こんにちは、はるをです。
この記事ではマイキー・マディソンが、愛と欲望に翻弄されるダンサーを熱演した映画「アノーラ(ANORA)」について紹介します。
映画「アノーラ(ANORA)」はNYのダンサー、アノーラがロシア人御曹司と恋に落ちるも、彼の両親の反対で思わぬ事態に。身分違いの恋を描いた、ショーン・ベイカー監督の最新作です。

『ANORA アノーラ』はどんな話?
『ANORA アノーラ』は、一言で言うと、現代版シンデレラストーリー。
でも、ただのおとぎ話ではありません。
ショーン・ベイカー監督が、アメリカ社会の「声なき声」をユーモラスかつ丁寧に描き出す作風で、21世紀のリアルな恋愛模様を映し出しています。
物語の中心にいるのは、ニューヨークでダンサーとして働く若い女性、アノーラ。彼女は、ロシアの大富豪の息子であるイヴァンと出会い、恋に落ちます。
イヴァンはアノーラを気に入り、高額な契約金を提示して共に過ごすことを提案。
アノーラはそれを受け入れ、二人は贅沢な日々を送ります。そして、二人は衝動的にラスベガスで結婚。しかし、この結婚がイヴァンの両親の耳に入り、事態は急変します。
イヴァンの両親は、息子の結婚相手の素性を知り激怒。
息子に離婚を迫り、アノーラとの関係を終わらせようとします。
そこから、アノーラは自分の幸せを勝ち取るために、様々な困難に立ち向かっていくことになるのです。
この映画は、ただのロマンティックコメディではありません。
身分違いの恋、文化の違い、そして愛とカネ、家族の絆といった、様々なテーマが織り込まれています。
アノーラが直面する現実は、決して綺麗事では済まされない、過酷なもの。しかし、彼女は持ち前の明るさと強さで、自分の道を切り開いていくのです。
その姿は、観る人に勇気と希望を与えてくれるでしょう。ショーン・ベイカー監督ならではの視点と演出で、現代社会のリアルな姿を笑いと涙で描き出す、そんな作品だと感じました。
『ANORA アノーラ』は実話がモデル?

『ANORA アノーラ』は、完全なフィクション。実話がモデルではありません。
ただ、映画の日本版キャッチコピーが「おとぎ話?ううん、現実(リアル)」となっているため、実話ベースと勘違いする人もいるかもしれません。
このキャッチコピーは、シンデレラストーリーのその先にある、過酷な現実を描いていることを強調するためのもの。
現代社会が直面する困難、社会の格差、そして人間の欲望など、目を背けたくなるような現実も、この映画には描かれています。
ショーン・ベイカー監督は、これまでもアメリカ社会の片隅で生きる人々に焦点を当てた作品を多く手掛けてきました。
『タンジェリン』では、トランスジェンダーの女性たちの日常を、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』では、貧困層の子どもたちの視点から見た社会を描いています。
『ANORA アノーラ』も、そうした監督の作品群の一つ。
現実をリアルに描き出すことで、観る人に何かを感じさせ、考えさせる。それが、ショーン・ベイカー監督の作品の魅力なのだと思います。
『ANORA アノーラ』はどのように評価されている?
『ANORA アノーラ』は、非常に高い評価を受けています。
特に、第77回カンヌ国際映画祭では、最高賞であるパルム・ドールを受賞。アメリカ映画としては、『ツリー・オブ・ライフ』以来の快挙です。
映画祭での上映後には、10分間のスタンディングオベーションが送られました。
批評家からも絶賛されており、主演のマイキー・マディソンは、今年の賞レースの注目株になると言われています。
また、第97回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の5部門を受賞。
ショーン・ベイカー監督は、アカデミー賞史上初となる単一作品で最多4つのオスカーを獲得するという快挙を達成しました。
海外の評価も高く、多くの映画ファンがそのストーリー、演出、そして俳優たちの演技に魅了されています。ただ、海外の評価もそんなに高くないので、過度な期待は厳禁と書いている人もいます。
『ANORA アノーラ』キャスト紹介

『ANORA アノーラ』には、個性豊かなキャラクターが登場します。それぞれのキャラクターが、物語に深みを与え、観る人を惹きつけます。
アノーラ(通称アニー)
マイキー・マディソン 本作の主人公。ニューヨークでダンサーとして働く、ロシア系アメリカ人の若い女性です。明るく、前向きで、自分の幸せを掴もうと奮闘する姿が印象的。ロシア語が少し理解できるという設定も、物語の展開に重要な役割を果たします。
イヴァン
マーク・エイデルシュテイン ロシアの大富豪の息子。アノーラに一目惚れし、彼女を約彼女として迎え、贅沢な日々を送ります。甘やかされて育った、お調子者。アノーラとの結婚をめぐり、両親と対立することになります。
イゴ-ル:ユーリー・ボリソフ
イヴァンの両親の部下。アノーラとイヴァンの離婚を迫る。しかし、物語が進むにつれて、アノーラにsympathyを感じるようになり、彼女を支える存在となっていきます。
イヴァンの両親
息子の結婚に猛反対する。アノーラを軽蔑し、彼女を排除しようとします。親としての愛情と、富豪としてのプライドが入り混じった、複雑な感情を抱いています。
映画を観る際には、ぜひこれらのキャラクターたちの背景や感情にも注目してみてください。より深く物語を理解し、感動することができるはずです。
映画『ANORA アノーラ』は、単なるシンデレラストーリーではありません。
現代社会のリアルな姿を映し出し、観る人に様々な感情を抱かせる作品です。
ぜひ、劇場で、アノーラの生き様を見届けてください。きっと、あなたの心に深く残るはずです。
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