朝ドラ「ばけばけ」第44話の深掘り!恋占いの池にまさかの“スキップ師匠”登場!?
さあ、皆さま、第9週「スキップ、ト、ウグイス。」の展開、本当にジェットコースターでしたよね!
前回43話では、トキちゃん(髙石あかり)が絶体絶命の板挟み状態に陥りました。
ばけばけ(朝ドラ)44話までの振り返り
■43話の振り返り:板挟みのトキと呪いの人形
ヘブン先生(トミー・バストウ)に恋するリヨさん(北香那)からは協力を求められ、その父である知事の命を受けた錦織さん(吉沢亮)からは「恋を邪魔せよ」という密命を受けていたのです。
リヨさんが全く嫌いになれない私たち視聴者も、トキちゃんの葛藤には心苦しくなってしまいました。
そんな苦悩の中、トキちゃんが選んだ道は、八重垣神社でブードゥー人形(のようなもの)を使った「恋占い」という名の「妨害の呪い?」を試みることでした。
このコミカルさとシリアスの絶妙なバランスこそ、『ばけばけ』の魅力ですよね。
そして、この回から、スキップ師匠こと勘右衛門(小日向文世)の老いらくの恋が本格的に描かれ始め、物語にほっこりとしたユーモアが加わりました。
ばけばけ(朝ドラ)44話ネタバレあらすじ
■44話の恋模様:沈む舟と悪魔のささやき
そして迎えた44話、物語はさらに加速しましたね。
トキちゃんはリヨさんに連れられ、再び八重垣神社の「恋占いの池」(鏡の池)へ向かいます。
リヨはヘブン先生との恋がうまくいくように願いを込め、舟を池に浮かべます。
しかし、錦織さんからの「邪魔しろ」というミッションを背負ったトキちゃんは、心の中で「沈め…沈んじょくれ…」と願いつつ、表向きは「沈むな?、遠くへ行け?」と応援するという、珠玉のコントを繰り広げました。
髙石あかりちゃんの、あのテンパった表情と純粋さが入り混じった演技は本当に可愛らしかったですね。
結果、リヨさんの舟は遠くで、見事に沈み、リヨさんの恋占いは「うまくいく」という結果に!リヨさんは大喜びです。
ところが、ここで驚きのサプライズが!
聞き覚えのある声と共に、松野勘右衛門おじじ様(小日向文世)がまさかの恋占い参戦です。
おじじ様の舟は近くで沈み、そのお相手が、剣術の弟子である上野兄弟の祖母、上野タツさん(朝加真由美)であることが判明しました。
勘右衛門はトキちゃんに「おばばと死に別れて以来、何十年ぶりじゃ」と偽りのない気持ちを打ち明け、「司之介(父)にだけは言うな」と念を押す姿が、もう乙女そのものでキュンとしました。
そして物語は、いよいよリヨさんとヘブン先生のランデブー(デート)の日を迎えます。
リヨさんは次の日曜日、ヘブン先生を西洋建築の島根県庁に案内することを約束し、トキちゃんにお弁当に入れる好物を尋ねました。
すると、ヘブン先生の横にいた錦織さんが、大嫌いな「糸こんにゃく」と即答!。
ヘブン先生が過去に「ムシ!」「ジゴク!」とまで言って嫌悪感を示した、あの糸こんにゃくです。
錦織さんの「悪魔のささやき」に、リヨさんは嬉しそうに「糸こんにゃくを持っていく」と笑顔を見せました。
トキちゃんは、その危険を伝えるために、「ベントウアケルナ(弁当開けるな)」とドクロの絵を描いた紙を懐にしまい、「糸こんにゃく作戦」を阻止しようと決意します。
まさに笑いと切なさが交錯する、怒涛の44話でした。
ばけばけ(朝ドラ)44話ネタバレ感想
■視聴者の声:おじじ様と“黒錦織”に爆笑
この44話は、SNSでも大盛り上がりでした!
