2024年に本編が完結して「呪術ロス」に陥っていたファンにとって、これほど衝撃的なサプライズはなかったのではないでしょうか。
2026年現在、週刊少年ジャンプで最も熱い視線を浴びているのが、この『呪術廻戦≡(モジュロ)』です。
原作者の芥見下々先生が「一番突拍子のない案」を選んだと語る通り、舞台はなんと宇宙規模にまで広がっています。
かつての英雄たちが命を懸けて守った世界の「その後」がどうなったのか、最新情報を詰め込んで徹底的に考察していこうと思います。
呪術廻戦モジュロ|wiki情報
■宇宙へと広がる新章の基本情報
本作は、芥見下々先生が原作を、岩崎優次先生が作画を担当する『呪術廻戦』初の公式スピンオフ作品です。
2025年9月8日発売の「週刊少年ジャンプ」41号から突如として連載が始まり、当初は短期集中連載としてアナウンスされました。
芥見先生のコメントによれば、打ち切られなければ半年ほどの連載で、単行本にして全3巻程度のボリュームになる予定です。
単行本第1巻は2026年1月5日に発売され、続く第2巻も2026年3月頃の刊行が期待されています。
物語の舞台は、本編の最終決戦「死滅回游」や「人外魔境新宿決戦」から68年が経過した西暦2086年の日本です。
この時代、突如としてアメリカのネバダ州上空に「シムリア星人」を名ぬる宇宙人の難民船が現れるところから、新しい絶望が始まります。
呪術廻戦モジュロ|本編とのつながり
■68年後の世界と本編との深い絆
本作は単なる外伝ではなく、本編の結末を強烈に意識した「正統な続編」としての側面を持っています。
最もファンを驚かせたのは、乙骨憂太と禪院真希が最終的に結婚していたことが確定した点でしょう。
主人公である真剣と憂花の兄妹は、まさにその二人の孫にあたります。
また、本編の主人公である虎杖悠仁も、80代を超えた年齢のはずですが、なぜか当時と変わらない姿で生存していることが示唆されています。
呪術総監部は、この「不老」の虎杖をシムリア星人に対する抑止力として捜索し続けているのです。
さらには、あの特級呪霊・真人も「魂の通り道」で虎杖を待ち続けているような描写があり、因縁は終わっていません。
タイトルの「モジュロ(≡)」は数学用語で「余り」を意味し、本編で語りきれなかった「呪いの行き着く先」を象徴していると考えられます。
呪術廻戦モジュロ|登場人物・相関図
■登場人物の詳細と複雑な相関図
物語の中心となるのは、伝説の術師の血を引く乙骨兄妹と、謎の宇宙人マルの3人です。
兄の乙骨真剣(17歳)は、祖母の真希から「天与呪縛」による驚異的な身体能力を引き継いでおり、呪力を持たない代わりに呪具を駆使して戦います。
妹の乙骨憂花(16歳)は、逆に強力な呪力を有しており、さらに伏黒恵から引き継がれた「十種影法術」という禁じられた術式を隠し持っています。
驚くべきことに、憂花は「命を懸けた縛り」によって、あの最強の式神・八握剣異戒神将魔虚羅を召喚することさえ可能です。
シムリア星人のマルは、地球人との共生を模索する査察役ですが、その額には呪力の源である「第三の目」が備わっています。
彼らの上司として登場する宇佐美鴻は、本編でも名前が出ていた宇佐美の子孫と思われ、狗巻家相伝の「呪言」を操る有能な官僚です。
シムリア星人の代表であるダブラは、宿儺に匹敵するほどの圧倒的な戦闘力を持ち、東京の所有権を巡って憂花と決闘を繰り広げることになります。
呪術廻戦モジュロ|感想は面白い?
■ファンが熱狂する「肯定的な感想」
多くの読者が、この大胆なSF設定と呪術バトルの融合を好意的に受け入れています。
「移民問題や共存の難しさといった現代的な社会テーマを盛り込んでおり、非常に読み応えがある」という声が多く聞かれます。
作画を担当する岩崎優次先生の絵についても、「繊細さとダイナミックさを兼ね備えており、クリアな絶望感を体験できる」と絶賛されています。
また、かつての本編キャラクターの孫が、祖父母の「呪力」と「肉体」という対照的な強さをそれぞれ継承している設定は、往年のファンにとってたまらないエモさがあります。
「短期集中連載だからこそ展開がスピーディーで、毎週の情報の密度が凄まじい」といった意見も目立ちます。
単なる思い出補正に留まらず、呪力の起源や「魂と肉体の関係」という本編の根源的な謎に迫る展開は、考察好きの読者を虜にしています。
呪術廻戦モジュロ|面白くない?ひどい?
■賛否両論?「否定的な感想」
一方で、作品の急激な変化に戸惑いを感じている層も少なくありません。
特に「呪術廻戦に求めていたのは日本の伝奇ホラー的な空気であり、いきなり宇宙人が出てくるSF展開にはついていけない」という意見が根強くあります。
また、岩崎先生の作画を「綺麗すぎる」「芥見先生の荒々しいタッチが恋しい」と感じる、熱狂的な原作ファンもいるようです。
「移民問題などの政治的な描写が難解で、少年漫画としての爽快感が薄れている」という指摘も散見されます。
物語の序盤で登場人物が不合理な行動を取るシーンもあり、「キャラクターが物語の都合で動かされているように見える」という不満の声も上がっています。
これらの違和感は、原作への愛着が強すぎるがゆえに、新しいスタイルとのギャップを埋めきれないことが原因かもしれません。
まとめ
■新たな呪術の世界を共に見届けよう
『呪術廻戦≡(モジュロ)』は、かつての物語の「余剰」を糧に、全く新しい可能性を提示した意欲作です。
乙骨と真希の孫たちが、祖父母の遺志を胸に、宇宙という未知の隣人とどう向き合っていくのか。
その答えは、間もなく完結を迎えるこの短期集中連載の中で明かされるはずです。
個人的には、かつて虎杖が宿儺に問いかけた「共生」の可能性が、この未来で結実するのかどうかに最も注目しています。
たとえ世界が変わっても、呪いと祝福が織りなす人間ドラマの核心は、決して揺らぐことはありません。
残り少ない連載を、最後まで一話も見逃さずに追いかけていきましょう。

