2026年2月6日に待望の『仁王3』がリリースされてからというもの、僕の周りのゲーマー仲間もこの話題で持ちきりですが、やはり皆さんが一番気にしているのはその「難易度」についてですよね。
今作は徳川竹千代を主人公に、戦国から平安、さらには幕末までタイムトラベルするという壮大なスケールで描かれていますが、シリーズ未経験者も経験者も、まずはこの絶妙な調整に驚かされるはずです。
リリース直後のSteamでは同時接続者数が8万8千人を超えるという、前作の倍近い盛り上がりを見せていて、難易度を巡る議論もかつてないほど白熱しています。
仁王3の難易度|設定の変更・イージーに下げるには?
■難易度設定は存在しない固定された挑戦
まず結論から言ってしまうと、今作でもメニュー画面から「イージーモード」を選んで楽をするという選択肢は一切用意されていません。
開発のチームニンジャは、このシリーズにおいて難易度設定を追加することを一度も検討したことがないと断言しており、それは「ゲームをクリアした価値を全プレイヤーで共有したい」という強い信念があるからです。
いわゆる「死にゲー」や「マゾコア」と呼ばれるジャンルの伝統を守り、ザコ敵の攻撃一発で命を落としかねない、常に緊張感の漂う設計になっています。
しかし、開発陣は単に突き放しているわけではなく、力押しで勝てないのなら知恵を使って攻略してほしいというスタンスを貫いています。
設定変更ができない代わりに、今回は後述する多様な戦略やオープンフィールドでの探索が、実質的な難易度調整の役割を果たしているのが面白いところです。
仁王3の難易度|戦闘システム
■戦闘システムが難易度を左右する鍵
今作の難易度を語る上で欠かせないのが、新しく導入された「侍スタイル」と「忍者スタイル」を瞬時に切り替える戦闘システムです。
侍スタイルでは、シリーズお馴染みの「上・中・下」の構えを使い分け、残心(Ki Pulse)でスタミナを管理しながら正面から戦う、リスクは高いけれど達成感のある立ち回りが求められます。
一方で、機動力と回避に特化した忍者スタイルは、無限に使える忍術や空中コンボを駆使することで、敵を翻弄するような戦い方が可能です。
実はこの忍者スタイルがあまりにも強力で、プレイヤーの間では「忍者を使えば難易度が大幅に下がる」という声が上がっているほどです。
さらに、強力な敵の技をコピーできる「魂代(Soul Core)」や、守護霊による変身「九十九化身」なども健在で、これらをどう組み合わせるかで、体感的な難易度は天と地ほど変わります。
特筆すべきは「デフレクト(弾き)」という新しい防御手段で、これをマスターすればボスの猛攻を完全に無力化して反撃に転じることができるため、攻略の大きな助けになるでしょう。
仁王3の難易度|1周目が簡単?
■1周目はシリーズで最も遊びやすい?
SNSやコミュニティサイトを見ていると、今回の1周目(サムライの道)に関しては「前作よりも簡単すぎる」という意見が目立っています。
その最大の理由は、従来のステージクリア型から進化した「オープンフィールド」という構造にあり、メインストーリーに行き詰まっても、広大なフィールドを探索してレベル上げや装備集めを自由に行えるからです。
サブミッションをこまめにこなして「木霊」や「地蔵」を探しているうちに、いつの間にか推奨レベルを大きく超えてしまい、ボスをあっさり倒せてしまったという体験談も少なくありません。
序盤で「遅鈍符」の効果を持つ魂代が手に入るなど、強力な救済措置が早い段階で用意されていることも、難易度緩和に一役買っています。
もちろん、武田信玄や梶原景時といったボスたちは、パターンを覚えるまでは相変わらずの強敵ですが、少なくとも「詰んでしまう」ような絶望感は軽減されている印象です。
一部のベテランプレイヤーからは「もっと手応えが欲しい」という贅沢な悩みも聞こえてきますが、新規ユーザーの入り口としては最高のバランスではないかと僕は個人的に感じています。
仁王3の難易度|前作より難しい?簡単?
■過去作のNioh 1や2と比較した手応え
シリーズ全体で見ると、『仁王1』は序盤のバランス調整が非常に荒削りで、最初のボスである飛縁魔などで脱落したプレイヤーも多かった、ある意味で最も過酷な作品でした。
『仁王2』では妖怪化や特技といったシステムでバランスが取られましたが、それでも序盤に牛頭鬼のような強力な敵を配置するなど、プレイヤーを試すような設計が随所に見られました。
それに比べると『仁王3』は、難易度のカーブが非常に緩やかに調整されており、無理なくシステムを学びながらステップアップできるようになっています。
過去作では特定の装備やビルドを知らないと攻略が困難な場面もありましたが、今作は探索を通じて自然とキャラクターを強化できるため、理不尽さを感じにくくなっているのが特徴です。
ただし、2周目(あやかしの道)以降に入ると、敵の配置が変わりステータスも劇的に強化されるため、かつてのシリーズ同様の「地獄」が待ち構えていることは覚悟しておいたほうがいいでしょう。
今作は「間口は広く、奥はどこまでも深く」という、近年のソウルライクゲームの理想的な進化を遂げていると言えます。
まとめ
今回の『仁王3』は、難易度設定こそありませんが、プレイヤーのスタイル次第でいくらでも攻略の幅を広げられる、非常に懐の深い作品に仕上がっています。
1周目が「簡単になった」と言われるのは、それだけ開発側がプレイヤーに与える「武器」や「選択肢」を増やした結果であり、決してゲームとしての緊張感が失われたわけではありません。
もしあなたが「死にゲーは難しそうで怖い」と敬遠しているなら、オープンフィールドでじっくり準備ができる今作こそ、挑戦を始める絶好のタイミングだと断言できます。
まずは忍者スタイルで機動力の楽しさを味わい、慣れてきたら侍スタイルで真っ向勝負を挑むなど、自分なりの難易度でこの美しい戦国の世界を楽しんでみてください。
僕もまだNG+の真っ最中ですが、DLCで追加されるさらなる高難易度を夢見て、日々腕を磨いていくつもりです。
