待ちに待った赤ちゃん誕生の余韻に浸る間もなく、物語は家族の「形」を問う大きな局面を迎えましたね。
息子・勘太の名前が決まり、ヘブンが父親としての覚悟を固める一方で、松江でひとり病魔と闘う錦織の姿には言葉を失いました。
今回は、朝ドラ「ばけばけ」第111話の深すぎるドラマ性と、次回に向けた考察をじっくりお届けします。
ばけばけ(朝ドラ)111話までの振り返り
■第110話の振り返り:新しい命の誕生と、突きつけられた戸籍の壁
前回は、トキがついに元気な男の子を出産し、松野家が歓喜の渦に包まれた素晴らしい回でした。
ヘブンは家の柱に向かって無事の出産を祈り、産声を上げた瞬間には「スバラシ」と目を輝かせて喜んでいましたね。
しかし、その幸福な空気の中で、書生の正木が非常に鋭い、そして重い指摘を口にします。
イギリス人であるヘブンと日本人のトキ、そして生まれたばかりの赤ちゃんが、今のままでは同じ戸籍に入れないという法的な現実です。
家族として一つになりたいと願う彼らの前に、当時の国際結婚が抱える厚い壁が立ちはだかったところで幕を閉じました。
ばけばけ(朝ドラ)111話ネタバレあらすじ
■第111話のストーリー:親バカ全開のヘブンが下した「日本人になる」という究極の決断
第111話の冒頭、ヘブンは息子の名前に「勘太」という日本名を授け、筆で書かれたその文字を誇らしげに見せます。
自分の名である「レフカダ」の一部と、トキを愛しんでくれた祖父「勘右衛門」の名を合わせた、愛情たっぷりの命名でした。
ヘブンはもう完全にメロメロの親バカ状態で、丈や正木たちに毎日「勘太のいいところを言って」と強要するほどです。
しかし、役所からの説明で、家族が同じ戸籍に入るにはヘブンが日本に帰化するか、トキがイギリス国籍になるしかないと告げられます。
イギリス人のままでいれば遺産は日本の家族に渡らず、日本人になれば母国との繋がりや外国人としての特権を失うという厳しい選択です。
そんな中、ヘブンはイライザからの「フィリピン滞在記」の誘いを断り、「物書きとしての私は死んだ」と独白します。
家族の幸せを守るため、彼はついに「ワタシ、ニホンジン、ナリマス」と宣言し、愛する人々と同じ道を歩む道を選びました。
物語のラスト、場面は松江へと移りますが、そこに映し出されたのは、げっそりと痩せ細り、喀血して苦しむ錦織の姿でした。
ばけばけ(朝ドラ)111話ネタバレ感想
■第111話の感想:家族のために「筆を折る」覚悟と、衝撃の吉沢亮さん
今日の放送で一番胸に刺さったのは、やはりヘブンが作家としての自分を捨ててまで日本人になると決めたシーンです。
彼にとって書くことは魂そのものだったはずですが、それ以上にトキと勘太との「日常」を尊いと感じた彼の愛の深さに涙が止まりませんでした。
「I want to be with you」という言葉が、これほどまでに重く、そして温かく響いたことはありません。
一方で、ラストの錦織さんの変貌ぶりには、正直なところ震えが止まりませんでした。
錦織役の吉沢亮さんが、この数分、数秒のシーンのために1ヶ月で13キロも減量したという役者魂には、ただただ圧倒されます。
ゴミ箱に溢れる血のついた紙、そして鋭い眼光の奥にある執念のようなものが、画面越しに痛いほど伝わってきました。
かつての爽やかな秀才の面影が消え、死の影を背負いながらも何かを成し遂げようとする彼の姿に、物語がクライマックスへ向かっていることを実感させられます。
ばけばけ(朝ドラ)111話からどうなる?
■第112話の展開予想:久しぶりの松江再訪と、涙の再会が待ち受ける予感
次回の第112話では、日本人になる決意を固めたヘブンが、手続きのためにトキや両親を連れて久しぶりに松江を訪れます。
一行はまず懐かしの花田旅館を訪れるようですが、あの賑やかな主人や女将さんとの再会は、少しだけ心を和ませてくれそうですね。
しかし、最大の焦点は、ヘブンの帰化を認めてもらうために必要となる知事の「お墨付き」を得られるかどうかです。
予告では江藤知事が「島根を捨てた者にお墨付きは与えられない」と厳しい表情を見せており、一筋縄ではいかない予感がします。
そんな中、ヘブンは助力を求めて旧友・錦織を訪ねるはずですが、あの衰弱した錦織が彼らに何を語るのかが気になって仕方がありません。
錦織はあえてヘブンの帰化に反対するような素振りを見せるようですが、その裏には「作家としての才能を死なせたくない」という彼なりの不器用な友情が隠されているのではないでしょうか。
かつて深い絆で結ばれた二人が、異なる立場と体調の中で再会し、どのような言葉を交わすのか、ティッシュ一箱では足りない回になりそうです。
まとめ
■ばけばけ、いよいよ家族の絆と友情の真価が問われる時です!
第111話は、新しい命の誕生という光と、病に倒れる友という影が鮮やかに対比された、非常に密度の濃い回でした。
ヘブンが選んだ「日本人として生きる」という道は、モデルとなった小泉八雲の人生を思うと、より一層感慨深いものがありますね。
家族のために自分を「化けさせる」ことを選んだヘブンと、命を削って信念を貫こうとする錦織。
この二人の魂が再び交錯する松江の地で、一体どのような奇跡が起きるのか、明日の放送を全力で待機しましょう。
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