朝ドラ「ブラッサム」の第4話を観終わって、あまりの感情の振り幅に画面の前で思わず息をのんでしまった方も多いのではないでしょうか。
珠ちゃんが一生懸命に書き上げた作文の発表から、まさかの事件が発生して一気に家庭が崩壊の危機に直面するという、怒涛の15分間でした。
父親の清治さんが見せた満面の笑みと、その直後に見せた激高のギャップがあまりにも凄まじくて、胸が締め付けられるような思いがしました。
今回は、これまでの怒涛のストーリーをじっくりと振り返りながら、第4話の感動と衝撃の展開、そして気になる次回の考察までたっぷりとお届けしていきます。
ブラッサム(朝ドラ)4話までの振り返り
■これまでの物語をプレイバック!第1話から第3話までの流れ
第1話では、昭和57年に85歳となった珠さんが過去を穏やかに回想する場面から物語が幕を開けました。
時代は明治41年の山口県岩国市へと遡り、四人兄弟の長女として健気に育つ10歳の珠ちゃんの姿が描かれました。
父の清治さんは、家督を弟の清重さんに譲った見返りとして毎月給金を受け取り、自分では仕事を一切せずに自由に暮らすという実に破天荒な人物でした。
一方、後妻として葉野家にやってきた継母のリョウさんは、血のつながらない珠ちゃんを「珠さま」と呼び、深い愛情で包み込んでくれていました。
第2話では、尋常小学校の綴り方の授業で「父について」という作文の宿題が出され、珠ちゃんがどう書けばいいのか深く苦悩する姿が印象的でした。
家に帰ると羽織の用意を忘れていたことで清治さんの逆鱗に触れ、罰として暗い蔵の中に一晩閉じ込められてしまいました。
しかし本が大好きな珠ちゃんにとって、古い本や書類が詰まった蔵は怖がる場所ではなく、まるで宝箱の詰まった天国のような秘密基地でした。
夜中に心配してこっそり蔵を訪れたリョウさんに対し、珠ちゃんは実の母親ではないのにどうしてこんなに優しくしてくれるのかという切ない不安を打ち明けました。
リョウさんは初めて会った時にあまりにも可愛らしくて絶対に大切に育てようと心に決めたのだと語り、二人の絆が深く温かく結ばれた夜となりました。
第3話では、本家から遣わされた使者から働かない暮らしを嗜められた清治さんが、本家の弟を料亭に呼び出すという行動に出ました。
酒の肴にワケギのヌタ和えがないことに腹を立てた清治さんは、幼い珠ちゃんに夜の町へおつかいに行かせ、店主から可哀想にと思われる場面もありました。
料亭の部屋で弟が料理の蓋を開けると、中から本物のヒヨコが飛び出すという清治さんらしい不気味で型破りな嫌がらせが繰り広げられました。
清治さんは自分が放蕩無頼であることを認めつつも、自分は一生自分の思うまま自由に生きていくのだと言い放ち、その強い孤高のプライドが浮き彫りになりました。
ブラッサム(朝ドラ)4話ネタバレあらすじ
■涙と激高の嵐!第4話の詳しいストーリー
そして迎えた第4話では、苦心の末に「父について」の作文を書き上げた珠ちゃんでしたが、学校の先生からの提案で授業参観日に父親の前で発表することになりました。
珠ちゃんはリョウさんに相談し、リョウさんから清治さんに参観日へ来てほしいと伝えてもらったものの、清治さんは全く興味なさそうな冷たい態度をとっていました。
発表当日、教室の後ろには近所の岩田屋の店主である幸三さんなど数人の父親が集まっていましたが、清治さんの姿は見当たりませんでした。
いよいよ珠ちゃんの番が回ってきたその瞬間、ガラリと引き戸が開き、なんと清治さんが教室へと入ってきたのです。
珠ちゃんは意を決して、父親が仕事もせず世間から放蕩無頼と呼ばれていることや、使いに出された自分を店主が不憫に思った出来事を正直に読み上げました。
しかし作文の後半で、夜中に厠へ向かった際、月明かりの差す縁側で愛鳥のカナリアを慈しむように見つめる父親の物悲しくも優しい横顔を目撃した日のことを明かしたのです。
あの横顔を見た時、自分をよく叱る父親の中にも放蕩無頼の徒など存在しなかったのだと確信したと、珠ちゃんはまっすぐな声で発表しました。
教室全体が静まり返る中、清治さんは大声をあげて笑い出し、誰よりも強く手を叩いて娘の成長と作文を心から称えました。
