最近、見慣れない「Link」という名前のサイトから、利用規約の更新を知らせるメールが届いて驚いた方も多いかもしれません。
実はこれ、世界中で利用されているオンライン決済システムの大手「Stripe(ストライプ)」が提供している、デジタルお財布のようなサービスなんです。
link.com利用規約更新メール
link
こんにちは、
リンクの利用規約とプライバシーポリシを改訂し、 最新の機能とサービスを反映させました。
これらの改訂は、 お客様にデータの透明性と管理を提供するために毎年共有されます。
変更内容
新しい支払い方法パートナー: リンクアカウントに後払い、 仮想通貨ウォレットなどの決済手段を追加すると、 決済サービスプロバイダーとのデータ共有を求められる場合があることを明らかにいたしました。
・エージェント支払いのオプションとしてのLink: Link と AI プラットフォームとの連携について
フォームとの連携について、 お客様が Link を使用して AI エージェント経由で購入する場合の情報を追加しました。
これらの更新は2026年1月16日から適用されます。 ご対応は不要です。
このメールを受信したのはなぜですか?
このメールは、 Stripe が構築したデジタルウォレットである Linkのアカウントをお持ちのお客様にお送りしています。
Linkは、100万社以上のビジネスで、ご希望の決済手段でスピーディーかつ安全にお支払いいただけます。
Link チーム
情報の削除やアカウントの削除はいつでも可能です。
Link by Stripe
Stripe Payments Europe, Limited One Wilton Park,
Wilton Place, Dublin 2 D02 FX04, Ireland
link.comとは?
ネットショッピングをする時に、毎回長いクレジットカード番号を入力するのは本当に面倒ですよね。
Linkは、カード情報や配送先を安全に保存しておくことで、次に買い物をする時にたった数秒で支払いを済ませられるようにしてくれる便利なツールです。
今や100万社以上のビジネスで導入されていて、例えばChatGPTやNotion、Claudeといった人気のAIツールやサブスクリプションサービスの支払いにも使われています。
僕も仕事でこれらのツールをよく使いますが、気づかないうちにこの仕組みにお世話になっていることは多いものです。
インターネットの金融インフラを長年支えてきたStripeが運営しているからこそ、これほどまでに普及しているんですね。
link.comは安全?危険?詐欺サイト?
「登録した覚えがないのに勝手にアカウントが作られた!」という投稿をネットで見かけると、誰だって不安になりますよね。
僕自身も最初はその一人で、これってフィッシング詐欺なんじゃないかと疑ってしまいました。
しかし調べてみると、過去に別のサイトで買い物をした際に、決済画面でLinkの機能を通じてアカウントが作成されていた、というのが真相のようです。
例えば、オンラインでコーヒーを買ったり、海外でタクシーアプリを使ったりした時に、利便性のために自動で登録されるケースが非常に多いんです。
Link自体はStripeによる正当なサービスであり、データは高度な暗号化によってしっかりと守られています。
ただ、ユーザーへの説明が少し足りないせいで、多くの人が「見覚えのない怪しいメール」だと感じてしまうのは、ちょっと残念な点かもしれません。
結論を言えば、link.comというドメイン自体は決して危険なものではありませんが、本物を装った偽物のメールには常に注意を払う必要があります。
link.com利用方法
使い方は至ってシンプルで、Linkに対応しているサイトの支払い画面でメールアドレスを入力するだけです。
すでにアカウントがある場合は、携帯電話にショートメッセージで認証コードが届くので、それを画面に入力するだけで保存したカードが呼び出されます。
もし初めて使うという方なら、支払いの際に電話番号を登録するだけで、次回の買い物から使えるようになりますよ。
さらに公式のダッシュボードにログインすれば、今自分がどのサービスにサブスクリプション登録しているかを一覧で確認することもできます。
「どのカードを登録していたっけ?」と迷った時も、ここで簡単に支払い方法を切り替えたり追加したりできるのが嬉しいポイントです。
もしどうしても心配なら、設定画面からいつでもクレジットカード情報を削除したり、アカウント自体を消去したりすることも可能です。
自分の情報を自分でしっかりと管理できる仕組みが整っているのは、利用者として安心できる材料ですよね。
危険なサイトの見分け方
ネットの海には、便利なサービスのふりをして個人情報を盗もうとする「偽物」が紛れているのも事実です。
まず一番にチェックしてほしいのは、ブラウザのアドレスバーに表示されているURLの綴りです。
本物は「link.com」ですが、偽物は「liink.com」のように文字が重なっていたり、数字の「0」が混ざっていたりすることがあります。
また、サイト内の日本語が翻訳機にかけたような不自然な表現になっていないかも、怪しいサイトを見抜く大きなヒントになります。
運営会社の住所をGoogleマップで検索してみて、実在しない場所だったり、ただの空き地だったりする場合も警戒が必要です。
さらに、Googleの「透明性レポート」やノートンの「セーフウェブ」といった無料のツールを使えば、そのURLが安全かどうかを客観的に判断してくれますよ。
僕も少しでも違和感を覚えたら、すぐにこれらのツールを頼るようにしています。
「自分だけは大丈夫」と過信せず、一歩立ち止まって確認する癖をつけることが、一番の防御策になるはずです。
まとめ
link.comはStripeが運営する信頼できる決済サービスですが、その自動登録という仕組みゆえに驚いてしまう人が多いのも事実です。
もしメールが届いて不安なら、焦ってメール内のリンクを踏むのではなく、まずは公式サイトから直接ログインして状況を確認してみてください。
正体がわかってしまえば、買い物を驚くほど楽にしてくれる頼もしい相棒になってくれるでしょう。
大切なのは、新しい技術やサービスを恐れることではなく、その仕組みを正しく理解して安全に使いこなすことだと思います。
この記事が、皆さんのネットライフに少しでも安心を届けられたなら、ブロガーとしてこれほど嬉しいことはありません。
これからも気になる話題があれば、僕が徹底的に深掘りして皆さんにお伝えしていきますね。
便利な道具を賢く使って、より快適で自由な毎日を一緒に楽しみましょう。
