「ばけばけ」第109話が放送されましたが、もう朝から涙が止まらなくて大変なことになってしまいましたね。
夫婦がお互いを思いやるあまりに選ぼうとした「別れ」の決断と、それを一気に覆した「新しい命」の告白、まさに神回と呼ぶにふさわしい展開でした。
僕も画面の前で、二人の覚悟の重さに胸が締め付けられるような思いでした。
ばけばけ(朝ドラ)109話までの振り返り
■運命が動き出した前回・第108話の切ない余韻
前回を振り返ると、トキさんは病院での診察を受け、自分が新しい命を授かっていることを確信しました。
フミさんや司之介さんは手放しで喜びましたが、トキさんはこの事実を夫であるヘブンさんに伝えるのをためらっていたんですよね。
というのも、ヘブンさんには「フィリピン滞在記」を執筆するという、作家としてまたとない大きなチャンスが舞い込んでいたからです。
作家として独り立ちしたいという夫の夢を自分の妊娠で邪魔したくない、そんなトキさんの健気すぎる「嘘」が、今回の波乱を呼ぶことになりました。
ばけばけ(朝ドラ)109話ネタバレあらすじ
■悲しき決別の散歩から一転、希望の光が差した第109話
第109話は、ヘブンさんがランさんから「トキさんはフィリピンの話をすべて知っている」と打ち明けられる場面から始まりました。
ランさんは、自分なら「旦那の生きたい道を選んでほしい」と伝え、その言葉を聞いたヘブンさんは、家族を日本に残して一人でフィリピンへ旅立つ覚悟を固めてしまいます。
一方のトキさんもまた、ヘブンさんの作家活動を心から応援するために、自分は日本で子供と家族を守りながら待つという決意をしていました。
お互いの決断を告げるために二人が出かけた運命の散歩道、ヘブンさんが「ワタシ、キメル、シマシタ。ワタシ、ニホン……」と言いかけたその時、トキさんがふらりと膝から崩れ落ちます。
慌てて彼女をおんぶして病院へ向かおうとするヘブンさんでしたが、トキさんは「病ではありません」と震える声で告白しました。
「赤ちゃん? アカンボウ?」と一瞬で状況を理解したヘブンさんは、その場で飛び跳ねて「ヤッタ~~~~~~!!」と絶叫し、歓喜を爆発させます。
それまでの沈痛な面持ちはどこへやら、ヘブンさんは即座に「イカナイ。ニホン、イマス。ズット、イマス」とフィリピン行きを撤回し、トキさんとずっと一緒にいることを誓ったのです。
ばけばけ(朝ドラ)109話ネタバレ感想
■夫婦の「建前」を超えた本音の絆に涙した個人的な感想
今回のエピソードは、ふじきみつ彦さんの脚本の素晴らしさがこれでもかというほど詰まっていて、本当に心が温まりました。
明治の女性として「そうあるべき」と信じて自分の気持ちを押し殺そうとしたトキさんと、家族の生活を第一に考えて夢を追おうとしたヘブンさん、二人の擦れ違いが切なすぎました。
それでも最後、ヘブンさんが作家としての野心よりも新しい家族との時間を迷わず選んだ瞬間、僕は一視聴者として心の底から救われた気持ちになりました。
特に、トキさんが泣きながらヘブンさんの胸に飛び込み、「I want to be with you」と下手な英語で一生懸命に伝えたシーンは、もう言葉にならないほど美しかったです。
ヘブンさんが「アンビリーバボーボー!」といつものお茶目な口調で笑い飛ばした時、この夫婦ならどんな困難も乗り越えていけると確信させてくれました。
ばけばけ(朝ドラ)109話からどうなる?
■次回・第110話で予想される展開と新たな法律の壁
さて、次回の第110話では、物語は一気に半年という月日が流れるようです。
ついにトキさんの出産の日がやってきて、松野家の面々が家の柱に向かって無事を祈る、あの賑やかで温かい家族の光景が戻ってきそうですね。
無事に元気な男の子が誕生し、一同がデレデレになるという最高に幸せなシーンが待っていますが、どうやら手放しで喜んでばかりもいられないようです。
秀才の正木くんが、ヘブンさんとトキさん、そして生まれた子供が同じ戸籍に入らなければ「本当の家族」として認められないという事実に気づいてしまう様子が伺えます。
「シッカリケッコンシマセンカ」というヘブンさんの言葉の裏には、外国人と日本人の国際結婚を阻む当時の厳しい法律の問題が隠されているはずです。
幸せの絶頂の後に待ち受ける、戸籍や国籍という現実的なハードルを二人がどう「化けて」乗り越えていくのか、明日も目が離せません。
まとめ
■「ばけばけ」第109話を振り返って
第109話は、フィリピン行きという最大の別れの危機を、新しい命の誕生というこの上ない希望が救った、まさにシリーズ屈指の「神回」でしたね。
悲しみの底から歓喜へと一気に突き抜けた二人の姿に、改めて「この世はうらめしい、けど、すばらしい」というドラマのテーマを再確認させられました。
いよいよ物語は出産、そして「家族のあり方」を問う最終盤へと向かっていきます。
これからのトキさんたちの新しい人生を、僕たちも最後までしっかりと見守っていきましょう。
