いや～、相島一之さんって、本当に渋くてカッコいいですよね！
彼の出演作を観るたびに、その役柄への深い同化ぶり、特に悪役やクセの強い役柄を演じる時の迫力には、いつも鳥肌が立ってしまいます。
今、大河ドラマ『べらぼう』への出演が決定して、さらに注目度が高まっていますが、実はそのキャリアやプライベートには、私たちが見習うべき「人生を突き詰める熱い情熱」と、「家族との感動的な絆」が詰まっているんですよ。
今回は、ネットで相島さんの情報を探している皆さんのために、彼の魅力的な人生を深く掘り下げていきますね！
相島一之wikiプロフィール｜年齢・身長は？
■名脇役の基本情報
相島一之さんについて語る上で、まずは基本的なプロフィールからチェックしていきましょう。
相島一之（あいじま かずゆき）さんの生年月日は1961年11月30日生まれで、2024年現在で63歳を迎え、ますます円熟味を増している大ベテラン俳優です。
出身地は埼玉県熊谷市で、「あついぞ！熊谷」で有名なあの街の出身なんです。
身長は176 cmと高めで、A型というプロフィールも、どこか知的な雰囲気を醸し出していますよね。
特技には剣道二段とあり、高校時代から打ち込んでいた彼の芯の強さを示しています。
所属事務所は、多くの実力派俳優が名を連ねるシス・カンパニーです。
長年、映画、ドラマ、舞台で活躍されてきましたが、最近では役者業だけでなく、ブルースハープの名手としてブルースロックバンド「相島一之＆THE BLUES JUMPERS」でライブ活動も展開しており、その多才ぶりには驚かされます。
相島一之｜経歴
■弁護士志望から俳優への劇的な転身
相島さんの経歴を追うと、そのスタートが非常にユニークであることに気がつきます。
高校時代に「人間はなぜ生きるのか」といった哲学的思索に深く沈み込み、一時「危ない」状態に陥っていたそうですが、そこから一念発起し、将来は弁護士になってミステリー小説を書こうと目標を定めたんです。
その夢を叶えるために、彼は2年間の浪人生活を経て、立教大学の法学部に入学しました。
しかし、入学後に司法試験のためのダブルスクールに通うも、たった一ヶ月で「合わないな」と感じて辞めてしまうという、大胆な決断をしています。
その直後、大学1年の時に演劇サークルに誘われたことが、彼の人生の大きな転機となります。
元々は音楽や映画に興味があっても演劇には無関心だったそうですが、初めて観たアングラ演劇が「面白かった」と感じ、誘われるがままに演劇の世界へ。
演劇に没頭した彼は、卒業後も就職せずに役者を続けることを決め、25歳の時にプロの役者を目指すことになります。
そして1987年、立教大学法学部6年生の時に、三谷幸喜さんが主宰する伝説の劇団「東京サンシャインボーイズ」に入団。
ここで三谷作品のほぼ全作品に出演し、演技力を磨き、34歳頃になってようやく「芝居だけでご飯が食べられるプロの役者」として認められたという、長い下積み時代を過ごされています。
この「好きなことをやったって死にはしない」「貧しくたって死にはしない」という当時の仲間との合言葉が、彼の役者魂を支えてきたんですね。
相島一之｜結婚した妻（嫁）・子供は？
■妻と子供の感動秘話：がんを乗り越えた愛の力
相島さんの私生活、特に結婚と家族のエピソードは、彼の人生を語る上で絶対に欠かせない感動的な物語があります。
相島さんが45歳の時、2007年に結婚されました。お相手は10歳年下の一般女性です。
お二人の出会いは、相島さんが所属していた「東京サンシャインボーイズ」時代にさかのぼりますが、当時は相島さんが俳優、奥さまが制作スタッフという立場で、ほとんど接点がなかったそうです。
劇団解散後、同窓会で再会した際、奥さまが以前より「綺麗になっていた」ことに惹かれ、相島さんから声をかけて交際がスタートした、という馴れ初めは、まさにドラマみたいですよね。
奥さまは女優の真矢ミキさん似の美人という噂もあり、小柄でしっかり者、優柔不断な相島さんに厳しいアドバイスを送る心強い存在だそうです。現在も脚本家・福島三郎さんのマネージメントを務める敏腕スタッフとして活躍されています。
そして結婚の翌年、相島さんはGIST（消化管間質腫瘍）という10万人に1～2人という希少がんを患い、闘病生活に入ります。
野球ボールほどの大きさの腫瘍が見つかり、最悪の場合、骨盤内全摘出の可能性もあったという大変な状況でした。
この極限状態の時、奥さまは入院中の相島さんの前で一切不安な顔を見せず、常に笑顔で接し続けたといいます。相島さんはこの献身的な愛に「かみさんさえいればいい」と心から思い、奥さまの存在が「生きたがっている」という相島さんの免疫機能さえ強くしたとも言えるでしょう。
その後、特効薬が効いて腫瘍が小さくなり、無事に手術で克服。
大病を乗り越えた後の2011年に長男を、2014年に長女を授かりました。長男誕生時、相島さんは49歳、奥さまは40歳で高齢出産でしたが、無事に誕生した時の喜びはひとしおだったことでしょう。
