2026年もいよいよ2月半ばを過ぎ、受験生の皆さんにとっては本当に息が詰まるような日々が続いていることとお察しします。
私自身、これまで数多くの受験生が涙を飲み、あるいは歓喜する姿を隣で見てきましたが、今のこの時期ほど心が揺れ動くタイミングはありません。
特に兵庫の名門である甲南大学を目指してきた方にとって、合格発表の画面を見る瞬間は、人生のすべてが決まってしまうかのような錯覚に陥ることもあるでしょう。
しかし、たとえ期待していた結果が得られなかったとしても、そこには必ず次の道が続いています。
今日は、甲南大学の最新の難易度分析から、もしもの時の具体的な選択肢まで、情熱を持って徹底的に解説していきたいと思います。
甲南大学|難易度の傾向
■例年の難易度と2026年の傾向
甲南大学の偏差値帯を改めて確認すると、河合塾などの最新データでは概ね45.0から55.0の間に収まっています。
関西の中堅私大グループである産近甲龍の中でも、甲南は非常に落ち着いた気品のある校風で知られていますが、入試のハードルは決して低くありません。
具体的に学部別で見ていくと、文学部は歴史文化学科が52.5から55.0と頭一つ抜けた難易度を維持しており、日本語日本文学科なども50.0前後の高い壁となっています。
一方で理系に目を向けると、理工学部や知能情報学部は45.0から47.5程度で推移しており、文系学部に比べると数値上はやや狙い目に見えるかもしれません。
しかし、2026年度は新課程入試への移行期ということもあり、安全志向の受験生が例年以上に集中したという肌感覚があります。
共通テストの得点率についても、文系の上位学科では8割を超えるスコアが求められるケースもあり、中堅校だからといって油断できるレベルでは決してなかったのが現実です。
特に経済学部や経営学部は、実学志向の強まりから志願者が安定しており、倍率が10倍を超えるような激戦区も珍しくありませんでした。
甲南大学2026|難易度は難しくなった?
■実際の入試問題は難しかったのか
試験を終えた受験生たちの声に耳を傾けると、やはり「英語」に対する苦戦の声が圧倒的に多かったように感じます。
甲南大学の英語は長文読解が中心で、語数も800語を超えるような重厚なものが出題されるため、時間との戦いに負けてしまった人も少なくないでしょう。
一部では「関関同立に近い難易度だ」と感じる受験生もいるほどで、基礎的な文法力だけでなく、論理的に文章を読み解く力が厳しく問われました。
記述式の問題が含まれることも甲南の特徴であり、マークシートだけに頼った勉強をしてきた人にとっては、かなり手応えが厳しく感じられたはずです。
数学に関しても、解答の過程が評価対象となる記述式が採用されており、単に答えを出すだけでなく「なぜそうなるのか」を説明する力が求められました。
理系科目では物理の難化を指摘する声もあり、得意科目で点数を稼ごうとした受験生が思わぬ苦戦を強いられたという話も耳にしています。
このように、偏差値の数字以上に「しっかりと解かせる」問題が多いため、体感的な難易度はかなり高かったと言わざるを得ません。
甲南大学2026落ちた場合|再受験
■落ちた場合、帝京大学内で再挑戦する
もし甲南大学で思うような結果が出ず、それでも2026年春からの大学生活を諦めたくない場合、帝京大学などの後期入試や3月入試に目を向けるのは非常に現実的な戦略です。
帝京大学は、いわゆる「杏帝鶴明」と呼ばれるグループの一角を担い、多様な学びの場を提供している総合大学として知られています。
帝京大学では3月に入っても出願可能な日程が設けられていることが多く、甲南の不合格が決まった後でも十分に間に合うチャンスが残されています。
特に外国語学部など、特定の分野に強い関心がある人にとっては、学びの質を落とさずに現役合格を目指せる貴重な受け皿となります。
中には「誰でも入れる」と揶揄するような心ない声もありますが、実際にそこで資格取得や専門スキルの習得に励み、立派なキャリアを築いている先輩は山ほどいます。
