ドブで捕まえたザリガニを、わざわざ井戸を掘ってまで手に入れた清らかな水で育てるという、大人の本気すぎる実験がネットで大きな話題を呼んでいますね。
一見すると単なる好奇心のようにも思えますが、実は外来種問題や食文化への深い探究心が詰まった、非常に見応えのある内容でした。
僕自身、このニュースを目にした時は、その圧倒的な実行力に思わず背筋が伸びるような思いがしましたし、独身貴族の趣味の極致を見た気がしてワクワクが止まりませんでした。

「ドブで捕獲したザリガニを清らかな天然水で2週間・飼育したら?」とは?
■驚きに満ちた実験の全貌と「ねとらぼ」での反響
この物語の主役は、YouTubeクリエイターの「ちーとん。」さんという方で、2025年1月15日にウェブメディア「ねとらぼ」で紹介されるやいなや、瞬く間に注目を集めました。
「そこそこのドブ」で捕獲したアメリカザリガニを、2週間という時間をかけて徹底的に清浄な水で飼育し、その味の変化を検証するというのが今回のテーマです。
動画の再生数は執筆時点で195万回を超えており、高評価も3万1000件以上に達するなど、多くの人がこの規格外の挑戦に心を動かされています。
静岡県のウナギが富士山の雪解け水で臭みを抜いているという話にヒントを得たとのことで、発想の出発点からして本格的ですよね。
僕も昔、近所の溝でザリガニを釣って遊んだ記憶がありますが、それを食べよう、しかも井戸を掘ってまで美味しくしようという情熱には、ただただ脱帽するしかありません。
「ドブで捕獲したザリガニを清らかな天然水で2週間・飼育したら?」実験の詳細
■井戸掘りから始まる常識破りの飼育プロセス
実験の第一歩は、流れの少ない用水路や溝でのザリガニ捕獲から始まりましたが、ここでもウシガエルやアライグマといった他の外来生物と遭遇するなど、現場のリアルさが伝わってきます。
ちーとん。さんは、捕まえたザリガニをただバケツに入れるのではなく、なんと自宅の庭でAmazonから購入した道具を使い、3日間もかけて井戸を掘り始めました。
粘土層の硬さに苦戦しながらも自力で水を汲み上げることに成功し、さらに電動ポンプをプログラムして4時間ごとに1分間、自動で水を供給するシステムまで作り上げたのです。
この2週間で合計100回もの水交換が行われたというから驚きですし、絶食による衰弱を防ぐために細かく切ったカボチャを餌として与える配慮も忘れていません。
ここまで来ると、もはや個人の趣味の領域を超えた、一種のエンジニアリングに近い凄みすら感じてしまいます。
「ドブで捕獲したザリガニを清らかな天然水で2週間・飼育したら?」結果は?
■期待の味比べとスパイスが織りなす至高の調理法
2週間の「修行」を終えたザリガニと、比較のために前日にドブで捕ってきたばかりの個体を、いよいよ実食する時がやってきました。
寄生虫のリスクを考慮して15分間しっかり茹でた後、まずはそのままの味を確認しましたが、驚いたことに鼻から抜ける生臭さに大きな差はなかったというのです。
あれだけの労力をかけても染み付いた臭いは完全には抜けなかったという事実に、自然の厳しさと「ドブの洗礼」の深さを思い知らされる結果となりました。
しかし、ここからが本当のクライマックスで、ちーとん。さんはアメリカ・ルイジアナ州の郷土料理である「ケイジャン料理」で勝負に出ます。
ニンニクやビールで蒸し焼きにし、五香粉、花椒、クミン、マキシマムといった多種多様なスパイスを贅沢に使い、さらにトウモロコシやレモンを加えて仕上げられました。
スパイスの複雑な香りがザリガニの旨みを引き立て、臭みは全く気にならないどころか、殻をむいた指まで舐めたくなるほどの絶品に化けたそうです。
欠点を隠すのではなく、強烈な個性で包み込んで調和させるというアプローチは、人生の苦難を乗り越えるヒントのようにも聞こえて、僕の胸に深く刺さりました。
「ドブで捕獲したザリガニを清らかな天然水で2週間・飼育したら?」反響
■ネットを騒がせた衝撃と「大人」が楽しむことへの称賛
この動画には、「井戸掘りから始めるとは思わなかった」といった驚きの声が殺到し、多くの視聴者がその知識と実行力に感動しています。
「これぞYouTuberだ」という称賛や、根気強く実験に取り組む姿勢に対する脱帽のコメントが溢れ、Xでも広く拡散されました。
ちーとん。さんは「大人でも楽しいことを追求する」というメッセージを発信しており、その姿勢が今の社会で忘れかけられている何かを呼び覚ましてくれたのかもしれません。
僕らのような30代にとって、仕事以外でこれほど情熱を注げるものがあるというのは、本当に羨ましいですし、最高にカッコいい生き方だと感じます。
一方で、ドブの個体には有害物質が含まれる可能性を指摘する声もあり、単なる娯楽としてだけでなく、多角的な議論が巻き起こった点も興味深いですね。
実際にザリガニを飼うなら知っておきたいコツと法律
もしあなたがこの動画に触発されてザリガニを飼ってみたいと思ったら、まず絶対に無視できないのが2023年6月から始まった法規制の話です。
アメリカザリガニは現在「条件付特定外来生物」に指定されており、一般家庭でペットとして大切に飼う分には許可も申請もいりません。
しかし、飼い始めた個体を再び川や池に放したり、販売したり、不特定多数に配るような行為は法律で厳格に禁止されており、違反すれば重い罰則が待っています。
飼育のコツとしては、ザリガニは縄張り意識が強くて共食いをするため、基本的には単独で飼うのが一番安全です。
水槽には必ず隠れ家となる土管や石を用意し、砂利を敷いてあげると、彼らは触角の根元に砂を入れてバランスを整えることができます。
また、脱走の名人でもあるので、少しの隙間も作らないように重し付きのフタをしっかり閉めておくことが、命を守り、法律を守ることにも繋がります。
餌は専用の人工飼料をメインにしつつ、たまに水草や煮干しをあげると健康に育ち、水温は15度から25度くらいを保つのが理想的ですね。
愛情を持って接すれば5年ほど生きることもありますから、最後の日まで責任を持って見守る覚悟が、僕ら人間には求められています。
まとめ
■挑戦の先に広がる外来種との新しい向き合い方
今回の実験は、一見すると突拍子もないものに見えますが、実は外来種という存在をどう受け入れ、活用していくかという現代的な課題への一つの回答でした。
臭みが抜けきらないという現実を直視し、それを調理の工夫で克服して「美味しい」というプラスの感情に変えるプロセスは、まさに創造的だと言えるでしょう。
僕もこのブログを書きながら、目の前の困難に対して「井戸を掘る」くらいの熱量でぶつかっているだろうかと、自問自答してしまいました。
ザリガニを食べるという行為には賛否両論あるかもしれませんが、命を無駄にせず、楽しみながら理解を深めようとする姿勢には、学ぶべきことがたくさんあります。
もしあなたが道端でザリガニを見かけたら、その小さな命が背負っている背景や、ちーとん。さんのような情熱的な大人の挑戦を、ふと思い出してみてください。
最後に一つ、ザリガニの飼育環境を整えることは、自分の心の安定を整える作業にも似ています。
静かな水槽の中で、自分だけの隠れ家を見つけて落ち着く彼らの姿を眺めていると、騒がしい日常を忘れて、少しだけ優しい気持ちになれるはずですよ。