闘病を経て授かったお子さんたちへの愛情は格別で、相島さんは子供を抱っこすることの重みや、息子さんをお風呂に入れる時が一番幸せだと語るなど、温かい家庭を築いていらっしゃいます。
ちなみに、相島さんがXで語った夫婦円満の秘訣は、「旅/散歩をすること」「スキンシップをすること」「共通の趣味を持つこと」「尊敬し合うこと」の4つだそうです。長く連れ添う上で、これって本当に大事なことだなと、独身の僕も深く納得してしまいました。
相島一之｜実家が喫茶店？
■実家は喫茶店だった？地元・熊谷との深い繋がり
相島一之さんの実家がどんな商売をしていたのか、気になっている人も多いですよね。
彼のルーツは、出身地である埼玉県熊谷市内で喫茶店を営んでいました。
残念ながら、現在その喫茶店はすでに閉店し、貸店舗となっているそうです。
喫茶店を営む家庭で育った相島さんは、幼い頃から人とのコミュニケーションや温かい雰囲気に触れ、それが俳優としての表現力や、誰からも愛される人柄を育んだのかもしれません。
また、相島さんは故郷である熊谷市への思い入れが強く、市の親善大使を務めています。
2024年4月には、故郷の熊谷市で、ご自身が主催する音楽とトークのライブイベント「クマガヤ アツONフェス」を開催するなど、地元への貢献活動も熱心に行っています。
相島一之｜母親・父親は？
■家族の絆：両親と兄弟、そして今の家族構成
相島さんの現在の家族構成は、10歳年下の奥さまと、長男・長女の4人家族です。
ご両親については、相島さんのブログによると、「何年も前に遠い世界へ旅立たれてしまわれました」とあり、すでに他界されていることが分かっています。
病気を克服し、高齢になってからお子さんを授かった相島さんは、ご両親に孫の顔を見せてあげることができなかったかもしれない、と胸中を明かされています。この言葉から、ご両親への深い愛情と感謝を感じますね。
お父さまについては、実家の喫茶店経営の傍ら、競輪の予想屋をしていたという情報もあり、非常にユニークなルーツをお持ちのようです。
また、相島さんの兄弟や姉妹がいるかどうかについては、公に情報がありませんでした。一人っ子なのか、それとも兄弟がいらっしゃるのかは不明ですが、ご自身の家族のプライベートを大切にされていることが伺えます。
相島一之｜学歴(出身高校・大学)は？
■学歴：熊谷高校から立教大での「ドロップアウト」経験
相島さんの学歴は、彼の「哲学的な青年時代」と「演劇との出会い」を色濃く反映しています。
出身高校は、地元の進学校である埼玉県立熊谷高等学校です。高校時代は、先述の通り剣道部に所属し、剣道に明け暮れていました。
高校卒業後、2年間の浪人期間を経て、立教大学法学部に進学しました。弁護士志望だった彼が、法律を学ぶために選んだ場所です。
しかし、演劇の世界に足を踏み入れたことで人生の進路が変わり、大学時代は「とんがっていた」そうで、一時は大学に行かなくなり、地元の熊谷で友人と酒を飲む日々を過ごした時期もあったそうです。
最終的には卒業をされていますが、この学生時代の「ドロップアウト」とも言える経験が、役者として多様な人間の感情を理解する深さに繋がっているのかもしれませんね。
地元・熊谷の小中学校時代
相島さんの原点は、全て地元・熊谷市にあります。
出身小学校は熊谷市立熊谷東小学校、出身中学校は熊谷市立富士見中学校です。
特に小学校時代については、同窓のジャーナリストの方が、相島さんが通っていた東小学校は当時1学年7クラスもあったマンモス校だったと語っており、小中学校が同じ地域で、その後同じ熊谷高校の剣道部で先輩・後輩となったという、地元での濃いつながりがあったことが分かります。
地元で営んでいた実家の喫茶店の雰囲気や、剣道に打ち込んだ高校生活、そして演劇に出会う前の思索的な日々など、熊谷という土地で培われた経験が、今の相島一之という俳優の基礎を形作っているんですね。
まとめ
■相島一之の生きる情熱
相島一之さんの人生を振り返ると、弁護士を目指した青年が演劇に目覚め、希少がんという大きな試練を乗り越え、愛する家族に支えられながら、今もなお俳優、そしてミュージシャンとして精力的に活動を続けている姿は、本当に感動的です。
特に、結婚の翌年に発覚した大病を、奥さまの笑顔と献身的な支え、そして後に授かったお子さんたちの存在によって乗り越えたというエピソードは、「愛の力こそが生きる原動力になる」ということを教えてくれます。
2025年には大河ドラマ『べらぼう』への出演や、30年の充電期間を経て復活する劇団「東京サンシャインボーイズ」の公演も控えており、相島さんの情熱は尽きることがありません。
私たちが相島さんの演技に惹かれるのは、彼自身が経験してきた人生の深みや、生きることへの強いこだわりが、演じる役柄に魂を吹き込んでいるからなのでしょう。
これからも、名脇役として、そして一人の人間として、相島一之さんのご活躍を心から応援していきたいですね！
