が描かれた。
不乱蔦会長は、301人のストライカーを集め、「ブルーロックを超える世界一のストライカー」を作るという、絵心甚八と瓜二つの理念を掲げたんだ。勝ち抜いたたった2名には、U-20W杯の決勝トーナメントからの合流挑戦権と、CM出演や移籍交渉のバックアップという「スターへのあらゆる道」が約束されている。
この301人の中には、我々がよく知るキャラクターたちの姿があった。ネオ・エゴイストリーグで脱落した凪誠士郎、そして物語の始まりで潔に敗れ去った「日本の宝」吉良涼介がついに本編に復帰したんだ!。他にも、西岡初(イガグリと同額オファー)や鰐間弟、大川響鬼、舐岡了、柊零次、日不見愛基、そして「水木しげお」というユニークな名前のキャラまで、懐かしい顔ぶれが並んでいる。
特に吉良くんは、新キャラの新導ハネル(オランダリーグ2部AAA所属)に対し、ブルーロックのやり方を「非人道的な洗脳」だと否定し、自身が参加した理由を「ブルーロックと潔世一を潰すため」だと断言した。まさに「反ブルーロック最右翼」としての強烈な執念を見せつけた形だ。
そして、吉良とハネルが「TEAM 1 エリア」という部屋に到着すると、そこにはすでに凪誠士郎が「ちす」という気の抜けた挨拶とともに待機していた。この部屋は、ロッカーが13個並ぶなど、第一次選考の「鬼ごっこ」を彷彿とさせる構造で、新たなデスゲームの幕開けを予感させて327話(前編)は終了となった。
ブルーロック |327話の感想
■327話の感想:吉良くんの再登場は最高の「毒」
今回の327話は、情報量が多くて本当に痺れたね。まるで『ブルーロック』本編の裏で進行する『エピソード 凪』改め『SIDE-B』が始まったような衝撃だ。
まず、不乱蔦会長がやっていることが、絵心甚八の「ブルーロックプロジェクト」の完全な丸パクリだというのが最高にダサくて面白い!。あれだけエゴを否定していたくせに、結局、世界一を目指すには絵心のやり方を超えるメソッドを生み出せず、模倣するしかないという構図が、この漫画のリアリティラインを強固にしていると感じたよ。
そして、吉良涼介の復帰! 彼がこの物語に再登場するのは、ファンとしても長年の願いだったはず。彼の「潔世一を潰す」というエゴは、他のブルーロックメンバーやカイザーが持つ「潔世一を超越する」というエゴとはまた違い、純粋な「復讐」の感情に突き動かされている。彼は日本のユースで内定をもらっていたにもかかわらず、ブルーロックの脱落によってそれを全て失った男だ。だからこそ、彼の「ブルーロックの否定」という姿勢は、物語に最高の「毒」と「カウンターテーマ」を持ち込んでくれるだろう。
凪と吉良くんが同じ部屋にいるという構図もヤバいよな。凪はネオ・エゴイストリーグで一度「満足」の壁にぶつかった天才。一方の吉良くんは、「エゴ」の有無で天才から凡夫へと転落した男。この二人が、「エゴの再定義」を賭けて戦うことになるなんて、熱すぎるドラマの予感しかしないぜ。
今回のエピソードは作者の体調不良でページ数が減ったようだけど、その分、濃密な情報と期待感を次号に繋ぐ引きとして、完璧だったと思うよ。さあ、「鳥かご」という名の地獄の再選考が、一体どんな形で始まるのか、来週が待ち遠しくてたまらない!
