こんにちは、はるをです。
この記事ではロシア人御曹司との恋に翻弄されるダンサー、アノーラの選択と成長を描く、感動と衝撃の映画「アノーラ(ANORA)」について紹介します。
映画「アノーラ(ANORA)」はショーン・ベイカー監督が、現代のシンデレラストーリーをリアルに描き出す。マイキー・マディソンの熱演が光る、愛と欲望の物語です。

アノーラ(ANORA)あらすじ

舞台はニューヨーク。ダンサーとして働くアノーラ(通称アニー)は、ロシアの大富豪の御曹司であるイヴァンと出会い、恋に落ちます。
アニーはロシア語が少し理解できるため、イヴァンの相手をすることになったのがきっかけでした。イヴァンはアニーを気に入り、アメリカ滞在中、1万5000ドルの報酬で「契約彼女」になることを提案します。
贅沢な日々を過ごすうち、二人はラスベガスへ。衝動的に結婚してしまいます。
しかし、この結婚がイヴァンの両親の耳に入り、事態は急展開を迎えます。息子の結婚に激怒した両親がニューヨークに乗り込んでくるのです。
イヴァンの両親は、アニーをよく思わず、離婚を迫ります。しかし、アニーは抵抗し、家の中をめちゃくちゃにするなど激しく拒否。
その後、イヴァンの両親の部下たちがアニーにイヴァンとの離婚を迫りますが、彼女は激しく抵抗します。
事態を収拾するため、一行はラスベガスへ向かいます。飛行機に乗りたがらないアニーに対し、イヴァンはすでに離婚する意志を固めていました。
この映画は、身分違いの恋という古典的なシンデレラストーリーを21世紀風に描きなおした作品。
ショーン・ベイカー監督は、アメリカ社会の「声なき声」をすくい上げ、丁寧かつユーモラスに描いてきたことで知られています。
本作では、自身の幸せを勝ち取ろうと奮闘する、ロシア系アメリカ人の若きダンサー、アノーラの等身大の生きざまを描いています。
アノーラ(ANORA)|最後の結末※ネタバレ注意

ラスベガスで婚姻無効手続きを終えた後、アニーはイヴァンの家で一晩過ごし、翌朝、イヴァンの両親の部下であるイゴールに家まで送ってもらいます。
その夜、アニーがテレビを見ていると、イゴールは彼女に優しく語りかけ、「アニーよりアノーラのほうがいい」「いい名前だ」と慰めます。
アニーは感謝の気持ちを表そうとイゴールに触れますが、彼はそれを制止し、アニーは彼の胸で泣き崩れます。
このラストシーンは、アニーが経済的な成功や突発的な結婚によって得られるシンデレラストーリー的な幸福ではなく、彼女自身を受け入れてくれる他者との心の触れ合いにこそ、真の救いを見出そうとしていることを示唆している と解釈できます。
この映画は、単なるロマンティックコメディとしてだけでなく、現代社会における女性の生き方や幸福のあり方を問いかける作品として、多くの観客に感動を与えています。
個人的には、この映画は現代版のシンデレラストーリーでありながら、その裏に潜む現実や人間関係の複雑さを描いている点が非常に興味深いと思いました。
アノーラが最後にイゴールの胸で泣き崩れるシーンは、彼女が求めていたものが何だったのかを象徴しているように感じられ、深く心に響きました。
アノーラ(ANORA)感想は面白い?つまらない?
映画を観た人からは、さまざまな感想が寄せられています。
redditなどを参考にすると、ある人は、「コミカルな雰囲気のなかに、現代社会が直面する困難も織り交ぜられ、綺麗事では済まされない現実を描いている」と語っています。
また、別のある人は、「おとぎ話?ううん、現実(リアル)」 というキャッチコピーが、シンデレラストーリーのその先の過酷な現実を描いていることを示唆していると述べています.
さらに、アノーラを演じるマイキー・マディソンの演技を絶賛する声も多く、彼女が今年の賞レースの注目の的になることは間違いない、と評されています。
映画評論家の中には、「アノーラは23歳という若さで、自身の容姿がお金や執着をもたらすことを自覚している。しかし、心の奥底では、他の23歳と同じように、愛を知らない。仕事の前に人間として見られたいと願っている。だからこそ、彼女を人間として見てくれる人に惹かれるのだ」と分析する人もいます。
また、ある観客は、アノーラが最初はイヴァンをただの金持ちの男だと思っていたものの、彼の純粋で誠実な人柄に惹かれていったのではないかと推測しています。
そして、「自分の置かれた状況から救われたいという願望と、彼なら自分をもっと見てくれる、愛してくれると信じたかったのだろう」と、アノーラの心情を理解しようとしています。
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