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アリスSOSネタバレ解説|最終回・最後の結末は?原作・相関図や感想は?

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あの頃、夕方のテレビにかじりついていた僕たちの記憶に深く刻まれている「アリスSOS」という作品を覚えていますか。

1998年から1999年にかけてNHKの「天才てれびくん」枠内で放送されていたこのアニメは、今振り返っても類を見ない独特の世界観と中毒性を持っていました。

ピンク・レディーの名曲をカバーした主題歌が流れ出すと、思わずテレビの前で「サイン・コサイン・Vサイン!」と口ずさんでしまった人も多いはずです。

今回は、30代になった今だからこそ語りたい、この伝説的な知育冒険ファンタジーの魅力を徹底的に考察していきます。

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アリスSOS|wiki情報、原作は?

■時代を彩った名作の背景!作品情報と原作の謎

この物語の出発点となったのは、中原涼先生が講談社X文庫ティーンズハートで執筆していたライトノベル「アリス」シリーズです。

原作は30作以上も刊行された人気シリーズですが、アニメ版では主人公の設定が高校生から中学生に変更されるなど、独自のテイストが加えられています。

アニメーション制作を担当したのは実力派のJ.C.STAFFで、監督には金子伸吾氏、シリーズ構成には中村修氏が名を連ねていました。

驚くべきことに、あのスタイリッシュで伝説的なオープニング演出を手掛けたのは、後に日本を代表する映画監督となる細田守氏(当時は橋本カツヨ名義)だったのです。

放送形式も特殊で、当初は5分間の短編を8回に分けて、2週間かけて1エピソードを完成させるという非常にのんびりとしたリズムで進んでいきました。

残念なことに、原作者の中原涼先生は2013年頃に病気でこの世を去られており、原作シリーズは未完のままとなってしまったことが、ファンとしては今でも非常に悔やまれます。