ブルーロック|328話の予想・考察
■次回328話の考察:凪誠士郎の覚醒と吉良の運命
次回328話は「鳥かご(後編)」として、いよいよSIDE-Bの最初の選考が本格的に描かれるだろう。
この選考の鍵は、「鳥かご」というタイトルの意味と、凪誠士郎の真の復活、そして吉良涼介の最終的な運命だ。
1. 第一次選考「鬼ごっこ」の再現と進化
「鳥かご」とは、複数人でパス回しをして、中心の鬼にボールを奪わせないようにするサッカーの基本練習メニューだが、これが不乱蔦のデスゲームでどう応用されるのか。
「TEAM 1 エリア」の様子は、第一次選考の最初のテスト「鬼ごっこ」を強く意識している。あの時は、ボールを当てられた者が脱落し、最後のボールの持ち主が勝ち残った。今回は、ロッカーが13個あるという中途半端な数から、少人数制で、即座に脱落者を出す過酷なルールが導入されると予想する。
もし「鳥かご」の練習のように、円の中でパスを回すことが求められるなら、それは「非エゴイスト」的な協調性を試されることになり、エゴイスト集団であるブルーロックの対極にある選考となる。しかし、不乱蔦は「世界一のストライカー」を目指すと言っている以上、最終的には個のエゴを爆発させるためのトリガーとして「鳥かご」が機能するはずだ。
例えば、「鳥かご」の円の中で、鬼ではないにもかかわらず、味方からボールを奪ってシュートを打った者だけが合格、あるいは、規定時間内にゴールを奪った者だけが勝ち抜けといった、よりエゴイスティックでサディスティックなルールが課せられる可能性が高いだろう。
2. 凪誠士郎の「喰い」による真の復活
凪誠士郎はネオ・エゴイストリーグ終盤で「熱」を失い 、玲王との関係性も含めて、物語の停滞を指摘されることが多かった 。彼がこのSIDE-Bに参加しているのは、エゴを再燃させ、世界レベルに復帰するための物語上の必然だ。
凪の進化には、常に彼を超える強烈な刺激が必要となる。ここで登場した吉良涼介こそ、凪が「喰う」べき最高の養分だ。
- 凪の勝利へのシナリオ: 吉良は「潔世一を潰す」という強い執念を持つが、そのサッカーは未だに「日本の宝」と呼ばれたエリートの限界、すなわち「想定内のプレー」に留まっている可能性が高い。凪は、吉良のその「理性的すぎる実力」をトラップや超絶技巧で圧倒し、吉良の目論見通り潔を潰すどころか、吉良自身の誇りや存在価値を再脱落という形で完全に破壊する役割を担うのではないだろうか。
- 凪がこの選考を圧倒的な強さで勝ち抜くことで、「ブルーロックの脱落組」というレッテルを外し、真に「エゴを取り戻した天才」として、決勝トーナメント合流の1枠を掴む展開が、最もドラマとして熱いと予想する。
3. 吉良涼介の潔への「宣戦布告」の行方
吉良くんが「潔を潰す」と宣言した以上、潔と対峙する前に脱落することは、物語的に彼のキャラクターを活かしきれない。しかし、彼はこの選考を勝ち抜いて、U-20W杯本戦の決勝トーナメントで潔と対峙するレベルにあるか? 今の潔は、ロキや冴さえも上回る「暫定11傑クラス」に進化している。
- 吉良くんの役割: 吉良くんは、この「鳥かご」選考で、凪や新導ハネルらを相手に、以前の彼とは違う「エゴ」に目覚めたプレーを見せるだろう。しかし、そのエゴが「潔やブルーロックの圧倒的な進化速度」についていけない現実を突きつけられ、再び敗北することで、潔が踏み越えてきた道のりの困難さを読者に再認識させる役割を担うかもしれない。
- 彼の「反ブルーロック」という哲学は、強敵たちを相手に団結しつつある現ブルーロックイレブンに対する内側からの批評として機能する可能性もある。
次回328話では、この「TEAM 1 エリア」でのミニゲームの結果、凪誠士郎の復活が確定し、吉良涼介が再び涙を飲むという、残酷だがエゴイスティックな結末が描かれると見ているよ。
まとめ
『ブルーロック』327話は、U-20W杯という表舞台の熱狂の裏で、日本サッカー界の権力者・不乱蔦宏俊が仕掛けた「SIDE-B」という名のもう一つのデスゲームが開幕するという、衝撃的な展開だった。
特に、吉良涼介が「潔世一を潰す」という強烈な動機を抱えて再登場したことは、物語初期の因縁が、時間を経て新たな形で再燃したことを意味する。このSIDE-Bは、凪誠士郎の真の復活と、吉良くんの復讐劇の終焉を描くための、極めて重要なターニングポイントになるだろう。
潔たちが世界を相手に進化を続ける今、一度ふるいにかけられた「出涸らし」 たちが、いかにエゴを取り戻し、頂点を目指すのか。次回「鳥かご(後編)」では、凪と吉良の運命を分かつ、苛烈な選考が始まるはずだ。
まるで、地獄の窯の蓋が再び開けられたようなこのSIDE-B。彼らのエゴが、世界に通用するのか、それとも時代の残光となって消えるのか、その結末を見届けるために、俺たちの熱は決して冷めないぜ!
(『ブルーロック』の最新刊、36巻が発売されたばかりだ。凪、玲王、斬鉄の学生服SDステッカー付き特装版もあるから、今回のSIDE-Bの展開に備えてチェックしておくといいぞ!)

