受験生の皆さん、2025年のコンクリート技士試験、本当にお疲れ様でした！
今日の試験を終えて、すぐに解答速報や合格ボーダーの情報を探しに来たあなたの気持ち、痛いほど分かりますよ。
建設業界の未来を担う資格を目指して、ギリギリまで粘って勉強してきたんですから、その努力が報われるかドキドキしますよね。
特に今年は「やや難化」という声が多く、自己採点の結果に一喜一憂している人も多いのではないでしょうか。
私の受験指導の経験と、最新の動向分析、そして受験生からの生の声を交えて、コンクリート技士試験の全貌と、あなたが今一番知りたい2025年の予想ボーダーについて、徹底的に解説していきますね。
合格発表の1月16日まで、不安な日々を少しでも前向きに過ごすための力になれたら嬉しいです。
コンクリート技士とは？
コンクリート技士は、公益社団法人日本コンクリート工学会が認定する、専門性の高い民間資格です。
簡単に言えば、「コンクリートの製造、施工、配合設計、試験、検査、管理など、日常の技術的な業務を適切に実行できる能力」を証明するものです。
私たちが普段目にするビルやマンション、道路や橋といった社会のインフラは、コンクリートなしには成り立ちませんから、この資格を持つ技術者は非常に重要な役割を担っているんですよ。
コンクリート技士の資格は、生コンクリート工場での配合設計や品質管理、建設現場での打設（コンクリートを流し込む作業）や施工後の品質確認など、コンクリートに関わるあらゆるフェーズでその知識と技術を活かせます。
この資格を持っていると、会社によっては資格手当が支給されたり、年収アップにつながったりと、あなたのキャリアを確実に後押ししてくれるメリットがあります。
将来的には、より高度な研究や指導ができる上位資格であるコンクリート主任技士や、構造物の劣化診断や維持管理を担うコンクリート診断士へのステップアップもしやすくなります。
この資格は誰でも受験できるわけではなく、実務経験が3年以上必要など、一定の要件が設定されている点も、その専門性の高さを物語っていますね。
コンクリート技士試験解答速報2025
2025年のコンクリート技士試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#コンクリート技士試験解答速報」
5ch
「資格の大原」や「LEC東京リーガルマインド」などではコンクリート技士試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#コンクリート技士試験」や「#コンクリート技士解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
コンクリート技士試験の試験内容
今年のコンクリート技士試験（2025年/令和7年度）は11月30日（日）に全国主要都市で実施されました。
試験は大きく分けて2部構成になっているのが特徴です。
まず、四肢択一式が50問あり、これに120分が与えられました。
そして、今回の受験生が特に苦労したのが記述式試験の存在でしょう。
記述式は5問中3問を選択し、こちらも120分で解答するという形式でした。
出題範囲は非常に広範で、コンクリートの「材料」「性質」「劣化」「配合設計」「製造・品質管理」「施工」といった基礎分野から、特殊コンクリートや関係法令（JIS A 5308、JASS5など）まで網羅しています。
特に2025年特有の傾向として顕著だったのが、環境配慮型コンクリート（低炭素材料の活用）や、デジタル技術（BIMを活用した品質管理、IoTを活用した施工管理）といった最新トレンドに関する問題の増加です。
択一式では、環境・劣化関連が15問、配合設計・品質管理が12問など、応用的な知識が問われる問題が全体の60%を占めていました。
また記述式では、「ひび割れ抑制のための配合設計例」や「生コン受入れ時の品質検査手順と環境配慮の工夫」といった、実務経験に基づいた論理的な解答を約800字で記述する必要があり、ここが「やや難」評価の大きな要因になったようです。
私見ですが、暗記だけでは通用せず、現場での実践力や応用力を試す方向に試験がシフトしているのを強く感じました。
コンクリート技士試験の合格基準は？
コンクリート技士試験の公式な合格基準や合格ラインは、日本コンクリート工学会から公表されていません。
受験者が合格できるかどうかは、絶対評価ではなく、相対評価によって決まります。
これは、受験者全体の約30%前後を合格させるという基準で、ボーダーラインが年によって変動することを意味します。
過去のデータや受験指導の経験から推測すると、正答率で概ね65%から70%程度が一つの目安とされてきました。
仮に四肢択一式が50問換算の場合、32?35問正解（64%?70%）が合格圏内のボリュームゾーンです。
しかし、相対評価の試験の厄介なところは、受験生全体のレベルが高ければ、ボーダーも上がってしまうという点です。