特に反響が大きかったのが、小日向文世さん演じる勘右衛門の恋占いシーンです。
「まさかのおじじ様w」「恋するおじじ様、めっちゃかわいいw」「乙女のよう」といったコメントが続出し、「今日のばけばけ 最初から最後まで面白すぎる」と、回全体のコメディセンスが高く評価されました。
制作統括の橋爪さんも、台本を読んで爆笑したそうで、小日向さんが真面目に演じているからこそ、より笑えるのだと語られています。
一方、吉沢亮さん演じる錦織友一の策略も、大きな話題を呼びました。
ヘブン先生が苦手な食べ物を「糸こんにゃく」と答えるシーンは、「悪魔のささやき」「よりによって大嫌いな糸こんにゃくを勧めるとは。鬼だな錦織さんw」と、その冷徹さが「黒錦織」として視聴者の笑いを誘いました。
糸こんにゃくがトレンド入りするほどで、「いろんなところに伏線が張られてるなぁ」と、過去の食事シーンがここに繋がったことに感心する声も多かったです。
そして、板挟みに苦しみながらも、なんとか糸こんにゃくの悲劇を回避しようと、おどろおどろしい絵(ベントウアケルナとドクロ)を描くトキちゃんの必死さにも、多くの視聴者が心を奪われました。
ばけばけ(朝ドラ)44話からどうなる?
■次回45話予想:陰からの監視とランデブーの行方
リヨさんの恋占いの結果は上々。いよいよ、ヘブン先生とのランデブー(デート)が実行されます。
次回45話は、このランデブーの行方が最大の注目ポイントになりますね!
トキちゃんの願いも空しく、リヨさんは占いの結果に大満足し、ヘブン先生とのデートの約束を取り付けました。
もうこれを止められるのは、知事からの命を受けた錦織さんただ一人です。
錦織さんは、ヘブンとリヨのランデブーを「陰から見張る」という、なんとも不穏な行動に出ます。
私の個人的な予想としては、この「陰からの監視」が、錦織さんの気持ちの変化、あるいはトキちゃんへの想いに繋がるのではないかとドキドキしています。
一方、トキちゃんは花田旅館でツルさん(池谷のぶえ)や新聞記者の梶谷(岩崎う大)とランデブーの行く末を話し合うことになります。
梶谷さんが持っている「情報」、これがまた不確定要素で気になりますね。
その情報の内容次第で、トキちゃんは「リヨさんのランデブーが成功するのでは」と次第に不安を募らせるようです。
そして、避けては通れないのが「糸こんにゃく作戦」の顛末です。
リヨさんは錦織さんの情報を信じて、ヘブン先生が大嫌いな糸こんにゃくをお弁当に入れてしまうのでしょうか?
もしお弁当を開けてヘブン先生が「ムシ!」と激怒し、ランデブーが台無しになったら、それは錦織さんの完璧な勝利、でもトキちゃんとしてはリヨさんの恋を邪魔したという事実に直面することになります。
糸こんにゃくをめぐる騒動が、ヘブン先生とトキちゃんの関係にも、微妙な影響を与えそうな予感がしてなりませんね。
まとめ
■恋の四角関係と明治の日常の愛おしさ
第44話は、ヒロイン・トキちゃんの周りで、ヘブン、リヨ、錦織の三角関係ならぬ、勘右衛門、タツの老いらくの恋まで加わり、松江の街全体が恋の熱病にかかったような賑やかさでした。
特に、錦織さんの「糸こんにゃく」発言や、勘右衛門の可愛らしい恋占いは、シリアスな背景を持つ『ばけばけ』に、ふじきみつ彦さんらしいコミカルな光を当ててくれました。
明治という急速に時代が変化する中で、士族の娘トキ(セツ)が背負う葛藤と、外国人の夫ヘブン(八雲)との異文化の壁。
それだけでなく、恋をするのに年齢は関係ないと教えてくれるおじじ様の純粋な心が、この物語の「日常の愛おしさ」をより深くしていると感じています。
次回、錦織さんの陰謀(糸こんにゃく!)とリヨさんの積極的なランデブーによって、トキちゃんとヘブン先生の関係がどう揺さぶられるのか、金曜日の放送が待ち遠しいですね。
トキちゃんが、この複雑な恋の迷路をどう乗り越え、自分自身の幸せを掴んでいくのか、一緒に見守っていきましょう!
