2026年2月25日、東大理系受験生の皆さん、本当にお疲れさまでした。
試験会場から出てきた皆さんの表情や、ネット上に溢れる悲鳴に近い声を見聞きして、僕も胸が締め付けられるような思いでこの記事を書いています。
今年の理系数学は、まさに「伝説」として語り継がれるような、凄まじいセットでしたね。
まずは深呼吸をして、今日まで積み上げてきた自分自身を認めてあげるところから始めましょう。
それでは、興奮冷めやらぬ2026年度東大理系数学の全貌を、僕なりの視点で徹底的に紐解いていきます。
東大理系数学2026|出題内容
■2026年度の出題内容と大問ごとの特徴
今年の大問構成は例年通り6問でしたが、その中身は「計算の重さ」と「思考の深さ」が極限まで要求される、極めてタフなものでした。
第1問からいきなり、関数の最大最小と不等式の証明という、計算力が試される難問が受験生を待ち構えていました。
テイラー展開のような高度な背景を感じさせるこの問題は、泥臭く計算し切る覚悟がないと、最初の1問目で心を折られかねない内容でしたね。
第2問は、この過酷なセットの中では唯一の「オアシス」と呼べるような、確率と図形の標準的な問題でした。
ここでいかに冷静に完答を奪えたかが、精神的な安定と得点の柱になったはずです。
第3問は円と直線の共有点を扱う幾何と解析の問題でしたが、後半の条件整理にはかなりの粘り強さが求められました。
第4問は座標や比の位置関係から最大最小を間接的に導き出すタイプで、厳密な議論を積み重ねるのが非常に難しかったことでしょう。
第5問は半直線や領域をテーマにした問題で、特に後半の3本ずつの半直線に着目する視点を持てたかどうかが、スッキリ解けるかどうかの分かれ目でした。
そして第6問は、東大数学の真骨頂とも言える整数と数列の融合問題で、約数の余りに着目した証明が中心でした。
数学的帰納法という強力な武器を最後まで正しく使いこなせたか、地道な調べ上げができたかが問われていました。
東大理系数学2026|受験生の感想
■絶望と困惑が入り混じる受験生の感想
試験直後のSNSや掲示板は、まさに阿鼻叫喚といった状況で、僕も読んでいて心が痛くなりました。
「理解できる問題が少なすぎる」「部分点をもぎ取るのが精一杯だった」という声が圧倒的に多かったです。
中には、数学を得意としていた高校2年生が「4完2半できたけれど、来年が怖すぎる」といった驚異的な報告もありましたが、それはごく一部の例外に過ぎません。
多くの受験生にとっては、どの問題から手をつければいいのか迷うほど、入り口が見えにくいセットだったようです。
「理科三類を狙う層ですら、数学の出来に不安を感じて他科目での挽回を祈っている」というリアルな空気感が伝わってきました。
あるベテラン講師が「気が抜ける問題が第2問しかない」と評したことが、今年の過酷さを物語っています。
AIに解かせたら短時間で終わるのかもしれませんが、極限状態の試験場で、人間が鉛筆一本でこれに立ち向かう重圧は計り知れません。
東大理系数学2026|難易度は難しくなった?易化?
■2026年度は大幅に難化したと言わざるを得ない
結論から申し上げますと、2026年度の東大理系数学は、前年と比較しても「大幅に難化した」と断言できます。
2025年度も決して易しくはなく、むしろ重厚なセットだという評価でしたが、今年はそれを遥かに上回っています。
難易度のランクで言えば、間違いなく「超難化」あるいは「Sランク」に相当する、特別な年になったと言えるでしょう。
これほどまでに易問が排除されたセットは珍しく、受験テクニックを詰め込んだだけでは到底太刀打ちできない「本質的な思考力」が問われていました。
予備校で教わるような解法パターンをあえて外してきたような印象もあり、東大側からの「数学という学問と真摯に向き合ってきたか」という強いメッセージを感じます。
予想平均点は、例年の50点から60点台という水準から、今年は40点台前半まで大きく沈み込むのではないでしょうか。
第1段階選抜、いわゆる足切りラインへの影響を心配する受験生が出るのも無理はない、それほどまでに破壊力のある難易度でした。
東大理系数学|例年の難易度
■例年の難易度と歴史的な位置づけ
東大数学はもともと「日本最難関」の代名詞ですが、今年は過去の歴史的な「最凶年」と並ぶレベルに達しています。
平成元年前後のあの恐ろしいセットや、2015年度の難しさを思い出した教育関係者も少なくないはずです。
例年であれば、第1問が標準的で、第6問が非常に難しいというグラデーションがある程度保たれているものです。
しかし、2026年度はその境界線が曖昧になるほど、全問の難易度が底上げされていました。
合格者のデータを見ても、例年は80点以上の高得点層が合格を牽引することが多いですが、今年は60点台でも十分な「勝ち」と言えるかもしれません。
それだけ、1点を積み重ねることの重みが違う試験でした。
記述の論理性が一貫しているか、計算過程を丁寧に残せているかといった、部分点の取り方が合否を分ける決定打になるでしょう。
まとめ
■2026年度東大理系数学のまとめ
最後になりますが、今年の入試は本当に、本当に厳しい戦いでした。
出題された問題は、どれも東大らしい気品に満ちた良問揃いではありますが、150分という制限時間はあまりにも短く感じられたはずです。
計算量が膨大で、かつ深い思考を要求されるため、途中でパニックになりそうになった人もいるかもしれません。
でも、安心してください。
あなたが難しいと感じたのなら、周りの受験生も同じように、あるいはそれ以上に苦しんでいます。
数学で思うように点が取れなかったとしても、部分点を粘り強く拾い、他科目でしっかりとカバーできていれば、道は必ず開けます。
来年以降に東大を目指す皆さんは、この2026年度の問題を一つの指針として、基礎の徹底と「なぜそうなるのか」を突き詰める深い学習を心がけてください。
これからの数日間、まずは自分を労わり、静かに吉報を待ちましょう。
皆さんのこれまでの努力が、最高の結果として実を結ぶことを心から願っています。