学校からの帰り道、清治さんは珠ちゃんの表現を「変わっちょる」と笑いながら褒め称え、自分の知り合いである幸三さんたちにも自慢げに作文を読むよう勧めるなど上機嫌でした。
葉野家に久しぶりの穏やかで幸せな時間が流れたのも束の間、家の中で予期せぬ悲劇が起こってしまいます。
リョウさんが清治さんの大切にしているカナリアに餌をやろうとした時、末っ子の英男ちゃんが急に泣き出し、一瞬だけ気を取られてしまいました。
そのほんのわずかな隙を突いて、鳥かごからカナリアが外へと飛び立って逃げてしまったのです。
目を覚ました清治さんは籠の中にカナリアがいないことに気づいて激怒し、リョウさんに向かって容赦なく「このとんまが」と罵声を浴びせかけました。
激しいショックと罪悪感に打ちひしがれたリョウさんは、家を飛び出して実家へと身を寄せてしまいました。
学校から帰ってきた珠ちゃんに対し、清治さんはお前だけが置き去りにされたのだと冷たく吐き捨て、リョウさんの愛情すら否定するような言葉を投げかけました。
大好きな母を救いたい、そして崩壊しかけた家族を繋ぎ止めたい一心で、珠ちゃんは自分が絶対にカナリアを探し出すと力強く宣言したのです。
ブラッサム(朝ドラ)4話ネタバレ感想
■天国から地獄への高低差に胸が痛む…第4話のリアルな感想
今回の第4話は、たった15分間の中に天国と地獄が凝縮されていて、観終わった後に思わず深呼吸してしまうほどの凄まじいドラマ性がありました。
参観日のシーンで清治さんが教室に現れた瞬間は、珠ちゃん同様に胸が熱くなりましたし、あの素直な作文に拍手を送る姿には本当に感動させられました。
普段は冷徹で厳格な父親が、娘の鋭い観察眼と純粋な文章に触れて見せた笑顔は、間違いなく本物の親心が宿っていたと感じます。
しかし、そこからの転落劇があまりにも急展開で、鳥かごの扉が開いた瞬間の絶望感は言葉になりませんでした。
カナリアは清治さんにとって単なるペットではなく、自分の孤独な心を唯一癒やしてくれる魂の拠り所だったからこそ、あれほどまでに激高してしまったのでしょう。
それでも、一生懸命に家を支えてきたリョウさんに対して暴言を吐き、家出にまで追い込んでしまった清治さんの暴君ぶりには胸が痛みました。
血のつながらない自分を誰よりも愛してくれたリョウさんを失いたくないという幼い珠ちゃんの決意の表情には、涙を禁じ得ませんでした。
ブラッサム(朝ドラ)4話からどうなる?
■リョウさんは家に戻るのか?第5話以降の展開を徹底考察
明日放送される第5話では、逃げてしまったカナリアを必死になって探す珠ちゃんの健気な姿から始まることでしょう。
しかし、小さな鳥を広い街中で見つけ出すことは極めて難しく、万策尽きた珠ちゃんはリョウさんの実家へ向かう決意を固めるはずです。
リョウさんの実家では、娘を傷つけられた両親が激怒しており、もう二度と葉野の家には戻らせないと強く説得している様子が目に浮かびます。
リョウさん自身も、幼い英男ちゃんや残してきた珠ちゃんのことが頭から離れず、母性と葛藤の間で引き裂かれそうな苦しみを抱えているのではないでしょうか。
閉ざされた玄関の戸越しに、珠ちゃんが自分の素直な思いや母親への愛を泣きながらぶつけるシーンは、第1週最大のクライマックスになるはずです。
珠ちゃんの叫びがリョウさんの心を動かし、再び葉野家へ戻るきっかけを作るのではないかと予想しています。
また、カナリアが奇跡的に見つかるのか、あるいは失われたままでも清治さんが自分の非を悟る日が来るのかも大きな注目ポイントです。
宇野千代さんの実話や作品世界をモチーフにしていることを考えると、この試練を通じて珠ちゃんの中に「言葉で人を動かす力」や作家としての原体験がより強く芽生えていくのだと考えられます。
まとめ
■今日の放送を振り返って
第4話は、珠ちゃんの豊かな才能と、葉野家が抱える歪みや愛おしさが同時に爆発した見事な回でした。
最高の瞬間から一転して最悪の危機へと陥った葉野家ですが、幼い珠ちゃんがどのようにしてこの難局に立ち向かうのか目が離せません。
血の繋がりを超えた母娘の深い絆が、冷切な父親の心を溶かすことができるのか、明日の放送も期待を込めて見守りたいと思います。