一度失敗したからといって自暴自棄にならず、こうしたまだ募集を続けている大学の中で、自分の可能性を再評価してくれる場所を探すことは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、最後まで諦めずに自分の居場所を勝ち取ろうとするその姿勢こそが、将来社会に出た時の大きな強みになると私は確信しています。
甲南大学2026落ちた場合|浪人
■浪人して翌年度の再受験を決意する
一方で、どうしても甲南大学、あるいはそれ以上の難関校へのこだわりが捨てられないというのであれば、浪人という道も一つの立派な選択です。
統計によれば、現役で全落ちを経験した人のうち、約6割がこの浪人という険しい道を選んでリベンジを誓っています。
浪人生活は、1年間という膨大な時間を自分自身と向き合うために使うことになりますが、これは精神的に非常に大きな負担がかかることも覚悟しなければなりません。
予備校に通うとなれば100万円単位の費用がかかることもありますし、何より「来年は本当に受かるのか」という不安と戦い続ける強さが必要です。
しかし、現役時代に足りなかった基礎力を徹底的に鍛え直し、4月のスタートから正しい学習計画を積み上げることができれば、偏差値を10以上伸ばすことも夢ではありません。
実際に、18回もの不合格を経験しながら最後には道を見つけ、特待生として大学を卒業したような伝説的な先輩も存在します。
浪人することを「人生の遅れ」と捉えるのではなく、自分の限界を突破するための「準備期間」だと前向きに定義できる人なら、来年の春には今の絶望が嘘のような笑顔を見せているはずです。
ただし、自宅での浪人は自己管理が極めて難しいため、可能な限り予備校などの切磋琢磨できる環境に身を置くことを強くおすすめします。
甲南大学2026落ちた場合|志願変更
■他の大学や専門学校、進路へのシフト
大学だけが人生の正解ではないということも、今のうちに少しだけ頭の片隅に置いておいてほしい大切な視点です。
例えば、専門学校に進学して即戦力となるITスキルやデザイン、医療系の資格を取得するという道は、就職という出口から見れば非常に強力な選択肢になります。
最近の専門学校の中には、4年制大学への編入学を強力にサポートしているところもあり、2年後や3年後に再び甲南大学や国立大学を目指すというルートも開かれています。
また、思い切って海外留学を選び、異文化の中で語学力と広い視野を身につけることも、グローバル化が進む今の時代には非常に価値のある決断です。
さらに、就職という道を選んで社会経験を積みながら、将来的に夜間大学や通信制大学で学び直すというバイタリティ溢れる生き方もあります。
大切なのは「どこに行くか」ではなく「そこで何を成し遂げるか」であり、たとえ第一志望ではない場所に進んだとしても、そこでの出会いや経験があなたの人生を豊かに変えていくのです。
現役で滑り止めの大学に進んだ人が、最初は学歴コンプレックスに悩まされながらも、最終的にはその場所で最高の仲間を見つけて「ここに来て良かった」と笑って卒業していく姿を、私は何度も見てきました。
今のあなたは視野が狭くなっているかもしれませんが、世界はもっと広く、あなたの才能を待っている場所は一つだけではありません。
まとめ
2026年度の甲南大学入試を戦い抜いた皆さん、本当にお疲れ様でした。
今は結果に一喜一憂し、夜も眠れないほど不安な時間を過ごしているかもしれませんが、どうか自分自身を責めることだけはしないでください。
難易度が上がった英語や記述式の壁に挑んだその努力は、決して無駄になることはなく、あなたの知性の一部として確実に蓄積されています。
もし不合格だったとしても、帝京大学のようなまだチャンスのある学校で再挑戦するのか、浪人して牙を研ぐのか、あるいは専門学校で新たな才能を開花させるのか、選択肢は無限にあります。
人生は、過去の失敗をどうやって「あの経験があったから今がある」という正解に変えていくかの努力の営みそのものです。
あなたがどの道を選んだとしても、私はその勇気ある一歩を心から応援し続けています。
少しだけ休んだら、また前を向いて、あなたらしい未来への扉を叩いていきましょう。
