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山橋才路(山橋薬舗の店主)のモデルは実在?橘泉堂 山口卯平衛商店?【ばけばけ】

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はるを 朝ドラ

いよいよ2026年の幕が開け、朝ドラ『ばけばけ』の物語も、トキとヘブンの新生活が描かれる密度の濃い展開になってきましたね。

このドラマの中で、ひときわ異彩を放ち、視聴者の心をザワつかせているのが、あの不思議な雰囲気漂う「山橋薬舗」ではないでしょうか。

ヘブンが渇望する「ビア」を求めてトキが足を踏み入れたその場所は、単なる薬屋という枠を超えた、明治の松江における「未知との遭遇」の場として描かれています。

今回は、あの怪しげな店主・山橋才路のキャラクター像から、松江に実在する歴史的なモデル店舗の正体まで、ドラマの考察が大好きな僕の視点を交えてじっくりと紐解いていこうと思います。

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山橋薬舗とは?

■山橋薬舗の不思議な世界観

劇中に登場する山橋薬舗は、松江の城下町で舶来品を扱う、まさに「明治のコンビニエンスストア」といった趣の場所です。

第37回でヒロインのトキが初めて訪れた際、店内に並ぶ香水瓶やワイン、そしてなぜか壁に掲げられた動物の頭部の骨に、度肝を抜かれた方も多いはず。

漢方薬や西洋薬を扱う真面目な薬局の顔を持ちながら、その裏で得体の知れない輸入品がひしめき合う、なんともミステリアスな二面性がこの店の魅力ですよね。

ヘブンが「ビア、ビア」とせがむものの、周囲の誰もが首を傾げる中で、唯一その正体を知り、冷えたビールを桶から出してくれる描写は、この店が西洋文化の最先端の窓口だったことを象徴しています。

トキが喜びのあまりビール瓶を振り回してしまい、栓を抜いた瞬間に泡が噴き出すというコミカルな騒動も、この店が舞台だからこそ生まれた名シーンだと言えるでしょう。

物語が進むにつれて、山橋薬舗は単なる買い物場所ではなく、ヘブンの日常に欠かせない安らぎの場、そしてトキが広い世界を知るための重要な拠点として機能していきます。

山橋才路とは?

■怪演が光る山橋才路の存在感

柄本時生さんが演じる店主・山橋才路は、一度見たら忘れられないほどの強烈なスパイスを物語に添えています。

どこか飄々としていて、商売人らしいしたたかさを持ちつつ、何を考えているのか分からない「怪しさ」が画面越しにも伝わってきますよね。

制作サイドからも、彼のキャラクターには「達観した下世話な人」というイメージが込められているそうで、その掴みどころのなさが絶妙なリアリティを生んでいます。

英語を少し嗜み、外国人であるヘブンに対しても物怖じせず、対等に「ビア」で乾杯する姿は、当時の閉鎖的な地方都市においては非常に稀有な存在だったに違いありません。

さらに興味深いのは、公式サイトでも示唆されている「裏の顔」という設定で、第15週以降に彼がどのような大活躍を見せるのか、期待に胸が膨らみます。

僕個人の感想としては、柄本さんが見せる「ちょっとダメな夫」風の親しみやすさと、時折見せる鋭い観察眼のギャップが、このドラマに独特の奥行きを与えていると感じています。

ちなみに、演じる柄本時生さんと、遊女・なみを演じるさとうほなみさんが現実世界でご結婚されたというニュースは、ファンにとっても最大のサプライズでした。

山橋才路(山橋薬舗の店主)のモデルは実在?橘泉堂 山口卯平衛商店?【ばけばけ】

■実在する橘泉堂の深い歴史

ドラマの山橋薬舗には、はっきりとした実在のモデルが存在しており、それが松江市末次本町に今も店舗を構える「橘泉堂 山口卯兵衛商店(山口薬局)」です。

この老舗は、なんと江戸時代の1772年(安永元年)に創業され、250年以上の歴史を紡いできたというから驚きを隠せません。

当時の当主である山口卯兵衛は、代々受け継がれてきた世襲名であり、劇中の才路はこの歴代の当主たちのエッセンスを凝縮して作られたキャラクターなのです。

史実においても、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は大変なビール愛好家で、松江滞在中に唯一ビールを扱っていたこの店に足繁く通っていたという記録がしっかりと残っています。

当時のビールは米数キロ分に相当するほどの超高級品でしたが、月給100円という高給取りだった八雲は、毎晩のようにここで買ったビールを嗜んでいたそうです。

現在の山口薬局は、明治20年に建てられた趣ある木造建築がそのまま残されており、松江市の登録歴史建造物にも指定されている貴重なスポットです。

店内は「まちかど博物館」として公開されており、蔵から見つかった古い薬瓶や、八雲も目にしたであろう当時の資料を見学することができ、まさに聖地巡礼にぴったりの場所と言えるでしょう。

まとめ

■ドラマと史実が交差する妙味

『ばけばけ』という物語の素晴らしさは、こうした綿密な史実の裏付けがあるからこそ、フィクションとしての遊び心がより輝く点にあります。

実在の山口薬局の方々も、ドラマの中で「びあ」の話題が出るたびに感激されているようで、地域に根ざした歴史が今再び光を浴びているのは素敵なことですよね。

山橋才路という一人の男を通じて、私たちは明治という激動の時代に、新しい文化がどのように地方へ浸透していったのかを擬似体験しているのかもしれません。

単なる薬屋の主人ではない、情報通でどこかミステリアスな彼の動向から、これからも目が離せそうにありません。

最後に、もし松江を訪れる機会があれば、ぜひあの明治の残り香が漂う建物に立ち寄り、八雲やトキが見たであろう景色に思いを馳せてみてください。

ドラマの続きを楽しみながら、歴史のピースを一つずつ埋めていく作業こそ、ブログを書き、考察を続ける僕にとって最高の贅沢なのです。

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