アリスSOSネタバレ|あらすじ

■不思議な本から始まる大冒険!心躍るあらすじ

物語は、読書が大好きで特に『不思議の国のアリス』に心酔している少年タカシが、古本市で「神様つき」という奇妙な本を手に入れるところから動き出します。

その本の中にいた数学の神様・M1から、絵本の世界でアリスが何者かにさらわれてしまったという衝撃の事実を告げられるのです。

タカシは憧れのアリスを救い出すため、親友のトシオや幼馴染のひろみ、そしてお嬢様のゆかりと共に異次元の世界へと飛び込んでいきます。

冒険の舞台は「王様の国」や「恐竜の国」、「お江戸の国」など、想像を超えた個性的な国々ばかりで、読者の好奇心を刺激して止みませんでした。

各次元へ移動する際にはM1から出される数学やとんちのようなクイズに答えなければならず、知恵と勇気が試される過酷な旅が繰り広げられます。

アリスSOS|登場人物・相関図

■忘れられない仲間たち!登場人物の詳細と濃密な相関図

主人公の嵯峨野タカシは、蒼い髪と赤いパーカーがトレードマークの少年で、アリスへの愛と正義感だけは誰にも負けない頑固な一面を持っています。

そんな彼を心配して強引についてきた幼馴染の杉田ひろみは、空手を嗜むスポーティーなボブヘアの少女で、タカシとは喧嘩ばかりですが実は深い信頼で結ばれています。

ギターを愛する自称プレイボーイの和美トシオは、一見チャラそうに見えて実は一番冷静な判断力を持っており、パーティのバランスを保つ重要な存在です。

そして、このチームの最大の功労者と言えるのが、圧倒的な知力を持つお嬢様の芦川ゆかりで、難解なクイズの多くは彼女の明晰な頭脳によって解き明かされてきました。

彼らを導くM1はラーメンが大好物の神様で、ここぞという時に3回まで魔法を使える頼れる(?)ガイドですが、時に詰めが甘いのが玉に瑕です。

そのお供をする「なめくじネコ」は、語尾に「?なわけ」とつける不思議な生物で、知識はあるはずなのにピンチになるとすぐに逃げ出してしまう憎めないマスコットでした。

忘れてはならないのが、ライバルとして現れる転校生の翔野鋭一郎で、優等生でありながら異世界ではタカシたちの邪魔をする謎めいた美少年として立ちはだかります。

さらに、オカマ口調でタカシに付きまとう神出鬼没の西村くんという、強烈な個性を持つキャラクターたちが物語を混沌と笑いに誘っていました。

アリスSOSネタバレ解説|最終回のストーリー

■怒涛のクライマックス!最終回のストーリーを追う

ついにたどり着いた最終決戦の地「悪魔の国」で、タカシたちはピラミッドの中に待ち構える黒幕と対峙することになります。

そこで明らかになったのは、常にタカシたちを妨害してきた翔野鋭一郎が、実は悪魔に取り憑かれて操られていたという悲しい真実でした。

悪魔の親分である「アクマー・ノ・オヤビーン」の正体は、道化師のような姿をした子供の悪魔であり、そのあまりにも意外な動機が視聴者を驚かせます。

彼は自分が絵本の中で常に悪役として描かれていることにへそを曲げ、現実の世界でアリスと「お友達」になりたいという純粋な願いから誘拐を繰り返していたのです。

タカシの必死の説得とアリス自身の優しさによって、悪魔はついに改心し、アリスと正式に友達になることで長く苦しい戦いは終結を迎えました。

アリスSOSネタバレ解説|最後の結末は?

■旅の終わりと新しい始まり!最後の結末

アリスが無事に絵本の世界へ戻り、異次元から生還したタカシたちは再び平和な日常を取り戻します。

操られていた翔野くんは、勉強ばかりで孤独だった過去を乗り越え、明るい性格を取り戻して学校で友達を作ることができるようになりました。

さらに、これまで数々の変装でタカシたちを煙に巻いてきた謎の存在・西村くんが、なんと学校の新しい英語教師として赴任してくるという衝撃のラストが描かれます。

常に弱気だったパソコンのグッチ先生も、M1の魔改造(?)によって熱血な性格へと生まれ変わり、以前よりも暑苦しくも前向きな存在となりました。

ひろみは、冒険の途中でタカシが死んだと勘違いして大号泣したこともありましたが、無事に生還した彼と変わらぬ「友達以上恋人未満」の騒がしい日々を続けていくことになります。

アリスSOS|感想

■今だからこそ響く「アリスSOS」への個人的な感想

大人になってからこの作品を思い返すと、単なるクイズアニメを超えた「孤独」と「救済」の物語だったのだと感じます。

悪役だった親分も、邪魔をしていた翔野くんも、根底にあったのは「誰かと繋がりたい」という寂しさだったのが切なく、心に沁みます。

特に、豊口めぐみさんのデビュー作であったアリスが、最後に「皆さん、ありがとうございました」と微笑むシーンの美しさは、今でも色褪せることがありません。

細田守監督による、あのシルエットが滑らかに動くアーティスティックなオープニング映像は、まさに1990年代アニメのセンスの極致と言えるでしょう。

数学をテーマにしながらも、最後は論理ではなく「友情という魔法」で全てを解決したあの温かさが、僕たちを夢中にさせた最大の理由だったのかもしれません。

まとめ

「アリスSOS」は、NHKの天てれアニメという枠組みの中で、知的好奇心とドラマチックな冒険を見事に融合させた不朽の名作です。

原作の中原涼先生が亡くなられた今となっては、アニメ版のあの幸福な結末こそが、作品がたどり着いた一つの完成形なのだと信じたくなります。

もし機会があれば、ぜひDVDや再放送を通じて、あの「サイン・コサイン・Vサイン」の向こう側にある不思議な世界を再訪してみてください。

たとえ僕たちが大人になっても、あの頃タカシたちと一緒に駆け抜けた異次元の旅の記憶は、心の中にある一冊の古本のように、いつまでも光り輝いているはずです。

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