IT業界で切磋琢磨する仲間の皆さん、今日という日は私たちのキャリアを左右するかもしれない、とてつもないニュースを共有しなければなりません。
これまでエンジニアの登竜門として、また中堅へのステップアップとして不動の地位を築いてきた「応用情報技術者試験」が、もしかすると私たちの前から姿を消すかもしれないのです。
2027年度を境に、日本のIT国家試験の地図が塗り替えられようとしているという事実に、私は今、期待と少しの寂しさが入り混じった複雑な心境でキーボードを叩いています。
これからの数分間、これまでにわかっている情報の全てを詰め込んで、皆さんの不安を希望に変えるための道筋をじっくりと語らせてください。
応用情報技術者試験とは?
■応用情報技術者試験が歩んできた道のりとその誇り
応用情報技術者試験、通称「AP」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する試験の中でも、レベル3という非常に絶妙な立ち位置に君臨してきました。
単なる技術的な知識だけでなく、経営戦略やシステム監査、さらにはプロジェクト管理といった広範な分野をカバーしており、合格率20?25%という壁は、まさに中級エンジニアとしての実力の証明そのものでした。
その歴史を紐解くと、2009年度にそれまでの「ソフトウェア開発技術者試験」などが統合されて誕生したのですが、時代が変わってもIT人材育成の基盤としての価値は揺らぎませんでした。
2024年度の応募者数が70万人を超えるなど、今なお圧倒的な人気を誇るこの試験は、私たちエンジニアにとって、ある種の共通言語のような役割を果たしてきたのです。
私が初めてこの試験の参考書を手にした時の、あの分厚さと情報の幅広さに圧倒された感覚は、今でも鮮明に覚えています。
応用情報技術者試験は2026年からCBT方式へ
■2026年度に訪れるCBT方式への劇的なシフト
さて、完全な刷新に先駆けて、2026年度からは試験の受け方そのものがガラリと変わることが既に決まっています。
これまでの春と秋、年に2回だけ指定された会場で鉛筆を握るという光景は過去のものとなり、コンピュータを利用したCBT方式へと完全に移行するのです。
驚くべきことに、応用情報だけでなく、高度試験と呼ばれるレベル4の全9区分までもが、このCBT化の波に飲み込まれることになりました。
受験者は一定の期間内であれば自分の都合に合わせて日時や会場を選べるようになり、記述式の問題もキーボード入力に変わるため、あの筆記による手の痛みから解放されるのは嬉しい変化と言えるでしょう。
DX推進と受験者の増加に対応するためのこの決断は、利便性を大きく向上させる一方で、伝統的なペーパー試験に愛着を感じてきた層にとっては、一つの時代の終わりを感じさせる出来事でもあります。
応用情報技術者試験なくなる?いつ廃止・再編?
■2027年度から始まる新時代と「消える」試験の正体
そしてここからが本題ですが、2025年末に経済産業省から発表された検討案によると、2027年度から試験制度そのものが大幅に再編される可能性が極めて高い状況です。
現在の応用情報(AP)と一部の高度試験を統合し、新たに「プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)」という名称の3つの領域へ集約する案が浮上しています。
具体的には、プロジェクト管理などを担う「マネジメント・監査」、ビッグデータやAIに特化した「データ・AI」、そしてネットワークや設計を包括する「システム」の3分野に分かれることになりそうです。
つまり、今私たちが慣れ親しんでいる「応用情報技術者」という名前の試験そのものは、この統合によって消滅してしまう確率が100%に近いとも囁かれています。
さらに、ITパスポートの次の一歩として、非エンジニア向けの「データマネジメント試験(仮称)」が新設されるなど、試験全体がより現代のAI時代に即した形へ進化しようとしています。
高度な技術を縦割りで評価するこれまでのスタイルから、複数の領域を横断できるフルスタックな人材を育成したいという国の強い意志が、この再編案からはひしひしと伝わってきます。
応用情報技術者試験なくなる影響の考察
■受験者と合格者の未来に何が待ち受けているのか
「今勉強していることが無駄になるのではないか」と、夜も眠れないほど不安に感じている方もいるかもしれませんが、どうか安心してください。
試験の名称や枠組みが変わったとしても、そこで問われる技術の本質や、皆さんが積み上げてきた知識の価値が変わることは決してありません。
過去の制度改正の例を見ても、旧試験の合格実績は一生有効なものとして履歴書に書き続けられますし、新制度への移行時に一部の試験が免除されるなどの優遇措置が取られる可能性も高いのです。
むしろ、2026年度までは現行の制度で受験できるラストチャンスですから、今のうちに合格して実績を作っておくことは、非常に賢い戦略だと言えます。
新しい試験は過去問が存在しないため、最初の数年は対策が非常に難しくなることが予想されるので、「取れるうちに取っておく」という攻めの姿勢が、今の私たちには求められています。
中には知名度の低下を懸念する声もありますが、応用情報を取得するために費やした努力や思考力は、実務において裏切ることのない最強の武器になると私は信じて疑いません。
まとめ
■変革の時をチャンスに変えるために
今回のニュースは、私たちにとって大きな転換点となりますが、決して悲観する必要はないと私は確信しています。
今の勉強を継続し、2026年度までのCBT試験で確実に合格を勝ち取ることが、最もリスクの少ない、かつ効果的な立ち回りになるでしょう。
時代の変化を恐れるのではなく、新しい技術やデータ活用の視点を取り入れながら、自分自身のスキルを柔軟にアップデートしていく絶好の機会だと捉え直してみてはいかがでしょうか。
まだ検討段階の案ではありますが、正式な発表を待ちつつも、目の前の参考書を閉じることなく、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。
皆さんのこれまでの努力が報われ、新しい制度の中でも輝き続けることを、一人のブロガーとして、そして同じ志を持つ仲間として心から応援しています。
たとえ試験の名前が変わっても、それを乗り越えようとする私たちの情熱の灯火まで消えることはありません。
