朝ドラ「ばけばけ」第21週の締めくくりとなる第105話、皆さんはもうご覧になりましたか?
物語が熊本へと舞台を移してからというもの、どこか異国情緒と明治の騒がしさが入り混じった不思議な空気感が続いていますが、今日は特に見逃せないポイントが目白押しでしたね。
新キャラクターの登場や、ヒロイン・トキの身に起きた「ある変化」など、これからの展開を大きく左右する伏線がたっぷり散りばめられていて、朝からドキドキが止まりませんでした。
ドラマ考察好きの僕としても、今回は語りたいことが山ほどありますので、じっくりと深掘りしていこうと思います。
ばけばけ(朝ドラ)105話までの振り返り
■第104話のプレイバック:呪いを受け止めるトキの「ヤバさと優しさ」
まずは、昨日の第104話で描かれた、あの少し不気味で、けれど最高にエモーショナルだったシーンを振り返っておきましょう。
「呪われた女」として村の人々から疎まれていた吉野イセが語った「人形の墓」の言い伝えは、まさにラフカディオ・ハーンの世界観そのものでした。
一年のうちに二人が亡くなると、三人目、四人目と死の連鎖が続くという恐怖の物語に対し、ヘブンが「それは知っています」と冷たく突き放した時は、見ているこちらまでヒヤリとしましたよね。
けれど、そこで空気を変えたのが僕たちのヒロイン、トキちゃんでした。
イセの不幸が詰まった座布団に自ら進んで座り、「呪われるなんてゾクゾクします、不幸せは私が引き受けました」と言い切ったあの姿には、彼女の怪談オタクとしての本領と、底知れない慈愛の心が同居していました。
ヘブンがそんなトキの行動を「Subarashi kokoro(素晴らしい心)」と称賛し、ブードゥー人形にその不幸を移し替えて守ろうとした場面は、二人の絆がまた一段深いところへ到達したことを感じさせてくれました。
ばけばけ(朝ドラ)105話ネタバレあらすじ
■第105話の詳細ストーリー:ランさんの登場と揺れるヘブンの帰国心
そして迎えた今日の第105話。
トキは今や、ヘブンの執筆活動を支える「リテラリーアシスタント」として、熊本の街へネタ探しに奔走する毎日を送っています。
そんな折、学校の帰り道にヘブンが出会ったのが、同僚ロバートの妻であるランさんでした。
演じるのは蓮佛美沙子さんですが、9年ぶりの朝ドラ出演とは思えないほどの透明感と、流暢な英語を操る知的な佇まいには、思わず見惚れてしまいました。
ランさんは日本人でありながら西洋の文化に溶け込み、夫と英語で対等に語り合う姿が、今のトキにはとても眩しく、そして少しだけ遠い存在に映ったのかもしれません。
この出会いに触発されたヘブンは、トキに「英語の勉強を再開しませんか?」と提案し、二人はロバート夫妻の立派な洋館へと招かれることになります。
一方で、アメリカにいるかつての同僚イライザからは、ヘブンの「日本滞在記」が重版出来で大人気だという知らせと、「今帰ってくれば売れっ子作家になれるわよ」という、あまりにも魅力的な誘いの手紙が届いていました。
熊本五高の存続が決まった祝杯の席で、楽しげに会話が弾む中、英語がわからないトキだけがその輪に入れず、寂しげな表情を浮かべていたのが印象的です。
物語の最後、夜に英語の勉強をしていたトキが「妙に眠い」と訴えてそのまま眠り込んでしまうシーンは、まさに物語が大きく動く合図のように感じられました。
ばけばけ(朝ドラ)105話ネタバレ感想
■第105話の感想:おトキちゃんの可愛さと新たな風「ラン」の衝撃
今日の放送で一番笑ってしまったのは、トキの父・司之介さんが「リテラリーアシスタント」という言葉を聞き間違えて「見てられん足がすくんで」と言った場面です。
あんなにシリアスな展開の中でも、ふっと肩の力を抜かせてくれる松野家の空気感は、やっぱりこのドラマの癒やしですよね。
それにしても、ランさんの登場は物語に新しい風を吹き込んでくれました。
彼女がヘブンと英語でペラペラと話すシーンは、国際結婚のリアルな難しさと、それを乗り越えた先にある理想の夫婦像の両面を示しているようで、非常に興味深かったです。
ただ、その横で「全然わからない」と困ったように笑うトキちゃんの姿を見ていると、応援したい気持ちと同時に、彼女が感じているであろう疎外感が胸に刺さりました。
イライザからの「アメリカに帰ってこない?」という誘いも、ヘブンにとっては作家としての成功を約束された切符。
日本を愛しながらも、やはり故郷の言葉で評価される喜びは抗いがたいものがあるはずで、彼の心が揺れ動く様子がトミー・バストウさんの繊細な表情から伝わってきました。
そして何より、ラストの「強烈な眠気」ですよ。
あれを見てピンとこない朝ドラファンはいないと思いますが、不穏な空気が漂う中で、これほどまでに幸せな予感を感じさせる演出には脱帽です。
ばけばけ(朝ドラ)105話からどうなる?
■次回106話・第22週の展望:新しい命と決断の「岐路」
さて、週明けの第106話、そして第22週のサブタイトルは「アタラシ、ノ、ジンセイ。」です。
これまでの流れからして、トキちゃんの「懐妊」が確定するのは間違いないでしょう。
しかし、手放しで喜べる状況ではないのが、このドラマの深みでもあります。
イライザからの手紙には、さらに具体的なオファーとして「フィリピン滞在記」の執筆依頼が届くようです。
渡航費も滞在費もすべて保証されるという破格の条件に、作家としての夢を追いかけたいヘブンの心は、激しく千々に乱れることになるはずです。
西洋人が日本を離れるとき、現地の妻と別れていくのが珍しくなかった時代背景を、ランさんがトキに告げるという展開も予想されます。
「ヘブンさんは一人でフィリピンへ行ってしまうのではないか」という不安に、トキちゃんがどう立ち向かっていくのか。
そして、お腹の中の新しい命を知ったとき、ヘブンが下す決断こそが、まさに「新しい人生」の第一歩になるのではないでしょうか。
半年後の11月には元気な男の子が産まれるという噂もありますし、そこから二人が「しっかりした結婚(戸籍への登録)」を目指す流れは、涙なしには見られない展開になりそうです。
まとめ
■週末は「ばけばけ」の録画を見返して待機!
今週の「ばけばけ」は、呪いの恐怖から始まり、新しい命の予感で終わるという、まさに感情のジェットコースターのような一週間でした。
トキちゃんがイセの呪いを引き受けたことが、巡り巡って「新しい家族」という最高の幸運を呼び寄せたのだとしたら、こんなに素敵なことはありません。
イライザの誘いや仕事の悩みなど、まだまだ前途多難な二人ですが、怪談を愛する彼らなら、どんな困難も「ばけて」素晴らしいものに変えてくれると信じています。
土曜日の振り返り放送で、司之介さんの迷言をもう一度楽しみつつ、月曜日の放送を正座して待つことにしましょう。
来週はきっと、ティッシュ一箱では足りないくらいの感動が僕たちを待っているはずですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