特に2025年は記述式が導入されたことで、択一式で多少点が足りなくても、記述式で論理的かつ具体的な質の高い解答ができていれば、挽回・加点される可能性があります。
つまり、択一式で「ギリギリかな…」と感じていても、記述でB判定以上の評価を得られれば、合格率はグッと高まる構造になっているんです。
コンクリート技士試験の合格率・難易度は？
■合格率と例年の難易度
例年のコンクリート技士試験の合格率は、おおよそ30%前後で安定しています。
例えば、2019年度は29.5%、2022年度は31.9%でした。
この合格率を見ると、「3人に1人しか受からないなんて、難しいのでは？」と感じるかもしれません。
確かに、受験要件として実務経験（3年以上）が求められるプロの試験ですから、難易度が低いわけではありません。
しかし、合格率が低く見える背景には、会社からの指示で仕方なく受験している人や、勉強せずにぶっつけ本番で臨む人が一定数含まれているという事情があると言われています。
逆に言えば、受験直前の2?3ヶ月間、集中してしっかりと対策を練った人にとっては、十分に合格可能な試験だというのが、私の指導経験から言えることです。
必要とされる学習時間は、トータルで100～140時間が目安とされています。
難易度を他の資格と比較すると、土木・建築系の資格全体で見れば、コンクリート技士は比較的難易度が低いと評価されることもあります。
ただし、これはあくまで「しっかり学習すれば」という前提付きです。
試験の出題範囲は非常に幅広く、現場で担当していない分野の知識も問われるため、過去問をベースにしながらも、知識を網羅的にインプットする努力は欠かせません。
コンクリート技士試験2025年の難易度と合格ボーダーの予想
今年の試験を受けて「難しかった」と感じた方は多いと思いますが、それはあなたの感覚が間違っていません。
2025年のコンクリート技士試験の全体難易度は、過去平均（偏差値53程度）と比較して「やや難」（偏差値換算で54程度）と評価されています。
受験生の感想を集計した結果でも、約70%が「やや難以上」と感じていたことが分かっています。
難化の主な要因は、単なる暗記を問う基礎問題の割合が減り、JIS改正点や環境問題、最新のデジタル技術（グリーンコンクリートなど）といった新傾向の応用問題が大幅に増加したことにあります。
特に「過去問を完璧にしたのに、20%は新傾向だった」という声や、「計算問題が3問増え、精度が求められた」という悲鳴が上がっていましたね。
劣化・環境分野では、メカニズムを深掘りする問題や、図解が必須となる記述問題が出題され、時間配分のタイトさが共通の不満点として挙がっています。
合格ボーダーの予想
公式発表は2026年1月16日予定ですが、現時点での分析に基づくと、今年の合格率はおそらく過去平均を維持し、30.4%前後になると予想されます。
この合格率を維持するために、今年の合格ボーダーラインは例年よりもやや高めに推移する可能性が高いです。
過去のボーダー（65%?70%相当）と今年の難易度、平均正答率（自己採点平均62%）を踏まえると、四肢択一式のボーダーは、68%～72%、つまり50問中34問以上の正答****が目安になるでしょう。
もし、択一式で30問から33問あたりに留まってしまったとしても、まだ諦める必要はありません。
なぜなら、記述式試験の出来栄えが合否を左右するからです。
択一式で32問以上正解していれば、記述式で平均以上の評価（B判定）を得ることで、合格率は70%まで高まるという試算もあるほどです。
今年の試験は、まさに知識の応用力と実務経験が問われる、手応えのある戦いだったと思います。
自己採点がもし目標点に届かなくても、記述でどれだけ論理的に、かつ具体的に書けたかによって結果は大きく変わりますから、今は落ち着いて朗報を待つのが最善策です。
まとめ
コンクリート技士試験は、コンクリートに関する幅広い知識と実務能力を証明する、建設業界で非常に価値のある資格です。
今年の試験は、新基準や環境問題の出題増加により「やや難」と評価されましたが、これは時代の変化に合わせて、より実践的な技術者を求める傾向の現れだと感じています。
合格率は例年30%前後で推移し、今年の合格ボーダーは択一式で34問以上（68%?72%）が予想されますが、最終的な結果は相対評価と記述式の採点によって決まります。
試験直後は不安でいっぱいでしょうが、あなたがこの難関に挑戦し、真剣にコンクリート技術に向き合ったという事実は、何物にも代えがたい経験値になっています。
結果を待つ間は、一旦ゆっくり休んでください。
もし今回の挑戦が残念な結果に終わったとしても、来年以降の再チャレンジに向けて、今回の新傾向や時間管理の反省点を書き出しておくことが、必ず合格への鍵となります。
あなたの未来のキャリアは、今回の経験によって、さらに強固なコンクリートのように固められたと信じています。
吉報を心よりお祈りしています！
